【ADHDの良いところ】 ネガティブにとらえられがちなADHDの長所とは?
発達障害のある子は、否定される経験をたくさんしていることが多く、総じて自己肯定感が低くなりがちで、また0か100かの思考特性から、慣れないことに「挑戦してみよう」となかなか思えないケースがあると聞きました。
息子が1年生の時に巡回臨床心理士とお話をした際にも、
注意をされることが多いことで学校が嫌になってしまい不登校になる子供も多いので
本人への配慮が必要だと話をされました。
我が家の場合、0歳児~6歳(年長)まで保育園に通い、6歳の6月~(4月5月は休校)小学校に入学しています。
ほぼ家庭保育期間はなく、社会に飛び込んでいます。。
保育園を通園した際は、悪いことは注意されることはありましたが保育園の先生から保護者に指導が入ることが少なく息子本人は楽しんで元気に伸び伸びと成長していました。
ただ、年長になると保護者の目が厳しくなり「元気すぎ。言うことを聞かなくてやばくない?」と言われた経験はあります、、、
私は捻くれているのか、、マウントとってくるお母さんだな。と冷ややかに見ていて、表向きで「すみません」と言っていました。。
ところが、小学校に入学すると社会の息子への評価が一転してしまい
息子はADHDと診断されたのでした!
と、言う流れなので、全頭に書いたような
「否定される経験をたくさんしていることが多く、総じて自己肯定感が低い」
「0か100かの思考特性から、慣れないことに「挑戦してみよう」となかなか思えない」
ということを、息子からは感じたことが一度もなく驚いたのを覚えています。
実際に入学当初の息子は「学校最高!楽しい!」と目を輝かせていました。
そして担任にどんなに注意されても「今日も楽しかった!」と言うのです。笑
えーーーー。聞いてる話の感じと違うじゃん。(私の心の声)
息子の場合、
自己肯定感が低くない。
好奇心が高く挑戦ばかりする。
真逆なのです…
そもそも、発達障害(ADHD)の特性で良いところはたくさんあると思うのです。
発達障害(ADHD)の特性で良いところとは
人懐っこい
ADHDの人は他人との距離が近く、誰とでも仲良くなったり、人懐っこい面があったりします。ふいに人の懐に飛び込んだりできるので、天真爛漫な印象を受ける方も多いのではないでしょうか。
大人ともすぐに仲良くなるので、学校で息子を知らない先生はいません。校長先生にだってフレンドリー!笑
ただ、実際に空気が読めないところが災いして煙たがられたり叱られてしまったりするのです。アフターフォローも不得意なので中途半端になってしまうこともあるかもしれません。
集中力がある
ADHDの人は不注意の特性がありますが、集中力がないわけではありません。自分の興味のあることには凄まじい集中力をみせます。好きなことはずっとやっていられて、声をかけても気付かないくらいです。
息子の場合は、虫取りをはじめたら獲物を何としてでも捕るために凄まじい集中力を見せてくれます。また、ブロック遊びも大好きなので手持ちのブロックが無くなるまで作り続けたりするのです。
そのため、いわゆる過集中に陥ってしまい、過度に披露してしまったりします。
周りのフォローとサポートがあれば、大きな仕事をやり遂げることも不可能ではないはず!
切り替えが早い
ADHDの人は忘れっぽいという特徴があります。それゆえに何か失敗しても、すぐに心を切り換えられるというある種の逞しさがあります。
学校でどんなに怒られてきてもケロッとしている息子の姿をみたら先生たちはガッカリしちゃうのかな。もう少し覚えておいてほしいくらい、と親の私も思いますが。笑
好奇心が旺盛
とりあえずなんでも興味を示し、楽しいことが大好きです。楽しそうなことが始まるとすぐに反応し、お調子こみとも思えるハイテンションの盛り上がり。スイッチが入るとテンションMAXで皆を楽しませるムードメーカーです。
なぜか友達が多い
なぜかいつも気づくと友達に囲まれています。
年齢関係なくお友達ができるので、困ったことがあっても助けてもらっていることが多いです。
謝ることもすぐ出来るので揉め事があったお友達とも次の日には仲良くなっていたりします。
目立つことを平気でできる
サービス精神旺盛で、人前でも恥ずかしがらないことが多いので、必然と目立ってしまいます。迷惑を顧みず行きすぎた行動もあります。
そして、喧嘩もするし、友達や先生から注意されることもあるのに、なぜかモテたり同性から憧れていたりする事もあります。
ふとしたときにとても優しい
いつもというわけではないけれど、心が安定しているときや、気が向いたときに飛び抜けた優しをみせてくれます。
一緒に泣いてくれたり、全力で守ってくれようとしたりするのです。
本当はとても繊細で、優しい心の持ち主でもあるんです。
ADHDの子どもへの手立てはすべての子どもに有効
ADHDの子供をもつ保護者の方は、育て方や学校でのトラブルの多さに悩んでしまったり、周りからもときには心無い言葉をかけられたりと、傷ついた思いをしている方は多いのではないでしょうか。
私も沢山ありますが、親ばかになるくらい良いところも沢山知っているから、他者の意見に振り回されることはほぼありません。
悪いところは良いところの裏返しでもあります。
発達障害(ADHD)の特性を非難したり、ネガティブな捉え方をしないで欲しいのです。(とっても難しいことでですが)
息子の周りの子供たちは、我慢ができて大人が扱いやすい子供も多いのですが、
ちょっと語弊があるかもですが、本来の子どもはみんなADHDみたいなものではないのでしょうか。
なので、実はADHDの子どもに対する手立ては、すべての子どもに有効だと思っています。
全ての子どもが、自分の良さを受け止めて、大人の顔色を窺わず「私、これでOK」って思ってのびのび生きていけるようになったらいいなと思っています。
教育者側の苦労も分かりますが、「不登校」になってしまったり「学校に居づらくなる」理由を理解し、大人が子供たちを上手にフォローし、良い方向に向かわせられるようになると嬉しいです。