かわいい息子はADHD。ずば抜けた問題児家族のすすめ

長男7歳。長女2歳。5歳差の息子と娘のママです。片田舎でWebデザイナーとして仕事をしながら育児奮闘中!7歳の息子は小学1年生になりADHD(注意欠如・多動症)と判明し、発達障害について無知だった私が試行錯誤しながら過ごす日々を記録していこうと思います。障害があってもなくても家族で楽しく暮らす事を第一に行った取り組みもご紹介します。

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【初心者・爬虫類ペット】カナヘビトカゲの飼育・孵化から産卵まで

以前、様々な生き物を飼育する息子の記事を書いたことがありますが、その後、カナヘビトカゲが順調に成長しているので記事にしてみました。

 

夏に息子が捕まえてきたカナヘビトカゲ2匹がメスで、メス2匹は偶然お母さんだったようで合わせて5個産卵しました。


残念なことに、お母さんトカゲは2匹とも産卵後は死んでしまったことで、息子が卵のお母さんになりました。
息子はカナヘビの卵を育てた結果、5個とも孵化に成功し、生き物の命をより深くかんがえらえるようになったようです。

 

それから我が家は、爬虫類をペットとして迎えることになるのですが、5匹のトカゲを育てるのは初めてのことで
夏の7月から現在12月の5ケ月間。爬虫類の飼育に奮闘しています。

 

季節も変わり、木枯らしが吹く11月からカナヘビトカゲにとって厳しい季節到来です。
自然界では冬になると冬眠をし温かくなると目覚めるサイクルですが
我が家のカナヘビ達は人工的な飼育環境で育っているので、冬眠する体勢が整わないまま冬眠させてしまうのは危険だと判断し冬場も冬眠させない環境を整えることにしました。

 

冬眠の危険性
トカゲを冬眠させるのは飼育環境が自然環境に近い条件を整えてあげることに加えて、
なおかつ秋の間にたっぷりと餌をあげて冬眠中でも体力が維持できるくらいに肥えさせてあげることや、
水分量を適したものにすること(少ないと水分不足になりますし、逆に多いと凍結してしまうため)などしっかり準備をするのが大事です。

きちんとした環境でないと半覚醒状態になったり代謝が高くなってしまうなど望ましい冬眠にはならず、
冬眠したと思っていたらトカゲが死んでしまっていた、という原因になってしまうことも少なくありません。

 

方法としては、ヒーターなどを使って23~25℃の温度を保つように温めてあげたり、エサやりなどを行ってあげるなど通常通りの飼育を行うことです。


外気温は0度ほどだと、室温は暖房を使わないと10度台で、エアコンを使用し20~23度くらいの室温で過ごすことが多い我が家ですが
カナヘビ用の部屋は温室にし、パネルヒーターとライトで温室内を温めて20~30℃台をキープしています。
脱皮も必要なので紫外線ライトもタイミングをみて当てるようにすると、脱皮不全をおこさずに上手に脱皮しています。

 

ここまでのカナヘビトカゲの成長記録をまとめてみました。

 

カナヘビトカゲの成長

季節(月) 成長過程
7月 産卵
8月 35日~40日程度で孵化
9月 赤ちゃんカナヘビの餌(足長クモ)
10月 成長してきてレッドローチSSを餌
11月 安定して食べられるようになり大きさも倍に
12月 誰かが産卵

 


孵化してから2ヶ月ほどは食事面で苦戦し、5匹もいるので排出物のお掃除は毎日で餌やりも勿論毎日し4ヶ月が経ちましたが、1匹が産卵しているのを発見し驚きました!

 

オスメスを同居させているので当然のことですが、完全な大人サイズではないので産卵は想定外でした…

 

どちらにせよ、爬虫類飼育初心者の我が家、悪戦苦闘しながらも楽しめているので
ここまでの流れも簡単に記録しておきます。

 

 

1.【7月・8月】お母さんカナヘビトカゲの産卵

身ごもっているメス2匹とも、産卵前は食欲が旺盛で気性も荒くなっていました。


息子が自然の中で捕まえてきてしまったので、手から餌を食べることはなく人間にも慣れていないため、環境を整えた虫かごに餌を入れておくと自ら狩りをし捕食します。


餌は、カマキリやバッタ。大きめでも丸ごと捕食できます。

 

餌やりと飼育環境を毎日チェックしていると、3~5個ほど卵を産んでいました。
産卵後は産卵前と比べ食欲もなく、2匹とも1週間後に死んでしまいました。

 

自然界では6月~10月くらいまでカナヘビトカゲを目にすることが多く、
夏以降の10月11月に赤ちゃんトカゲが多くなるので
周期的に7月8月に産卵するメストカゲが多いのかもしれません。


どちらもメスが一度に複数個の卵を生みますが、

産卵後は力尽きて死んでしまうメスも多いようです。

 

 

2.【8月】カナヘビトカゲの孵化

カナヘビトカゲの卵を見守るために出来ることは数点です。

 

  • 湿度(霧吹き)
  • 暗室
  • 卵の向きを変えない・触らない

 

産卵した卵はすぐに回収しトカゲと同室にはしないで、卵だけの部屋を作ります。
カナヘビは卵を守ったり子育てをする習性がないらしいので、間違えて食べてしまわないようにするためです。

 

卵3個程度であれば、小さい虫かごで十分です。

 

あとは、湿度が需要水をより多くしみこませることができる黒土を底にしいて部屋の完成です!

黒土以外に水苔を使う人も多いようですが、黒土は値段が安いです。笑

 

適度な湿度を維持してあげると、卵は水を吸収して大きくなっていきます。
虫かごの側面と土に霧吹きをし、湿度はキープすると良いようです。

 

そして、卵を配置するのですが、ペンで上下のしるしをつけた卵を置いていきます、
このとき、卵の上下を間違えると胚が殻とくっついて窒息死してしまうそうなので、卵は安易に動かしてはいけないので、お子さんにはしっかり説明をしておくのが大切です。

 

我が家の場合、真夏だったので、玄関の下駄箱下が暗く若干涼しかったので、玄関で見守っていました。


上記の環境で、産卵後30日~40日で孵化しました。
真夏の温度と湿度が適切だったのか、5匹とも無事でした。

 

 

3.【9月・10月】カナヘビトカゲの赤ちゃんの飼育

孵化直後のカナヘビは真っ黒で模様もありません。
トゥルトゥルで水っぽい?
抜け殻の卵もグニャグニャしています。

 

大きさは4cmほどで小さくてかわいい!

 

孵化して終日は餌を食べないようですが、個体差があるので翌日から餌を食べる子もいたので様子を見て餌をあげてみるといいかもしれません。

 

餌は、足長クモを好み食べてくれました。


ピンセットに挟んで与えるのですが、体も軽くすばしっこいので餌の食べ方もはじめは下手くそです。
食欲がある子はあっという間にマスターしますが、臆病な性格の子は餌にすらビクビクして食べることが出来なく性格によって様々な成長をみせてくれます!

 

時期的にも9月10月はクモが多い時期なので、我が家は庭で捕獲していました。
クモは空き瓶で獲ると簡単に捕まえられるのでオススメです。

また、大きなクモ(女郎蜘蛛)の巣がある蜘蛛の巣は、周りにたくさんの子分?小さなクモがいるので発見しやすいです。笑

 

生きた状態で食べさせるので毎日のクモ探しは大変なので
レッドローチという食用のゴキブリSSサイズを購入し与えることもありました。

 

とうとうゴキブリを買うまでにきたね。
と息子の生き物愛に押されまくりの親です。


この2ヶ月でトカゲらしい体つきや色味になってきて安定してきたので
爬虫類を本格的に飼おう!と決意して、温室を購入しました。

何にせよ、我が家は初心者なので、お安くて見た目も良い温室を探しました。

 

 

このIKEAのSOCKER(ソッケル)は見た目ヨシです!


ただ、いくつか難点があり、4辺に隙間があり狭い場所を好むトカゲが侵入して死んでしまう恐れがあるので、しっかり隙間は埋める必要があります。
また、角の凹凸を登っていってしまうので脱走する恐れがあります。
屋根部分のふたも簡易的なので心配です。

 

何らかの対策をする必要があるのですが、初心者ですので…フォーストハウスはこちらに決めました。
どちらにしても、大人サイズになってきたら5匹もいるので違う温室に変更する必要はありそうです。

 

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4.【11月】カナヘビトカゲは生後から2倍ほどの大きさに

体も逞しくなってきて、個体差も目立たなくなってきましたが性格は変わりません。笑
臆病な子はずっと臆病。食欲旺盛な子は誰よりも体つきがしっかりしています。

 

有り難いことに5匹とも相性が悪いわけではないようで、喧嘩や争いはないようです。

眠るときは、水苔の中に5匹まとまって眠ることが多いです。

 

室内の環境は、ほぼ100円ショップで揃えました。


植物も一緒に育てたかったので、多肉植物とエアープランツも100円で購入しました。

カナヘビは草むらに隠れる習性もあるので草むらっぽいエアープランツにしています。
何故か、多肉植物は食いちぎって遊んでいる?食べてしまう?ようで何個かダメにされました。

 

他のガラスケース、キューブボックス、ブランコ、シェルターなども100円で買えます。
隠れ家(シェルター)は全員のストレスがないように複数個用意しているので隠れたい放題ですよ。

 

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あと大切なのは、ホットスポット高低差をつけてあげること。

 

ホットスポットはバスキングするためです。
バスキング(Basking)とは、英語で日光浴や日向ぼっこという意味で、一般的に赤外線ライトは、ケージ内の一部にホットスポット呼ばれるエリアを作り、爬虫類自身が自由に体を温めます。

 

ホットスポットは庭に落ちている平らな石や陶器を使っています。

高低差は庭で採取した枝を除菌して使用していますが、枝の上り下りが好きで遊んでくれるのと枝もホットスポットとして使ってくれているようです。

 

飼育環境は整ってきて、夜も寒くなってきたのパネルヒーターも追加しました。
パネルヒーターのみだけだと温度がキープできないので、バスキングライトも2本追加しました。

 

 

紫外線の日光浴も人工的ですが、紫外線ライトも1つつけてあげることで、脱皮を促進させてあげられます。
紫外線ライトはトカゲの様子をみて時折使用する程度です。

 

 

温室の室温は、20~30℃台をキープする事で5匹とも元気に成長しています!

カナヘビは25℃くらいないと食欲もなく食べてくれないので温室管理は一番重要かもしれません。


これくらいになると餌の量も増えてきて、ゴキブリの消費が早いので、人口フードもあげるようになりました。
食欲旺盛な子であれば自分から食べてくれますが、食べ散らかしてしまうとカビの原因になるので基本はピンセットから与えています。

 

個体も大きくなってくると臭いも若干ではありますが気になってきたので、炭をいくつか置いてみると気になる臭いが緩和されました。
炭も100円で買えます。笑

 

ここで気になるのが…餌代、電気代。


我が家の場合、庭で餌を捕獲しますが、1ヶ月で1000円ほどです。

 

 

5.【12月】だれかが産卵

カナヘビとの生活にも慣れてきて、冬眠もしない様子なので安堵していると…
小さな米粒を発見しました。


よく見ると、米粒くらいの大きさのカナヘビの卵でした!!!!

まだまだ子どもだと思っていたのに!!!!産卵している!!!!!と夫が叫びました。笑

 

よく見ると乳白色で以前見たカナヘビの卵よりも小さいように感じました。

 

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とりあえず、卵を回収し2.の手順を行いました。
数日すると卵の周りにフワフワした白いカビが発生し卵はダメだと判断しました。

 

無精卵だったようですが、大ファミリー化しそうな前兆でしょうか。
引き続き成長を見守りたいと思います。

 

 

猫のようなカナヘビトカゲ

まだ数ヶ月ではありますが、カナヘビの動きを見ていると猫に似ているように感じ可愛らしいです。


正直わたしは爬虫類が大の苦手でしたが、卵から育て孵化した赤ちゃんカナヘビを見てから気持ちが変わりました。
あとは、息子の熱意や好奇心に感心していて親の私が逃げてしまったら勿体ない経験だと感じたのです。

 

気が早いけど、子ども達が成人したときに、夫とこの日のことを思い出しし懐かしむ日が来ると思うと…こんな貴重な体験を家族で出来るようにしてくれた息子に感謝です。

 

 

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