かわいい息子はADHD。ずば抜けた問題児家族のすすめ

長男7歳。長女2歳。5歳差の息子と娘のママです。片田舎でWebデザイナーとして仕事をしながら育児奮闘中!7歳の息子は小学1年生になりADHD(注意欠如・多動症)と判明し、発達障害について無知だった私が試行錯誤しながら過ごす日々を記録していこうと思います。障害があってもなくても家族で楽しく暮らす事を第一に行った取り組みもご紹介します。

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ADHD(グレーゾーン)の特性を活かした勉強法の取り組み

1年生でADHDと診断され、2年生になった息子の勉強状況ですが
ADHDの症状である「不注意」「多動性」「衝動性」によって躓くことも多いのですが、何とか同年代の平均位の学力を維持しています。

 

1年生の時は授業をほぼ受けていなかったのに授業についていけたのは
幼児期から取り入れている「おうちモンテッソーリ教育」や「子どもチャレンジ」のおかげかもしれません。
単発的な集中力や、暗記力、まなぶ習慣、好奇心、を育てることで勉強への意欲があります。

 

ただ、躓きやケアレスミスは新しい学習にはいると必ず!笑。発生します。

 

基本的には、文章を読み間違いをしたまま間違いに気がつかないまま思い込みで進んでしまったり、
量をこなすことやスピードを重視してしまい、適当に問題や漢字を書いてしまい、そのまま間違いを覚えてしまう。
ということが今のところ多いです。

 

そこで、我が家が息子の勉強の向き合い方で一番大切にしていることは『復習』です。

 

躓いているところは何度も理解できるまで復習すると、ケアレスミスは確実に減ります。
息子に限らず、大半の人は興味のないことは忘れてしまうので、何度も反復することで脳に当たり前の情報としてインプットさせます。


息子の場合は、経験することで物事を習得していく特性があるので、量をこなすことが確実ですし、低学年の「基礎」をしっかり定着させることで、今後の学力にも影響が出るのではないかと思っています。

 

ただ、自主的に復習は、勿論やりません!笑
ADHDの息子に、どうやって何度も反復、復習してもらえるのか?です。

 

ADHDの息子の復習方法

  1. ご褒美制度(トークンエコノミー法)の活用
  2. 短時間集中型学習
  3. 日常生活で学習を率いる

 

 

①ご褒美制度(トークンエコノミー法)の活用

以前、記事にもしましたが、1年生の頃から『ご褒美制度(トークンエコノミー法)』を活用していて、息子には効果的なので今も継続しています。

 

micocolo.hatenablog.com

 


ハードルは低く、習慣化させたいことが出来るようになればポイントを上げ、決められたポイントに達成出来たらご褒美をゲットできるので
楽しいことが大好きな息子は夢中になってポイント集めをしています。

 

内容はいろいろありますが、学習プリント1枚で3ポイント。学習アプリ1回で3ポイント。テスト100点だったら10ポイント。

ご褒美の内容は、40ポイントで本が買える、DVDレンタル1本できる。や、10ポイントで妖怪遊び(親がゾンビになって家中で追いかけっこ)をする。
とか、親が努力しないと成立しないご褒美もあります。笑

 

この取り組は、親も介入していることが息子にとって「楽しさ」「安心」につながり、勉強法として効果的なのかもしれません。

 


②短時間集中型学習

長時間の集中が苦手なので、何時間も座り続ける学習方法は結果的に効果に繋がらなく勉強を嫌いになってしまうのでADHDの息子には長時間学習は不向きです。

 

そこで考えたのは、朝の5分間プリントを1枚やることです。

 

躓いている問題や、ケアレスミスが多い学習内容を親が都度把握し、無料プリントサイトなどで躓いている問題をプリントしておき毎日、朝の5分プリントをするだけです。

 

息抜きも必要なので、学校がある日だけ朝のプリントをやっていますが
一年でブレは若干ありますが、一年で平日は大体244日間あると単純計算すると…
1220時間分の勉強時間を確保する事ができます。

 

はじめは息子の習慣化させるために、愚図りもあり手こずりましたが。笑
とにかく簡単すぎる、絶対間違えない問題をプリントして取り組んでもらい、褒めました!あとは、やったことがある問題を何度も復習する時間なので、間違いも少なくなり息子も自信を持てるようになり朝の5分間はプリントをやることが習慣化されました。

 

また、1分くらいの短歌の音読や、知育アプリ「シンクシンク」を5~10分もやっています。
休日は、進研ゼミを朝のうちにやるようにしています。

 

シンクシンクは、空間認識や論理思考といった、考えるための土台となる力=「思考センス」を育むアプリでゲーム感覚で取り組めるようです。
進研ゼミも子どもがやる気になるようなオプションが沢山あり楽しいようです。

 

長くやるより、少ない時間でも毎日継続することのほうが大切です。

いろいろな学習方法で短時間、時間の合間に取り組むことで学習習慣を身につけることが出来ているように感じます。

 


③日常生活で学習を率いる

習った漢字を出来るだけ使うように手紙のやりとりをしたり、生活の中で計算する場面や時間を復習できる瞬間が沢山あります。

 

例えば、

  • ラムネが30個あるけど妹と半分こしてみてね。
  • 小麦粉30g計ってもらっていい?
  • 今、8時20分で9時までには家を出たいんだけど9時まであと何分あるかな?

などです。

 

また、国語で学ぶ読解力も日常の中で会話するように心掛けています。
これも簡単なので親子で楽しんで会話していると、自然に読解力も養われるようです。


①②③全て、大人が同じ空間にいて親が介入しています。
そこを親が負担と感じてしまうと辛いのですが…笑

 

我が家は子どもの自室を持たず、リビング学習をしています。

リビング学習については、次の記事でまとめました。

 

 

micocolo.hatenablog.com

 

 

 

 

復習と反復の大切さ

予習と復習は、障害児の勉強のポイントです。息子の場合は、学校の授業だけでは、勉強の内容を理解できません。
そのため、家庭でしっかり予習と復習をすることで、授業の内容を理解し身につけることが出来ているのだと息子を見ていて感じています。

 

我が家の場合は、予習は休日に行っている「進研ゼミ」です。
復習は毎日の短時間集中の「5分プリント」です。

 

正直、予習はしっかり出来ていなくても出来なくてもOKとしていて、とにかく復習と反復に意味があるように感じています。
目立つことが好きな息子は学校の授業が好きなので、学校の授業で理解出来ることも多いのですが、反復しないとスグに忘れてしまうので、その時に分かっていても反復が必要なのです。

 

教育大国フィンランドの勉強方法の「チェーン学習」を参考にすると…

 

復習:予習=8:2の重ね学習法

 

復習と予習の割合は苦手科目であれば8:2で、得意科目の場合は、子どもの様子を見ながら一人ひとりに合わせて予習の比重を変えていく仕組みです。

 

具体的な算数の勉強法

  • 学校で教わったことを反復練習
  • 算数が得意な子は難易度をアップさせる
  • 次の準備として予習をする
  • 学校で教わったことを反復練習

 

学校で習った問題はその日のうちにもう一度解いてみる。
日本では「宿題」がありますが、宿題は先生が用意するもの。
フィンランドでは親御さんが用意してみんなが家庭で取り組んでいます。


大切なのは、間違ったときです。
どこで間違ってしまったのかしっかりと確認しながら問題をもう一度解く。
この解く⇒確認⇒再度解くを繰り返すことが学習能力の向上につながっています。


あくまで一人ひとりに合った勉強法を推奨しているフィンランド
全員が同じ難易度の学習をする必要はないという事です。


予習は次の授業の準備で、教科書や参考書を読むだけでもいいのです。
問題を無理矢理解く必要もありません。

教科書の中に分からない言葉はないか?


それだけでいいと考えるのがフィンランドの「チェーン学習」です。


少しの考え方を意識して、我が家も復習するようにはしています!

フィンランドの教育法は他にも学ぶところが沢山あるので参考にしている方も多いのでまた記事にしてみたいと思います。

 


良いものは取り入れて、ダメだったらやり方を変えれば良いだけです。

そして勉強は、生きていく上で必要なことで、自分のために学ぶものなので
子供のうちから習慣にしておくと、いいのかなっと考えています。