かわいい息子はADHD。ずば抜けた問題児家族のすすめ

長男7歳。長女2歳。5歳差の息子と娘のママです。片田舎でWebデザイナーとして仕事をしながら育児奮闘中!7歳の息子は小学1年生になりADHD(注意欠如・多動症)と判明し、発達障害について無知だった私が試行錯誤しながら過ごす日々を記録していこうと思います。障害があってもなくても家族で楽しく暮らす事を第一に行った取り組みもご紹介します。

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【小3の壁】小学校3年生は分岐点だと思ったこと

息子が4月から3年生に進級し、娘も年少クラスになったこともあり、やることが更に増え!!!
日々時間に追われています。

 

多動症状が強い息子は、学年が上がるにつれ徐々に落ち着いて過ごせるようになったので授業中に離席してしまったり、教室に居られないということは、ほぼ無くなりました。


ひとつ変わらないことは、息子の息抜き方法(リセット方法)です。


息子自身は自覚していないと思いますが、1年生のころから保健室が逃げ場所となりリセットする場所になっているように感じます。

毎日のように怪我が絶えないので保健室にいくことが多いのはありますが、
嫌いな教科の時は保健室で休んでいることもあるそうで、タイミングをみて先生達が声掛けをしてくれているそうで有り難いです…

 

また、1年生と2年生の時の担任だった先生に会いたくなり職員室も毎日一回は行っているようで、
息子は「友達」のような存在だと言っていました。


天真爛漫な性格は健在で、何かあると職員室にいる先生達に話しに行ったりするので、
親としては息子の良いところが変わらず過ごせるのは
学校側の寛大な配慮があってだと感謝しています。

 

3年生の担任も変わり、クラス替えもあったので、環境の変化に敏感なところは心配ではありましたが
運良く(?)。笑
3年生の担任も多様性のある考えの先生で、
「人と違うのは魅力的だと思う。先生に頼ってくれるのは嬉しいです」
と前向きな言葉を言って下さり嬉しかったです。

 

正直、息子は手がかかるので…最初から毛嫌いする方もいるので
三者の方に理解してもらえると本当に嬉しいのです。


本題に戻って…
なぜ、小学校3年生が分岐点なのか!?

 

小学3年生は低学年と高学年をつなぐ時期で、低学年最後の年です。
そして必須教科が増え、新たに「理科」「社会」「書写」「英語」の授業が追加され6時間授業の日が出てくるので、
少しずつ学力の差がついてくる時期だと思います。

 

追加された教科については4年生に向けて助走のようなものではありますが、
習得しないといけない事は明らかに増えるので
小3~小4をどう過ごすかが大事で分岐点になると感じています。

 

息子の症状として、集中力・落ち着きがない・思い込みが激しい ので、、
授業内容を聞き逃してしまって勘違いしたままでいる教科が増えると…大変なことになります。

 

まず、勉強についていけなくなると

授業がつまらなくなる=離席してしまう

となります。

 

3年生にもなると、周りの目も気になるようになってくる子も多くなるので
クラスメイトに指摘されるのが嫌だと思うかもしれません。

私の考えとしては、3年生の助走期間中の授業内容であれば習得しやすいし
「好きになってしまえばいい」と思うのです。
好きでなければ学びたいという意欲は出ないので…


学ぶ意欲のベースは「知的好奇心」「有能さへの欲求」

学習に興味・関心を持つための計画が必要だと感じているのでは
子育てをしていて私自身が学んだ経験からです。

 

子どもたちとの生活は、日々変化があり刺激的な体験ばかりです。
息子については、妖怪や生物が好きなので出来るだけ息子が興味を持ったことに応えるようにはしていて、
妖怪の本は10冊以上になり、妖怪に関係する映画も一緒に沢山観ました。笑
結果的に知識が広がり…水木しげる手塚治虫好きになりました。壮大なスケールで画かれる視点から学ぶことは多く、そこから考えや行動に影響を与えているように感じます。

 

生物についても、沢山の生き物に触れ、どうすれば捕まえられるのか。どうすれば生かせるのか。
好奇心や押さえられない欲求から、大人が想像する以上のことが現実に起きるので日々驚かされています。

 

昨年の夏に捕まえたカタツムリは、冬になれば死んでしまうと思い込んでいましたが、
タツムリの育て方を調べて実践していたら冬を越して今でも元気に生きています。

息子が捕まえてきた数々の生物が、命を繋いでゆくために繁殖を繰り返す姿を沢山見せてくれました。
一緒になって親も楽しみ共有しサポートすることで、息子自身の知識の幅が広がりを身近に感じることも出来ました。

 

実際に学習することは実生活に結びつけるのが伝わりやすい。ということもあるので
新たに加わった理科は、自らの経験があるので楽しんで取り組めているようです。

 

ただ、まだ8歳。
息子の集中力がプツリと切れる時があり、強制的な授業を楽しめないこともあるようです。

 

我が家が意識的に

「知的好奇心」「有能さへの欲求」を育むために取り組んでいること

  1. 図書館に行き沢山の本にふれる(本を読む)
  2. 家庭内でも校外学習を意識した外出
  3. 家庭内で会話(ディスカッショ)を沢山する

 

1.図書館に行き沢山の本にふれる(本を読む)

以前も記事にはしましたが、私は子育ての中で本を読む習慣をとても大切にしています。

 

 

micocolo.hatenablog.com

 

 


正直、読書はメリットしかないのではないでしょうか。

幼児期からの読書体験があった方が就学時での読書習慣は大きな差が出てくると思います。

 

一般的には…

 

【幼児期】
●親子の触れ合う時間を確保できる
●話を聞くための集中力がつく
●想像力が豊かになる
●語彙力が高まる
●ストーリーを通して色々な場面に出会える

 

【就学時】
●集中力が身につく
●国語の長文読解に苦戦しない(投げ出さない)
●面白い本と出合うと共有したくなる(コミュニケーション能力の向上)
●漢字に抵抗しなくなる
●興味関心の幅が広がる

 

と言われていますが、私が幼児期から一番大事にしていることが

「親子の触れ合う時間を確保できる」です。

 

息子や娘には、本を読むことで安心し、親に音を読んでもらったという記憶が残るような時間にしたいと思っています。

本=嬉しい・幸福

という根っこの感情が大事かと思っています。

 

その後に、集中力・語彙力・想像力・漢字への興味・誰かに共有したい欲求がでてくるのだと思うのです。

 

今のところ、3年生の息子は「本が好き!」と言うようになり、時間の合間は本を読むようになりました。
漢字を記憶するのは苦手ですが、国語の長文読解が得意で苦戦はしていないようです。

 

3歳の娘も、兄の姿を見ているので本を読むのが当たり前のようで
ひとりで本を開き、私が読み聞かせた内容を暗記して読んでいます。
※にゃーにゃー、ぴょん、ざーざーなどの擬音語は暗記

 

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2.家庭内でも校外学習を意識した外出

「校外学習」といった大それたことではありませんが、
興味がありそうな博物館や、季節に合わせた自然遊びを積極的にしています。

 

1月であれば凧あげ・雪遊びや、節分といった風習を楽しみ
春分ごろには、たけのこ掘りや菜の花を食べます。
春には植物や生き物が活動し始めるので、虫を捕りに公園や森で遊ぶと
晴天の日や雨上がりの植物の変化を感じることができます。
この時期は植物の植える時期に良いので、植物を植えを家族で行います。
私の住む地域は蛍を見ることが出来る場所もあるので6月から7月は夜に蛍探しです。
夏から秋は田畑や水辺、森の中は生き物の楽園で息子も娘も目を輝かせて泥だらけになって遊びます。
秋の気配を感じると、どんぐりや松ぼっくり拾い。生き物は最後の力を振り絞り子どもを産みます。
冷たい風が吹き冬になると、バケツに水をくみ氷づくり。

 

こうして、豊かな春夏秋冬を肌で感じてもらいます。

正直言って、親がやる気になれば誰にでも出来る校外学習です。笑

 

遊園地に行きたい。動物園に行きたい。水族館に行きたい。と子どもは言うので
こういった場所も行くことはありますが、
子どもの要望に応えるだけではなく、大人が楽しめることを導いて用意することも子育ての醍醐味かと思います。

 

自然の中は発見が沢山転がっているので、遊びの達人の子どもが勝手に遊びを見つけて「好奇心」を育めます。

 

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3.家庭内で会話(ディスカッショ)を沢山する

「好奇心」や「欲求」は自己肯定感が高く、自分に自信がなければおきない感情だと思います。
私は安全基地である家庭で、自己を表現し認めてもらう実体験が心を育てると考えています。

会話をするにあたり、私が意図的に心掛けている言葉掛けがあります。

 

「あなたらどうする?」
「あなたならどう思う?」
「どうしたい?(決断を任せる)」
「AとBどちらがいい?(選択できる権利)」

 

理由としては、自主的に考え、行動に促すためです。

自分の考えやディスカッション能力は家庭で養えると信じています。

 

同調圧力が強い日本では、村八分になるのを恐れる人が多く、
大衆の前では意見を言うことを拒みますが陰口をする人ばかり。

時間の無駄だと思いますが、その行動をとっている方が安心だと感じるのかもしれません。

 

ただ、時間は有限です。

有意義な会話をし、自発的な「好奇心」「欲求」を大切にしてほしいです。

 


小3は人生のターニングポイントかもしれない

小学校3年生は9才〜10才の段階で、9才で大人と同じくらい大脳の容量が育っていると言われているようです。

1年生、2年生の段階では「脳の土台を広げる時期」で
3年生は「覚えた事が正しいのか疑って確認する作業」になるそうです。(個人差はあると思います)

本当に?なぜ?どうして?と、今まで吸収してきた脳にインプットされている内容に疑問を持つようになるようなので、
最近の息子は

 

「お金がない世界がなかったらどうする?」
「パパとママは、どうして結婚したの?」
「1+1=2 じゃなかったら?」

 

と、幼児期のどうして?なんで?の時期のような質問が多いです。

 

下の記事が興味深かったです。

 

3年生は一見、子どもらしい素朴な疑問があふれてくるのがこの段階です。
そうなると、テストなどの問題を解く時にも、問題とは別の部分が気になったり、漢字の形をどうしても思い出せなくなったりといった行動が出てきます。

結果として点数は悪くなりますが、答えが分からなくて間違えているというより、深読みしすぎて間違っているという事もしばしばあるのです。
この頃の子どもに、「なぜ間違えたの?」と質問すると、たいてい自分でも間違えた理由が分からなかったり、2度目は普通に正解を書けたりします。

これが意味するのは、“答えを覚える”という段階から“答えを導き出す理由”が必要になっているという事。

そうです、勉強を好きになる子どもが持っている“探究心”が芽生えてきたのです。
サッカーが大好きになったり、お魚に興味がでたり、漫画を描き始めたりと、人生を左右する出会いがあるのがこの段階になります。

【超重要】思いっきり遊んであげよう!

パパやママに教えられる段階が終わり、自分で興味のある事を探し調べることが楽しくなる時期の始まり、それを表すのがテストのケアレスミス多発です。

こう見ると、ケアレスミスを叱ったり、勉強させようと塾に行かせることが逆効果である事がわかりますね。
ケアレスミスや子どもっぽい行動が始まったら、ぜひして欲しいことは、思いっきり遊ぶ事。

難しい事はありません、日本には将棋やリバーシ、コマ回し、クロスワードパズルにジグソーパズル、男の子ならプラモデル、女の子なら編み物でもいいかもしれません。
親子で一緒に挑戦すれば、テレビゲームに親の存在が負ける事はないでしょう。

もし、子どもがテレビゲームを一緒にやりたいと言えば、ぜひ付き合ってあげてください。

9才頃の子どもには、なによりも切っ掛けを与える事が大切なんです。

落ち着いたら“未体験”を経験させてあげよう!(旅行に行こう!)


百聞は一見にしかず、毎年ハワイに行く方も、小学校3年生の時には違う場所に行くなど、普段とは違う経験をさせてあげるのがオススメです。

外国語への興味や学びも9才が分岐点になりますしね。
新型コロナウイルスの経験も今、9才の子どもたちには世界を変える力の糧になると思いますよ。
みんなで協力して、この危機に打ち勝ち、未来に明るい種をまいていきましょう!

 


なんだか納得です。

 

子ども時期の1年は何歳であっても大切な時期ではありますが、
小学3年生の成長ポイントを理解して過ごして行きたいと思います!