かわいい息子はADHD。ずば抜けた問題児家族のすすめ

長男7歳。長女2歳。5歳差の息子と娘のママです。片田舎でWebデザイナーとして仕事をしながら育児奮闘中!7歳の息子は小学1年生になりADHD(注意欠如・多動症)と判明し、発達障害について無知だった私が試行錯誤しながら過ごす日々を記録していこうと思います。障害があってもなくても家族で楽しく暮らす事を第一に行った取り組みもご紹介します。

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子どもの同士のトラブルが拗れる原因とは

年明け早々、1月は息子の友達問題のトラブルがあり、意気消沈していました。

 

子ども同士のトラブルに親が出てくると拗れてしまう苦い経験を、
私は何度も経験していますが、今回も相手方のお母さんと拗れてしまい…気持ちがとことん落ちました。

 

内容としては、息子が保育園の頃から一緒の女の子Mちゃんとのトラブル。

 

Mちゃんとは保育園の頃から仲良くしていて、小学校入学時は同じクラスで放課後の学童保育も一緒だったので
よく一緒に遊んでいると息子から聞いていました。
2年生になるとクラスが別クラスになりましたが、Mちゃんとは変わらず学童保育で遊んでいる様子でした。

 

息子は学校や学童での話をしてくれるので、私は息子が誰と仲良くしていて、時には喧嘩をしてしまったことなど聞くようにしています。
基本的には、子ども同士で解決できる問題は学校や学童で解決してくることが多く
大きな間違いがなければ、親の私が表に出ることはせずに見守っています。

 

そんなある日、Mちゃんが学童に行きたくない。と、

Mちゃんが親に話をし、
Mちゃんが学童に行きたくない。と言った理由が、

息子が原因だと話をしたようです。

 

その内容が聞いてびっくりな内容でした。

 

【Mちゃんの理由】
 ①学校で息子に呼び出されて「死ね」「殺すぞ」「先生には言わないで」と言われた
 ②学童では毎日「あっちへ行け」「なんで体が大きいの」と言われ続けた
 ③3ヶ月間、息子に酷いことを毎日言われ続けて辛くなった


Mちゃんのご両親は学校に相談した為、担任の先生は息子とMちゃんと話をしてくれました。
そこで、息子は覚えていない。と言ったそうですが、息子は子ども達同士でふざけて「死ね~」と言い合うことがあることを思い出しMちゃんには謝ったと。
問題が発覚した夕方に、担任から電話で私は聞きました。

 

電話で聞いたときは、息子がMちゃんに!?と正直驚き、戸惑ってしまいました。
だって、仲良くしてたのに…むしろ保育園の時は好きだった子です。

 

私は、担任から聞いた話を息子に聞いてみると、息子は「覚えていないんだ。だけど、言ったのかもしれない。」と言いました。
息子が覚えていない以上、話が進まなく、Mちゃんのお母さんの連絡先を知っていたので謝罪の連絡をすることにしました。

 

Mちゃんのお母さんは電話先で怒っており、今回の件以外の息子の保育園での態度や、周りから聞く根拠もない噂について指摘してきました。
息子が「死ね」と言った言葉が事実であれば、Mちゃんには大きな心の傷をつけてしまったのでMちゃんのお母さんが怒るのも当然かと思いましたが
私や息子に対する誹謗中傷は止まることがなく、私がMちゃんのお母さんと議論出来るような状態ではなかったため、
Mちゃんと直接お話をし、私からもMちゃんご家族に謝罪をしました。

 

Mちゃんのお母さんの口から出た言葉の暴言は酷く


「どんな風に育てれば、息子のような子に育つのよ」
「2年生なのに冷酷すぎる」
「Mちゃんが自殺したらどうするつもり」
「誠意をみせた方がいいいんじゃないの」
「先生も迷惑しているお手上げだよ」

 

と出てくる出てくる。

 

私は涙をこらえて、体中を縛り付けられるような痛みに耐えました。
という反面、冷静に心を落ち着かせながら、

ここで、Mちゃんが話をしたこと、Mちゃんのお母さんが話をしてことは事実なのか?
息子が覚えていないのは何故なのか?

という疑問と、ここまで言われたからには、しっかり考えないと。と思いました。

 

自分自身で答えを出すことも、一方的な情報しかなく事実確認もできないので、改めて関係者に確認をすることにしました。
そして、息子の記憶にないのは発達に障害があるからなのか?無意識に、衝動的に、毎日「死ね」という言葉を言ってしまうことがあるものなのか?を調べたく
ADHD専門外来の小児科を受診することにしました。

 

 

翌日…

  • 【学校】事実確認できない。もめている様子もみられなかった
  • 【学童】事実確認できない。もめている様子もみられなかった

 

息子とMちゃんの友達も、Mちゃんと息子がもめている様子はなく、息子が一方的にMちゃんを虐めているのを見たことがない。と言うことでした。

 

息子本人とも沢山の話をする中で、日常の子供同士の会話の中で、息子は思ったことを相手にはっきりと伝えてしまう事があり
Mちゃんが友達を罵ることが多かったので、息子が注意をしたことがあるという話をしてくれました。
息子としては、子供同士で解決できる内容だし、Mちゃんも友達だから、嫌なことは嫌だと伝えたそうです。

 

安易に考えてはいけないが、幼心で友達同士でふざけていて「死ねよ~」と言い合うのは男女関係なくあり、クラスメイト全員ではないけれど、ふざけて言うことがあるようだ。
また、Mちゃんが、輪を乱してしまうことが続き、Mちゃんはだんだん他の子と遊ぶようになり、学童では年下の子たちと遊んでいたようです。
女の子同士でも、Mちゃんは友達がいないから。と言っていたようです。

 

結果、息子の記憶にない理由は、言っていないから。
Mちゃんが話を誇張してしまったのではないのかな?と分かってきました。

 

ADHD専門外来の小児科も、1年生の時に診断してもらった病院ではなく、別の医院を見つけて受診してみました。
息子のカルテの整理、問診のため、問題が発生した翌日と翌々日の2回に分けて相談にのって頂きましたが
多動の傾向はあるが大きく治療するまでではない状態だと診断されました。

 

ただ、生活改善した方が良い部分など、改めて、息子の健康や発達に対して向き合うきっかけになり
今回の新たに受診した病院はセカンドオピニオンとしてもっておくことにしました。

 

Mちゃんのお母さんには、直接謝罪をしたいという意志も伝えていましたが断られてしまい直接お話をすることは出来ませんでしたが、Mちゃんは大丈夫なのかな。と言うことが引っかかっています。

 

今回このような形で、息子は傷つき、私も傷つきましたが、
学校や学童保育での先生達から、息子は1年生の頃に比べて著しい成長をしていると言っていただけ
三者からの言葉に臆病になっていた私にとって、息子の成長を肯定的に見てくれる人たちがいるというのは救いでした。

 


結論・解決

前向きに

 

今回の件で、推測ではありますが、Mちゃんも悪気はなく、事実を誇張してしまい息子の名前を出してしまったように感じます。
息子は今もMちゃんの事を友人だと思っているので、親の私がこれ以上、Mちゃんのお母さんと話をするのは子どもにとって良いことではないと考え一歩引こうと決めました。

 

ただ、なぜMちゃんが息子のみを攻撃してしまったのか。Mちゃんが学童に行きにくくなってしまったのかを考えると、
Mちゃん自身や、Mちゃんの親御さんが、根本的な原因を考える必要があるのではないか?(大きなお世話かっ)

 

子どもは成長するにつれ、トラブルも増え、 多かれ少なかれ困難に突き当たった時に
子ども自身が、どのように対処するかは、ひとりひとり、日々積み重ねた経験で対応するのかと思う。

 

今回、Mちゃんのお母さんの他者に対する中傷を聞き、お母さんの言動が、少なからずMちゃんにも影響したのかもしれない。


親の何気ない言葉は、親の意思にかかわらず、子どもに大きな影響を与える。ということ

 

例えば、お子さんの友達や、周りにいる子に対して「あの子は駄目だなあ」というようなことを言ったとすると?
一見、自分の子どもには関係のない言葉のように思えるかもしれないが、ここから子どもたちは2つのメッセージを受け取るそうです。

 

1つは、「あなたは失敗しちゃだめよ」というメッセージ。

そしてもう1つは、「あの子は尊重しなくていい子。排除してもいい」というメッセージ。

 

前者のメッセージは、子どもに不要なプレッシャーを与えてしまい挑戦できない子にしてしまうし、
後者のメッセージは、いじめの原因になりかねない。

 

子どもに問題があるのではなく、大人が問題を作り出してしまう可能性があるといことを大人は理解しないといけません。


各家庭で、何気なく第三者を否定していないか?

子どもたちを道徳などで正しても、家庭で道徳心が養われていなければ
子どもは世の中で人が従うべき道や倫理が破綻し、思わぬ時に正しく実践できないと思うのです。

 

学びに溢れた学校の中で、息子含めた数十名の子どもたちが心身ともに健康に成長していく為に
保護者同士がいがみ合っている場合ではない。
家庭それぞれの問題や他者に対する怒りは大人同士で対話し、子どもには伝えないのが賢明かと思います。

 

息子の場合、周りに多大なる迷惑をかけてしまっているが、
息子には、生きる上で迷惑をかえていない人はいない。他者を許せる心を身につけて欲しい。と伝えています。
貴方が許してもらってきた分、貴方も誰かを許せる人になるように!


はぁ。今回の件は、勉強にもなりましたが、つかれました~。