かわいい息子はADHD。ずば抜けた問題児家族のすすめ

長男7歳。長女2歳。5歳差の息子と娘のママです。片田舎でWebデザイナーとして仕事をしながら育児奮闘中!7歳の息子は小学1年生になりADHD(注意欠如・多動症)と判明し、発達障害について無知だった私が試行錯誤しながら過ごす日々を記録していこうと思います。障害があってもなくても家族で楽しく暮らす事を第一に行った取り組みもご紹介します。

MENU

【思春期のADHD】8歳の息子はプチ反抗期・中間反抗期かもしれない

子どもの成長過程において、反抗期は2回あるとされています。


2歳頃の「第一次反抗期」と思春期に入る小学校高学年から中学生頃にかけて訪れる反抗期が「第二次反抗期」です。

 

近年、思春期の少し手前、小学1~3年生に訪れるプチ反抗期を「中間反抗期」というそうで、子ども時代は、ほぼ反抗期じゃないか。と思ってしまいますが。笑
子ども時代は、それだけ精神発達の過程が多く「子供から大人へと成長するため」の大切なものなのだと思います。

 

我が家に関しては、3歳になった娘の「第一次反抗期」と、8歳の息子の「中間反抗期」なのではないか?
と思わせる日々を過ごしています。

息子については、「中間反抗期のはじまり」を感じる出来事が続いていて、
息子さんの態度や表情、発言に「あれ?」と思った瞬間がありました。

 

 

中間反抗期の5つの特徴

中間反抗期の特徴としては、次の5つが挙げられます。

 

1 口答えをする
2 反抗的な態度をとる
3 なんでも自分でやりたがる
4 注意されても聞かない
5 親よりも友達を重視するようになる

 

一般的には、反抗期と同じような特徴が挙げられていますが、息子の変化は以下です。

1  抱きしめられるのを嫌がるようになった(触るな!といった)涙
2  毎日好きだよ。と言ってきたのに言わなくなった
3  異性への感情の変化を話すようになった
4  明らかに私(母親)への当たりが強い

 

具体的なのですが、私への反抗頻度に「あれ?」と思ったため、中間反抗期の序章なのでは?と感じています。

 

子供から大人へと成長する過程で誰もが通るものとされていますが、
息子の反抗的な態度(きっと序章なのに…)にADHDの言動もプラスされ、
ついムキになって怒り返して状況を悪化させてしまい、どうしたらいいの!と叫びたくなります。笑

ですが、一端落ち着いて『反抗期は子どもの成長の証』と理解をして、冷静に対応していきたい!

 

中間反抗期の時期にある子どもは、
これまでの親や身近な人だけの家中心の狭い世界から、学校や友人を通して広がった広い世界に適応しようと努力しているようです。
それらのストレスや、疲れ、葛藤が、時に反抗的な態度にもつながると考えれば、子どもの発達の過程として、温かく見守れるのかもしれません。

 

 


発達障害の二次障害「反抗挑戦性障害」

 

ADHDタイプの子どもの反抗的な態度を放っておくと「反抗挑戦性障害」と言い、
発達障害の二次障害になってしまう可能性があるようです。


 
反抗挑戦性障害とは、9~10歳未満の子どもに見られることの多い障害で、
症状は「かんしゃくを起こしたり、イライラしやすい」、「権威ある人や大人と口論したり、規則を破る」、「執念深い」の3つに分けられるようで
最近のプチ反抗期の息子の様子を見ているとイメージできてしまう「反抗挑戦性障害」…。涙


 
子どもが発達障害の二次障害になってしまうと、専門的な対応が必要になり、改善するまでの時間がさらに長くかかるようで、
ここは反抗的態度を様子見せずに、状況の改善のために対策を講じて実践することが必要のようです。

 

 

反抗的な子どもに有効な対応3つ

特にお母さんにだけ反抗的な子どもへの「正しい対応」で、有効な対応が3つあるようです!
 
①感情的にならず、冷静に対応する
②お父さんに状況を理解してもらう
③子どもには約束を守りきらせる

 

①感情的にならず、冷静に対応する

発達障害・グレーゾーンの子どもは、お母さんの感情的な態度に敏感です。
お母さんが感情的な態度で接してくると、さらに反抗的な態度で言い返したり、無視したりします。
お母さんは、子どものこのような態度にさらに腹を立てて感情的になってしまうため、子どもの態度がさらに悪化していきます。
 
そうならないために、子どもの反抗的・挑発的な態度に対しては、決して感情的にならないことです。
お母さんは冷静な態度を保ち、子どもが冷静になるまで待ちましょう。
 
一時的に、子どもの反抗的・挑発的な態度がエスカレートすることもありますが、ここでもお母さんは冷静な態度を貫きます。
冷静な態度を続けていると、次第に反抗的・挑戦的な態度で接しても無駄であることを、子どもが自ら学習し、態度も落ち着いてきます。
 
お母さん、お子さんともに冷静になれたら、お子さんの気持ちをたくさん聞いてあげると良いようです。
 

 

②お父さんに状況を理解してもらう

 
お父さんには、「子どもが母親の言うことをきかない」という状況を、理解してもらいましょう。理解してくれる人がいることで、お母さんも安心できます。
お父さんに子どもの反抗的な態度について説明するときも、お母さんは冷静な態度で接することが重要です。
 
お父さんに説明するときに、お母さんが感情的な態度だと「お母さんが感情的だから、子どもも感情的になるんじゃないの?」と言われる可能性があります。
子どもが、どのような状況でお母さんに暴言をぶつけ、反抗的な態度を取るのかを具体的に説明して、理解してもらいましょう。

 

 

③子どもには約束を守りきらせる

約束したことをなかなか守れないのが、ADHDタイプの子どもです。これが繰り返されると、大人の方に「仕方がない」とあきらめの気持ちも出てしまいます。
ただ、こうやってあきらめていくと、子どもはどんどん約束を守れなくなっていきます。
大人になったときに約束を守れないままだと、さらに困りごとが増していきます。
 
約束は、守りきらせることが大切です。また、約束を守れたらご褒美をあげるなど、ルールを明確に決めておくのも重要です。


約束を守れなかったときに、大人が子どもの弁解や屁理屈にとりあわないよう心がけます。大人が決めたことを破ったのでは、子どもは約束の大切さを学べません。

ただし、約束を守れなさそうな状況の時に、感情的にならないことが大切です。冷静に、普段と変わらない口調で
 
 
「そろそろゲームの時間が終わりだよ。ご飯を食べようか」
「時間オーバーだよ。次は何をするんだっけ?」
 
 
といった風に、子どもに声をかけます。最初はなかなか言ったとおりに動きませんが、
穏やかな口調で何度か言い続けることで、次の行動に切り替えられるようになります。
 

思春期



 

①②③は、反抗期への対処法だけではなく、子育てをしていく上で大切な教訓だと改めて考えられました。
イヤイヤ期の娘については、『共感する』と言うことを大切にしているのですが、
頭にきても『否定をしない=共感する』というのは年齢関係なく親が必要なスキルかと思いました。

 

 

「子育て四訓」で学ぶ親のありかた

以前、「子育て四訓」というのを紹介しましたが、
目を離せ、心を離すな。というスタンスはADHDの息子への見守り方に大きな影響をあたえた言葉です。

 

「子育て四訓」

 

1 乳児は しっかり肌を離すな
2 幼児は肌を離せ 手を離すな
3 少年は手を離せ 目を離すな
4 青年は目を離せ 心を離すな

 

子どもたちが成長していく過程には、大事なポイント(タイミング)があるということがわかります。
それぞれの時期に意識してやらなければならないことがあるということです。

 

子育てとは別の面から見れば、「親離れ」、「子離れ」の実現=「独り立ち」を手助けすることといっていいのかもしれません。
そのためには、「離さない」ことも大事だけれども、それと同じくらい「離す」ことが大事である。
と、「子育て四訓」はそう教えています。

 

小学生の息子は、とりわけ上の3 少年は手を離せ 目を離すな は、よく肝に銘じておかなければならないことだなと感じます。

1から10まで、なんでもすべて口うるさく教えていては、子どもは受け身になるばかりで、自ら進んでやろうとする意欲や自主性は育ちません。
主体的な態度を育てるためには、その子に寄り添いながらも、そっとヒントを与えて気づきを促したり、自分の頭でできるだけ自力で考え、
解決しようとする姿勢を後押ししていくことが大事なのだと思います。

 

今回、プチ反抗期中と第一次反抗期の息子と娘と毎日格闘…していますが、
成長中の子ども二人は、親の行動や言葉をよく見て聞いているので、子どもだから。大人だから。ではなく、
ひとりの人として行動し、息子と娘と接していきたいと考え過ごしています。

 

また、息子のプチ反抗期で嬉しかったことがあり、
『親よりも友達を重視するようになった』『異性を意識するようになった』ことです。

家庭だけの世界ではなく、自ら交友関係の世界に入ったことや、好きな女の子への特別な意識が芽生えたことで、
他者への想いを口にするようになったのはとても嬉しかったです。


好きな人を喜ばせたいという感情や、友達との関係性で、恥をかいたり、傷ついたりすることで、精神的な成長と実践的なコミュケーションを経験できることは、ADHDの息子にとって療育だと思うのです。

 

親の私がヒーヒー、ワーワーと、嘆いたって意味がない。笑
冷静に落ち着いて対応し、成長を見守りたいです。