会社や職場の近くに住む「職住近接」のメリット・デメリット
私は13年ほど電車通勤をしており「片道1時間半、往復3時間」を通勤に費やしていました。
満員電車に乗るなんて当然だと思い生活をしていましたが
2011年の東日本大震災で、満員電車の恐怖を体験してしまい満員電車に乗れなくなってしまいました。
出来るだけ早朝の電車に乗るようにしたり、混雑を避けて遠回りをして通勤するようになり通勤が憂鬱な時間でストレスになっていました。
今となれば かなり精神的にダメージを受けていたと言えますが、電車に乗らないと通勤できなかったので出来るだけ考えないようにしていました。
あのまま通勤をしない生活を選ばずに満員電車に乗り続けていたら「広場恐怖症」や「パニック障害」になっていたと思います。
とは言え、今でも満員電車は絶対に乗りたくありません。涙
夫で言えば、災害時に「帰宅困難者」になった経験と、役職者になって残業すると帰宅時間は深夜になってしまったり、
トラブルの際に休日呼び出されると通勤時間にも時間を取られてしまい休日が潰れてしまうなんて事もあり、こんな生活を続けていたら定年前に病気になってしまう不安がありました。
前置きが長くなりましたが、我が家の場合は精神的なストレスを無くすために「職住近接」の生活を選んでわけです。
職住近接とは
職住近接とは自宅と勤め先の距離が近いこと。職住近接とは職場の近くに住むことです。
「職住近接」生活を選択したのは、人生のターニングポイント
職住近接生活になり5年ほど経ちました。
私は自宅から会社まで車で30分県内で通勤しています。
職種がWebデザイナーなので、現拠点に引っ越しをした数ヶ月くらいは自宅でフリーランスで働いていた時期は通勤時間0分でした。
夫も引っ越しをしたタイミングで会社を一度退職し、現拠点で転職をしています。
夫も自宅から会社まで車で30分県内で通勤中です。
5年前に「職住近接」を選択したことは、私も夫も人生の分岐点だったと思います。
お互い、引っ越しのタイミングで仕事を退職するという大きな決断と覚悟は、簡単に出来ることではありませんでした。
当時の息子は2歳でしたので、子供がいる親が二人とも無職になるなんて不安でしかないので…
ただ、私も夫も極度の心配性なので準備は万全にして転換したので
当時は無我夢中で楽しめたと思います。
「職住近接」生活をする為に行ったこと
前頭でも書きましたが、一番大きなことは二人で仕事を辞めたことです。
ただ、私たちの場合は退職のタイミングを同時ではなく、数ヶ月、退職月をずらして退職しました。
引っ越し先の住まいは、新居を購入したので、先に息子と私が新居に引っ越しをし
夫は退職するまでマンションに残り生活をしていました。
息子の保育園退所や転居先の入園手続きなど目まぐるしく
数々の心配もありましたがスケジュールなど事前に確認をして進めることでスムーズに生活を移行することが出来ました。
私のフリーランス期間は、退職した企業とフリーランス契約をしたことで
仕事が滞ることなく続けられ精神的にも良かったことかと思っています。
前職は、元々事例のないフリーランス契約のない企業でしたが、
上司に相談をして、「退職をするがフリーランスとして契約してほしい」と交渉したことで実現できました。
一緒に働いてきた人たちとの別れや、好きな職場を退職したことは悲しかったのですが
自分の決断や人生の選択をする際に沢山の「交渉」経験をできたのは大きな財産になったと思います。
人に働きかけて動いてもらうことは簡単な事ではありませんが
交渉術は、仕事だけでなく家庭やプライベートでの人間関係など、さまざまな場面で必要なことですし、自分が非力だからこそ身につけておくべきスキルかと思っています。
転職や生活スタイルが変化することは、想像以上のストレス(不安)はありましたが
それを乗り越えた後の生活に後悔はなく楽しく生活出来ています。
そのメリット、デメリットは?
「職住近接」生活のメリット・デメリット
メリット
- 満員電車でのストレスがない
- 通勤時間の負担を軽減
- 職場での業務効率を上げる
- 家族で過ごす時間が増えた
デメリット
- 車通勤で事故の危険が高い
私の場合、子育てにおいてもライフスタイルにとってメリットが多いです。
唯一のデメリットは「車通勤で事故の危険が高い」です。
30年間運転を続けたと仮定した場合、延べ人数で4人に1人程度、つまり25%の確率で交通事故を起こしている統計があるように
車の運転は、交通事故のリスクが高いです。
運転者が気をつけていても、加害者になったり被害者にもなるのが怖いところです。
我が家の場合、30分県内での通勤なので子供達が大きくなったら自転車通勤にしたいと考えていますが
天候などにも左右されるのでライフスタイルに合わせて交通手段は変化していきたいです。
メリットはそれぞれのライフスタイルで変わってくると思いますが
時間は無限ではなく、有限のもので貴重な資源ともいえます。
時間を消費・浪費・投資のどこに注ぐかで人生は変わり、将来の自分に返ってきます。
人生一度きり!まず自分の日々の時間の使い方を見つめなおした時に「職住近接」もひとつの方法かと思います。