【ADHDの感覚過敏】感覚が過敏だからおきる不調を理解する
発達障害の子供は感覚過敏な方が多く、気温の変化に弱く体調を崩しやすくなります。
そのために暑さや寒さの感じ方が健常者と違い、実際の気温よりも暑く・寒く感じたり、逆に気温を感じ難いという場合があるそうです。
自律神経の発達が未熟である事も多く考えられていて、
自律神経の動きが鈍いと汗をかく機能が正しく働かず、体温が上がっても体温を下げることが出来ないために、体内に熱が篭ってしまいます。
我が子の場合は、自律神経の以上や過敏などから、汗をかく機能が過剰に反応し、ちょっとの運動で大量の汗をかくので
お友達から「バケツの水でもかぶったの?」と言われてしまうほど汗だくでいることがあります。
言葉を話すことができても適切な意思や思いを伝えられない場合があるので
「どの程度で伝えるべきなのか?」「暑い寒いといった要望は伝えていいものなのか」という言い出すタイミングがわからない事があるようなので、
体温調節が難しい子の場合には親が気をつけてあげる必要があります。
体温が上がってしまった時に見られる症状
ストレス・イライラ・パニック
ストレスを感じやすい子の場合には、暑さ、湿度、汗、などの不快感から、ストレスが溜まりイライラする事があります。
一年生の時は6月7月の教室の暑さに苦労し、教室を飛び出してしまったり、出歩いたり。
という行動は「多動」と「感覚過敏」の影響だったと今になって思います。
現在は、一年生の時の経験があるので、保健室に行って相談したり、階段でクールダウンして自分で調整出来るようになりましたが、
少しでも不調があったら「無理はしないように」伝えています。
現在コロナ化の中、小学校では コロナ対策 で、一年中喚起の為に窓が開けっ放しで冷暖房が効きにくい状況です。
そして、この環境の中で マスクは必須 で子供たちは過ごしているので、大人が子供の不調に気を配ることが必要ですが学校は集団生活なので手が行き届かない事が現実あるかと思います。
通常時ではない状況も加わり、感覚過敏である息子にとって「ストレス・イライラ・パニック」の要素はカンペキに揃っているので
「無理をしなくても良い」と親が子供に伝えておくことが必要かと思います。
睡眠不足
睡眠中に体温が篭って暑くなって眠りが浅くなったり、睡眠中の寝汗の不快感や暑さで夜中に目が覚めてしまうという事があります。
睡眠不足になると生活リズムが狂い、イライラやストレスが溜まりやすくなったり、自律神経には悪いことだらけ。
汗が乾きやすい素材の服で眠らせたり、アイス枕を使って熱を下げながら入眠させます。
息子の場合、頭に冷風(うちわなどのかぜ)を扇いであげても眠りにつきやすいです。
後は、エアコンの温度調整をできる限り気を配るようにしています。
また、冷たい飲み物を飲ませることで体の中から体温を下げることは効果があるので
枕元に麦茶を入れた水筒を毎晩用意しています。
他の睡眠対策は下記でまとめています。
頭痛
すべてのADHDの方にあてはまるわけではありませんが、ADHDの症状の中には、身体的な不調として「頭痛」症状が現れます。
息子の場合は、季節の変わり目、低気圧の変化、疲れ。で頭痛を訴えることが多く酷いときは嘔吐してしまうほどです。
誰しもが、精神的なストレスや疲れから頭痛を発症することがありますが、
ADHDの場合は感覚統合の障害によって体温調整が出来ないストレスや、
ADHDの症状から日常生活上で苦しむことが多く精神的なストレスを抱えやすいのです。
原因が分からないイライラや体調の不調があった時は、気温の変化を疑い対処をしてあげることが大切だと学びました。
ADHDの感覚が特殊で、暑さに極端に弱いor寒さに極端に弱いということを親が理解すると子供のストレスの軽減に繋がるのではないでしょうか。