かわいい息子はADHD。ずば抜けた問題児家族のすすめ

長男7歳。長女2歳。5歳差の息子と娘のママです。片田舎でWebデザイナーとして仕事をしながら育児奮闘中!7歳の息子は小学1年生になりADHD(注意欠如・多動症)と判明し、発達障害について無知だった私が試行錯誤しながら過ごす日々を記録していこうと思います。障害があってもなくても家族で楽しく暮らす事を第一に行った取り組みもご紹介します。

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子供の正義感の強さを、正しく生かすには

息子は自分の損得を顧みない正義感を発揮したり
正義感が強くて、曲がったことが大キライという傾向が多いです。

 


虐めは絶対に許さない

学校での出来事になりますが、
クラスメイトが特定の子を仲間はずれにしていたり、
隠れてツネる、髪の毛を引っ張るなどしている子を見ると
黙っていられないらしく、止めに入り注意するらしいのです。

その話を聞いたときは正直驚きました。

何故かって…?

家庭での息子は、5歳差の妹をからかったり意地悪をする事が多いため
「虐めは絶対に許さない」なんて言葉が出るなんて驚きしかありません。笑

理想主義が強い傾向をもちあわせるため、
独自のルールを守ることに強いこだわりがあり
息子の中ではきっと「妹だから妹にしていることは意地悪や虐めではなく一緒に遊んであげている」
と解釈しているのだと思いました。

そのこだわりについて、本人は「ごくごく当たり前で正しいこと」だと思っています。

「虐めは絶対に駄目」という正義感は間違っていないので
その理想を正しく活かせるよう成長していって欲しい為
きっとADHDだと思われる夫の傾向と経験を参考にして
息子の正義感に向き合いたいと考えています。

 

ADHDだと思われる夫を参考にする

理想主義が強く理想を実現させる為に常に何か考え思考しているため、
社会人になってからは多くの資格を取得し仕事に活かしています。

また、学生時代にバイトをしている時も正義感からなのか面倒見が良く
年齢も男女関係なく相談事にのる人で
どんな集まりにでも顔を出していました。
現在も職場で役職者の相談役になっているようです。

とにかく真面目で曲がったことが大嫌いな為
人にも自分にも厳しいのです。

そんな夫ですが、学生時代は失敗の連続で、
喧嘩の仲裁に入り前歯を折られたり(現在も義歯)
頭にきたら殴りかかり、後で更に強い者から殴られたりと…
多くの痛い失敗をした事や友人に恵まれたことで
正義感を正しく活かせる大人になったそうです。

息子は夫と似ているとはいえ
別人格の唯一無二の存在なので
あくまでも夫の経験は参考程度にし
失敗を繰り返して覚えていくしかない事もあるのかもしれません。

 

遠回りな人生も悪くない

多くの人は、結果が出しやすい人生の近道を探すかと思います。
しかし、そううまくいかないのが人生です。

人生がうまくいかないタイミングこそ、価値観を変えられるチャンスでもあり、
色んなことで遠回りを強いられている時こそ、今まで信じてきた価値観が通じないことを意味するため、
新たな選択肢が増えることに繋がるのです。

そして、多くの失敗した経験や事例を覚えておけば、次に活かすことができます。
なるべく失敗しないような選択肢ばかりの人生より失敗を恐れずに、
転んだら立ち上がれる強いメンタルを持つことが、人生を向上させる源だと思います。

 

人の振り見て我が振り直せ

ただ、息子のような「正しい正義感」と「間違った正義感」の修正は
一回で理解出来るような単純なものではないので
日頃から「自分には非はないのか」を考える習慣が必要ではないでしょうか。

親自身も次のことを習慣化させ
子供に教えることが大切だと思っています。

 

①自分の考えを常に疑う

→100%正解はないから、悪い部分は即改善改善点を探し続ければ、自ずと態度は変わる

 

②素直に話を聞く

→嫌いな人、理不尽な人の話の中にも、改善のヒントはある。
他社の意見も素直に耳を傾ける努力は必要

 

③無駄なプライドは捨てる

→人を見下すようなプライドは捨て謙虚でいることで救われることがある

 

まずは、遠回りだとしても、自分が改善することから始めてみたいと思います。