かわいい息子はADHD。ずば抜けた問題児家族のすすめ

長男7歳。長女2歳。5歳差の息子と娘のママです。片田舎でWebデザイナーとして仕事をしながら育児奮闘中!7歳の息子は小学1年生になりADHD(注意欠如・多動症)と判明し、発達障害について無知だった私が試行錯誤しながら過ごす日々を記録していこうと思います。障害があってもなくても家族で楽しく暮らす事を第一に行った取り組みもご紹介します。

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【ADHDと読書習慣】子どもの頃から本がある生活

私は絵本が好きですが、読書をする習慣がないまま大人になってしまいましたが、
ただ、本があると安心するので本屋さんも図書館も大好きで足を運ぶことが多いです。

 

でも本を読む時は気合を入れて挑んでしまったり
『読書するぞ』と重たい腰をあげてやる気を振るいたたせないとダメでした。

 

しかし歳を重ねると好むものも変化してきて
テレビを観ると耳も目も疲れてしまいラジオを好むようになったり
仕事や子育てで壁にぶつかったり、新しい挑戦をしたいときに自分の経験だけでは情報が少ないため、本からの情報を必要とし本を積極的に読むようになりました。

 

好奇心や新しい挑戦、多様な思考力を持つ必要性に気がつくと
本にふれる時間が必要だと言うことに気がつき読書をするようになったのです。

 

実際に読書を習慣化したことで、それなりに読解力も上がります。そして、新しい情報を知ることは人生を豊かにしてくれるのです。
経験しなくても活字から学び沢山の情報を習得することが出来ることができます。読書好きな方は、インプットが多いことでアウトプットは明らかに情報の質が違うなと感じます。

 

もっと子どもの頃から本を読めば良かった。と後悔しているので、我が子には本を沢山読んで欲しいと思っていますが、
私の経験から考えると、子ども達に「本を読みなさい」と言っても、本を読む習慣をつくることは無理だと知っています。

 

何でもそうなのですが、子どもの興味のあることは様々な意欲を生み出すので
子ども達には、好きなことはとことん経験させると、必ず疑問が出るので『調べ習慣』を教えています。
わからないことがあったら、調べる癖をつけ深掘りしていくのです。

 

息子の場合は、妖怪や生物が好きなので、妖怪の本は惜しみなく触れさせることで、4歳くらいからぶ厚い妖怪本を熟読出来るようになりました。
最初は絵だけ楽しみ、気になるところはママ読んでっと持ってきていましたが
いつでも親が読んであげられるわけではないので、自分で読む練習をはじめたのです。
生物についても妖怪と同じで、様々な図鑑をみては暗記していました。
面白いことに、この図鑑とあの図鑑に使われている写真は同じだね。と間違い探しをはじめたのには笑ってしまい
子どもの好奇心は本当に素晴らしい!と考えさせられることが多いのです。

 

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好奇心を引き出すことは、あらゆることを解決させるポイントかもしれません。


他には、私が出産後から子どもに本を好きになってもらう取り組みがあります。

 

  1. 家でいつでも本に触れられるようにする
  2. 図書館・本屋さんに行く
  3. 字が読めるようになった子どもにも読み聞かせを続ける
  4. 隙間時間を活用する
  5. 親子で同じ本を読んで語り合う
  6. 漫画も本として認める


1.家でいつでも本に触れられるようにする

我が家は目に触れる場所に本を置いています。
リビングのキッズスペースには子ども用の本棚があり、絵本を大切にしまっています。
また、表紙をみせるマガジンラックを設置し、毎月のオススメの本を飾るように子ども達と決めて飾っています。

 

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リビングにいる時間が多いので、毎日、息子も娘も、時間の合間に絵本を引っ張り出して読んでいる姿が見られるので
『いつでも本に触れられるようにする』というのは意味があるように感じます。

 

玄関には、夫婦でオススメの本や、今、気になっている本を置くことで、お互いの関心を共有し、子ども達の目にふれられるようにしています。
子ども達も、どんな本なの?と聞いてくることがあり、子ども達に説明することで私自身も本について考える時間を作ることができています。

 

 

2.図書館・本屋さんに行く

コロナ化ではありますが、タイミングをみて、子ども達と図書館や本屋さんに行きます。
沢山の本をみたときの息子と娘のワクワクした顔をみると私も幸せな気持ちになるのです。

図書館・本屋さんは、新しい興味を発掘できる場所です。

 

今度はこれを読んでみたい!あれをやってみたい!

次々に、子ども達の引き出しがいっぱいになるのが分かり、子どもの新たな一面に気がつくことができます。
そこで子どもの新しい興味をしっかり覚えておき、好奇心がさらに広がる手助けを親がすることで子どもがまた本を読むきっかけになるのだと思います。

 

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3.字が読めるようになった子どもにも読み聞かせを続ける

読み聞かせが大好きな子ども達。
眠気が襲ってくるぐらい絵本の読み聞かせを求められるので私は毎晩睡魔との戦いですが絵本を読む時間は親子で心を落ち着かせられる時間です。

 

8歳になった息子も読み聞かせの時間が大好きなので
何冊も読んで欲しい!とせがんできてくれるほどで、本人が要求するまでは続けたいと思っています。

 

また、息子が字の読めない妹に読み聞かせをしてくれることもあったり
娘もお人形に絵本を読み聞かせる遊びをしていることがあります。
そんな姿をみていると、読み聞かせを大切にしてきて良かった。と思うのです。

 

最近は、どうしても夜に時間がない場合は、童話朗読CDを活用し朗読を聞いてもらうこともあります。
余談にはなりますが、せっかくなので英語で朗読してくれるものにしています。
日本の童話だと翻訳が分かりにくい事があるので、我が家は海外の童話を選んでいて、
はじめに日本語で朗読を聞かせ、すぐに同じストーリーを英語朗読で聞かせることで、単語と文法と発音の知識を無意識的に高める狙いです。笑
自然な英語表現に慣れることを大切にしています。

この朗読CDも子ども達は好きで、ひとつ2分くらいのショートストーリーで気軽に聞き流せるのが良いところです。

 

 

 

4.隙間時間を活用する

ADHDの息子は多動症状として、時間の余白や隙間時間でも何かをしていないとソワソワしてしまうので息子の興味がある本を勧めるようにしています。

お出掛け前の5分前とか、5分でも!ほっておくと汗びっちょりになるまで走り回ってしまったりするので…笑
読書は心を落ち着かせてくれるので有効的です。

 

隙間時間を読書の時間として有効活用できる習慣は、今後、ADHDの息子にとって手助けになる事かと思います。
また、娘にとっても豊かな時間になることと願っています。

 

 

5.親子で同じ本を読んで語り合う

息子の小学校では、教科書に載っている本を、自宅で音読する習慣があるので、親自身も作品にふれる機会が多いです。
そこで、私自身も興味深いところは必ず息子に伝え会話するようにしています。

 

レオ・レオニ作の『スイミー』だったり、アーノルド=ローベル 作のがまくん かえるくんシリーズ『ふたりはともだち/おてがみ』など
懐かしい作品を息子が音読した時は心が熱くなりました!


スイミーは息子自身が自分とリンクさせてスイミーへの想いを話してくれたことがありました。
がまくん かえるくんの友情も、息子にとっては感動的な出会いだったようで、お友達や家族に向けてお手紙をしたためるようになったのは成長を感じました。

 

 

 

今は、 川崎 洋 作の『ぼうしをかぶったオニの子』を勉強しているのですが、教科書ではお話の一部しか載っていなく物語の続きが気になったので息子と図書館で借りてきて、物語に出てくるオニの子について、お互い会話をして楽しんでいます。

 

 

国語の教科書に載っている作品が、勉強の為の教材で終わってしまうのは勿体ないので、必然的でも出会えた作品も楽しい記憶として残ると嬉しいです。

 

 

6.漫画も本として認める

夫も私も漫画本が大好きな子ども時代でした。様々なジャンルの漫画本があり、映画やアニメとは違った世界に入れる漫画に魅了されました。
ですので息子と娘が漫画本を好むようだったら、我が家は本として認めます!

 

娘はまだ3歳なので漫画本には興味はありませんが、息子がはじめて購入した漫画本は『鬼滅の刃』でした。
習っていない漢字も『鬼滅の刃』で読めるようになったものもあります。笑

また、生物や化学が好きな息子には、伝記漫画も勧めています。

 


小学生に人気の「科学漫画サバイバル」シリーズは、息子も好きな漫画で、小学校の図書室で借りてきて私も知りました。
「科学漫画サバイバル」は、全世界で累計3000万部を発行しているそうで大人気ですね!
危険生物や最強生物が好きな息子なので、過酷なサバイバルを題材にしているのが面白いようで、
生物や自然の紹介などが書いてあるので知識として情報を習得しているようです。

 


『好奇心』から本を読むようになる

そもそも好奇心がなければ、調べたいことが自ら多様に出てくることが難しいと思います。
親が手とり足とりやった好奇心ではなく、自ら芽生えた探究心があれば、やがて自分の興味関心以外の対象に対しても、影響の輪を広げていくようになっていきます。

 

息子をみていると、ADHDであっても、好奇心を引き出すことが読書の入口だと実感しました。本が読めない、苦手だと思い込まずに、ADHDは、好きなことに没頭できる特性があるので、そこを活かせば読書習慣も作りやすいということです。

 

物事には背景があり、理由があります。それは時に、人の心を動かす内容であったりします。日常生活の中にも、あちらこちらに“好奇心の種”が転がっています。


特に子どもの周囲にはたくさんあるので、「調べてみよう!」という段階まで親が促すことが大切かと考えています。