かわいい息子はADHD。ずば抜けた問題児家族のすすめ

長男7歳。長女2歳。5歳差の息子と娘のママです。片田舎でWebデザイナーとして仕事をしながら育児奮闘中!7歳の息子は小学1年生になりADHD(注意欠如・多動症)と判明し、発達障害について無知だった私が試行錯誤しながら過ごす日々を記録していこうと思います。障害があってもなくても家族で楽しく暮らす事を第一に行った取り組みもご紹介します。

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7月の読み聞かせに おすすめの定番絵本【幼児から小学校低学年】

読み聞かせは、 親子のコミュニケーション作りに最適です。
また、 語彙力や読解力、想像力や集中力など、将来的に役立つ力がいくつも身に付きます。

私自身、10代後半から絵本が大好きで絵本を集めては友人や恋人にプレゼントするくらい絵本の魅力に虜になっていたので
我が子が誕生してからの「読み聞かせ」は私自身が大好きな時間です。
寝かしつけ以外にも、ママこれ読んでー!と持ってくるほど
子供たちも絵本を好きでいてくれていることがとても嬉しいです。

 

今回は前回の記事で、変換力は多様な考えを持つことが出来る。と書いたので
独自の多様性を持った絵本作家「荒井良二」さんのおすすめ絵本をピックアップしました。

 

micocolo.hatenablog.com

 

私が「荒井良二」さんの絵本を手に取ったきっかけは、荒井さんの描く絵でした。
大胆な配色に独自の絵の雰囲気が面白いなぁと思いました。
ただただ明るい気持ちになりそう!誰かにプレゼントしたい!と思えるものでした。

 

ご本人の言葉で、

 

大人には絵をもっと見てほしいな。とくに、読み聞かせをするときに、大人は文字ばかり追うでしょ。すると絵をじっくり見なくなっちゃうんだよね。
子どもは絵を見てこまかな発見をする。すみずみまで楽しんじゃうんだ。せっかく絵本なんだから、絵も味わってほしい。

 

と発言されているのを見て「そうそう!私はあなたの絵に惹かれたの!」と、両想いになったなったようで嬉しかったです。笑

 

また物語も、捉え方が無限に感じられるものばかりで答えがない作品が多いので
荒井良二」さんの絵本は、世代問わずに楽しめる絵本です。

 

また、こんな言葉もご本人は言っていて

 

はみ出す部分がおもしろいのに、「こうすれば絵本的」みたいな概念にとらわれすぎていると思う。
僕は子どもを鋳型にはめ込むのがいやなんだ。子どもにはわからないとか、子どもはこうだからとか、決めつけたくない。
それは子どもたちと一緒にワークショップをしていても思うこと。彼らのエネルギーや方向性のおもしろさは、はかりしれないもの。

 

型にはまらない考え方も魅力で、息子も荒井さんの絵本が好きなのは、そういうところなのかもしれません。

 

ぼくのキュートナ

「はいけい。ぼくのキュートナ」で始まる15通の手紙。
大好きな子への想いがたっぷりつまっていて愛情を感じる絵本です。
私は当時付き合っていた彼(旦那さん)に贈ったもので
愛情表現が下手な彼に何らかの新しい感情を芽生えさせたくて。笑
この絵本をプレゼントしました。

今は息子と娘に読み聞かせていて、愛の表現は様々だな。と感じています。

大人向けの絵本に感じますが、子ども達も安心するようで大好きな絵本です。

 

 

はっぴぃさん

願いをきいてくれるはっぴぃさんに、会いに出かけた男の子と女の子。何かを願うことへの作者の思いが静かに伝わってくる絵本。
荒井さんの変換力や世界観で、はっぴぃさんのことや登場人物のふたりの事が気になっていき物語の中に引き込まれます。
息子は特にこの絵本が好きで、読んでーと持ってくることが多く
読み聞かせをはじめると、絵の隅々を食い入るようにみて集中しています。

 

この絵本は特に起承転結がないように感じますが、厚い表紙をめくると銀色のページにイタズラ書きのような絵が描かれていて、
その絵をよく見てみると絵の中には戦車がいっぱい!遠くの山には太陽が昇るところでしょうか。それとも沈むところでしょうか。
この物語はアメリカであった9.11の同時多発テロがあった時に、荒井良二戦争と平和について考えて描いた作品です。戦争をする国、戦争のない国どちらにも共通するのは何かを願う人たちが必ずいるということ。この「願う」ことに焦点を当てて描かれたのがこの絵本です。

 

 

 

今回は「荒井良二」さんに焦点をあててみましたが、
改めて荒井さんの魅力に気がつかされました。
3才の娘も、絵を見ながらページをめくって楽しんでいたり
自由で常識にとらわれない世界観が魅力で息子も気になる絵本作家のようです。

 

まだ読んだことのない方はこの機会にぜひ手に取ってみてください。