かわいい息子はADHD。ずば抜けた問題児家族のすすめ

長男7歳。長女2歳。5歳差の息子と娘のママです。片田舎でWebデザイナーとして仕事をしながら育児奮闘中!7歳の息子は小学1年生になりADHD(注意欠如・多動症)と判明し、発達障害について無知だった私が試行錯誤しながら過ごす日々を記録していこうと思います。障害があってもなくても家族で楽しく暮らす事を第一に行った取り組みもご紹介します。

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8歳になった息子の発達段階・年齢に応じた接し方は?

 

子供の誕生日は親にとって大切な日で、何よりも子供の成長が嬉しい日です。
7月は息子の誕生日で、息子は無事に8歳の誕生日を迎えることができました。

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学童期(5歳から12歳くらいの時期)の、ど真ん中にいる息子はADHDの症状がさらに顕著になってくる時期でもあります。
平均的にADHDの診断を受けることが多いのもこの時期で、男子は8歳、女子は12歳が平均だといわれているようで、まさに息子は7歳の時期にADHDと診断を受けています。
去年は本当にいろいろな事がありましたが、不思議と、息子と過ごしてきた7年間は楽しかった事ばかりなので、これからの息子の成長が楽しみでしかありません。

 

ただ、8歳という年齢は小学校2年生から3年生にまたがっており、小学校1年生の大きな壁を乗り越え、心も身体もぐっと成長する時期かと思います。
息子の発達段階とADHDの症状や特徴を理解し、親が情報を常にアップデートしていき「良いところを伸ばす手助けをする」ことを心得ておく必要があると考えています。

 

 

やっぱり「問題児」として扱われてしまう


「○○をしてはいけない」、「○○しなければ」と分かっていても、自分で計画したり、実行したりすることが難しいため当の本人に悪気はないけれど、周辺からすると問題となる行動に繋がってしまいます。

 

現状、ADHDの原因となる、脳機能そのものを完治させる方法はありませんが、
さまざまなトレーニングによって、少しずつ問題となる行動を減らすことができる可能性は、十分あるので現在自宅での感覚統合のトレーニングに取り組んでいます。

 

感覚統合についての過去記事はこちら

micocolo.hatenablog.com

 

中にはADHDと間違われるケースもあるという

アメリカで4~7歳の子ども約40万人を対象に、8月生まれと9月生まれを比較する研究が行われました(アメリカは9月入学なので、8月生まれが早生まれになります)。
その結果分かったのは、ADHD(注意欠陥多動性障害)と診断された子の割合が、8月生まれは9月生まれより34%も高かったということ。
生まれ月によってADHDの発生率が変わるはずはないので、早生まれの子の中にADHDと誤診されたケースが混じっていると推察されます。

 

確かに小さい子の中には、落ち着きがなかったり、じっと席に座っていられない子がいたりします。でも、年齢が上がるにつれ落ち着きが出てきて、注意深く行動できるようになることもあります。
ADHDの診断を下すとき、特に年齢が低い場合は、生まれ月を考慮に入れる必要があるのかもしれません。

 

あくまで統計的に多いというだけなので、一概にはいえませんが、興味深い研究結果ではあると思います。

 

本の学校には、海外のように入学を遅らせる制度はありません。園や学校に上がると、早生まれの子はいろんな面で遅れをとってしまう可能性があります。
運動会の競争や、テストの成績などで苦い思いをすることも多いでしょう。でも、その差は成長とともに徐々に縮まり、大人になるころには自然に解消されます。
ですから周囲にいる大人としては、子どもの時期に少々できないことがあっても、責めたり嘆いたりせずに、長い目で見ることが大切ではないでしょうか。

 

学童期(5歳から12歳くらいの時期)に心がけたい接し方

  1. 言葉による指示は伝わりにくいため、『画像』 や『イラスト』、『チェックリスト』などで指示を可視化する

  2. 『テレビ』や『おもちゃ』など、刺激になる物を取り除き、集中力を維持しやすい環境を作る

  3. 子どもと目線を合わせ、率直に感情や思いを伝える

  4. 上手にできたときは、その場ですぐに褒める

  5. 注意する場合は、しかりつけず、子どもの近くまで行って、おだやかに落ち着いて注意をする

  6. 子どもが興奮状態にあるときは、まず落ち着かせ、落ち着いたらそのことを褒める。さらに、「次はこうしたら?」と代わりになる行動を提案する

  7. 「何度言ったらわかるの」や「だめ」などの言葉は、具体的な指示がなく、ADHDの子供たちには伝わりにくい。こうした怒りかたは避ける

  8. 「行動力がある」、「おとなしくできたね」など、子どもの良いところを褒めて伸ばす


息子が7歳の時にADHDと診断された時から上記の事を意識して接していますが、
親が感情的にならず子どもと落ち着いて向き合う事で、様々な場面の手助けになっていると実感しています。

 

ひとつひとつ丁寧に向き合う時間を習慣化することで、当方に良い変化や良い効果があると思います。
怒ったところで、どうにもならない事ばかりなので…と私は自分に言い聞かせています。笑

 

子供も受け身だけではなく、子供が親をサポートしてくれることもあるので
親子で劣等感を抱かないようにサポートしあえる関係を築いていけると良いと思っています。

 

 

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