アンパンマンよりバイキンマンが好きな息子
「やなせたかし」好きの私は、アンパンマンが大好きなので、
息子、娘に、アンパンマンを見せています。
息子に関しては、幼児期からバイキンマンが大好き。
バイキンマン好きの子どもって、どれくらいいるんだろう?と素朴な疑問…
アンパンマン公式サイトが行った人気投票の結果では、
好きなキャラクター1位は当然アンパンマンなんですが、2位はバイキンマンです。
1位のアンパンマンが約4000票で、2位のバイキンマンが約2000票。
つまり3人に1人はバイキンマンの方が好き!という結果になっていることがわかります。
バイキンマンのどこが好き?
研究者になるのが夢な息子にとって、バイキンマンは何でも自分で作り出してしまうところが、「すごい!」と尊敬できるところなんだそうです。
また、息子らしい視点で、面白いなぁと思ったことがあります。
アンパンマンでお決まりのシーンになりますが、
ミミ先生と子ども達が遊んでいると、バイキンマンが邪魔をして暴れ出すと
「せーの!アンパンマーン!」とヒーローのアンパンマンに助けを求めるシーンがあります。
息子から言わせれば、何でもアンパンマンに頼っているんじゃなくて自分たちでどうにかしないのか?
という疑問があり、ミミ先生と子ども達に怒っていたことがありました。
バイキンマンはどんな時でも、卑怯な手は使いますが、諦めずにひとりでアンパンマンに立ち向かうところは
どんなに怒られても、注意されても、めげない姿勢の…息子に似ているかも。笑
ふと、ADHDの息子とバイキンマンの共通点もあることに気がつき、我が家にとって、バイキンマンは憎めない存在なのです。
アンパンマンとバイキンマンは月と太陽のような関係
「何のために生まれて何をして生きるのか」
アンパンマンの世界では「何の為に生きるのか」を自覚していない生物は、自身の命の星は輝きが失われやがて消えてしまうそうです。
つまり「ばいきんまん」はアンパンマンをやっつけることで「生きがい=何の為に生れて何をして生きるのか」を見いだし、アンパンマンの世界で生きているそうです。
悲しいことにアンパンマンをやっつけるという生きがいを失えば必然的にばいきんまんの存在価値はなくなってしまいます。
逆にアンパンマンは「人を助けること」で生きがいを見つけていますが、
アンパンマンは困っている人「お腹がすいている等」の他に実は「ばいきんまん」の悪戯によって困っている人を助けるという「生きがい」があるので、ばいきんまんを失えば「生きがい」を失うことになります。
つまりアンパンマンとばいきんまんは、持ちつ持たれつの関係で成り立っておりお互いの「生きがい」が両者の思惑が一致し、関係で成り立っているおかげで彼らはアンパンマンの世界で「何の為に生きるのか」を見いだしています。
どちらが欠けてもダメなんだ。といった『アンパンマン』のメッセージを知ると、バイキンマンの見方も変わるかもしれませんね。