かわいい息子はADHD。ずば抜けた問題児家族のすすめ

長男7歳。長女2歳。5歳差の息子と娘のママです。片田舎でWebデザイナーとして仕事をしながら育児奮闘中!7歳の息子は小学1年生になりADHD(注意欠如・多動症)と判明し、発達障害について無知だった私が試行錯誤しながら過ごす日々を記録していこうと思います。障害があってもなくても家族で楽しく暮らす事を第一に行った取り組みもご紹介します。

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2021年11月 に観た映画。DVD、Netflix (ネットフリックス)、映画館 で観た映画レビュー

コロナ化の中、不必要な外出を避ける生活が続いていてインドアの私も流石にお出掛けできない事にストレスを感じることがありますが
映画を観る数時間は非日常の世界に入ることができ、人生においてアートやエンターテーメントの刺激は必要なものだと感じています。
洋画、邦画、ドキュメンタリー、アニメ。
気になる作品はジャンル問わず観るので、素人目線で映画レビューします。

 

今回は、衆議院選挙が終わり投票率の低さに愕然としたので社会問題に斬り込んだ映画をピックアップしました。
自己責任論の風潮が強まる中、無差別な事件が続き、虐待、自殺者は増えています。犯罪が起こった経緯や根底にある問題に社会は目を向けず個人の責任だと言うのが自己責任論が生み出した罪だと思う事もあります。
発達障害と定義されてしまった息子と、日本の義務教育のあり方に苦悩する事があり、家族以外の方達からの協力や寛大な心がなければ息子の存在は害なので…数々の事件は、他人事とは思えないのです。
社会が政治を作るし、政治が社会を良くも悪くもさせることが出来るので、選挙は意味があると考えています。
悩みや問題がない人はいないと思います。現代日本の問題を浮き彫りにした映画はとても分かりやすく、絶望感や疑問、様々な角度で視聴してはいかがでしょうか。

 

 

1.Netflixヒメアノ〜ル』視聴感想 ネタバレなし 

古谷実による日本の漫画作品を「V6」の森田剛主演で実写映画化されました。タイトルの『ヒメアノ〜ル』とはヒメトカゲという体長10cmほどの小型爬虫類で、つまり強者の餌となる弱者を意味しています。
古谷実と言えば「行け!稲中卓球部」「ヒミズ」ですが、サイコキラーの殺人者を生み出してしまった根っこを分かりやすく画いています。


10代で残酷で理不尽な経験をした時に、逃げ道や選択視が複数あったら…でもどうにもならない環境だったら?
自分の10代の頃の記憶を辿って考えてしまう作品です。

 

まとめ:原作の漫画も読んでみようと思う
評価:★★★★★
ジャンル:警察小説 · サスペンス

 

 

2.Netflix『葛城事件』視聴感想 ネタバレなし

無差別殺人事件を起こした加害者青年とその家族、加害者と獄中結婚した女性が繰り広げる壮絶な人間模様を描いています。
本作のベースになったのは付属池田小事件です。 2001年、大阪教育大学付属池田小学校に加害者が凶器を持って侵入し無差別に子ども達を殺傷しました。
身の毛がよだつ事件で加害者を到底受け入れることができませんが、事件を起こした要因を知りたくて、この作品を観ました。
加害者の家庭は、一昔前の家庭像で、こんな家庭けっこうあるんじゃない?と個人的には感じ、日本の家庭って綱渡り状態なのかもしれないな。と思ってしまいました。
加害者になってしまう要因は誰しも実はあって、社会の根っこにある日本の思想は、考え方や生き方に影響を与えているのだとも考えました。

 

まとめ:気軽な気持ちで観ない方がいいです
評価:★★★★
ジャンル:ヒューマンドラマ

 

 

 

3.Netflix『新聞記者』視聴感想 ネタバレなし

2019年公開の日本映画。 東京新聞所属・望月衣塑子の同名の著作を原案にした、社会派サスペンスフィクション。
安倍政権批判と言われた作品ですが日本アカデミー賞6部門にノミネートされ、国民の意識とは裏腹な気がしますが、個人的には納得の作品でした。
後味も悪いしやるせない気持ちになった…
と言うことは、この映画を観た意味があったと言うことです。

松坂桃李の意気込みも感じたし、これから日本映画には必要な役者さんになっていくんだろうな。と思いました。

まとめ:ノンフィクションではありませんよ
評価:★★★★
ジャンル:サスペンス

 

[rakuten:book:19784804:detail]

 

 

4.Netflix万引き家族』視聴感想 ネタバレなし

 

社会派映画でお馴染みの是枝裕和監督作品。
素晴らしい役者さん勢揃いで、安藤サクラがピカイチすぎました!
この映画は是枝作品の中では「救い」がある内容でした。

個人個人は愛があるんだけど、すくい取ってもらえず隠されてしまっている日本の闇の部分をフィクション化してくれているのが是枝監督の力だと思います。
ノンフィクション映画にすることで、私のような情報不足な人にも分かりやすくメッセージが伝わるし、何かしらのきっかけを生み出すのだと感じました。

 

まとめ: 血縁を重視する国、ニッポン。の未来は?
評価:★★★★
ジャンル:ドラマ/クライム

 

[rakuten:book:19442680:detail]

 

今回、社会派と言われるような内容の映画にフォーカスし、『MOTHER マザー』もレビューに入れようと思いましたが、この作品は辛すぎるので書くのを断念しました。

 

私の夫いわく「君は温室育ちだから、理解しがたい世界があるって現実的には頭で理解できないと思う。本当の現実の闇を見たら君は生きていけないよ」と言われたことがあり…
その言葉の意味が『MOTHER マザー』を視聴して理解できました。そんな映画でした。

 

[rakuten:book:20416136:detail]

 

卑劣で残酷な事件が沢山あり、過酷な状況におかれている人がいるということは、自分自身が自分の状況を理解しないまま生きているという事だと知りました。


発達障害だと言われてしまった息子のことや、子ども達のことを考えない日はないので、目を背けずに思考し続けたいとも思っています。