【小学2年生・小学校の個人面談】2021年最後の教育相談
息子の通う小学校では、年に2回ほど「教育相談」といった個人面談があります。
文部科学省でも「教育相談」を行うことは義務づけられていているようで、
下記のような意味合いで公立小学校では実施されているようです。
学校での教育相談は、一人一人の児童生徒の発達と、教育にかかわる諸問題をめぐって、本人及び保護者などに、必要な心理的・教育的援助を行うものです。
本人及び保護者が、自分の課題をとらえ直し、主体的に解決できるよう、側面から援助することを基本としています。
我が家の息子の場合は、発達や問題が生じた時に、定められている「教育相談」以外に、イレギュラーで個別に相談の場を設けてもらうこともあり
一年生の時は一ヶ月ごとに面談していたんではないか…と記憶が飛びそうなくらい学校に行かなければいけないことが多かったのですが、
二年生では「教育相談」を含め個別面談は一回で過ごすことができました。
私(母親)は、フルタイムで仕事をしているため、一年生の時のトラブル多発でお呼び出しは、私の精神がついていくのがやっとでした。
息子の場合、軽度の発達障害なのかもしれませんが、同じように悩んでいる親御さんがいたら心中お察しします。
ただ、現場(小学校)にいる子供の方が、本当は想像以上のストレスを抱えて過ごしているのかもしれませんし
どうしても周りと同じようにできず、叱られたり、注意され過ぎてしまい、悪循環で二次障害を起こしてしまっているお子さんも多いのではないでしょうか。
一度冷静に落ち着いて考えてみれば、小学校に行く事が絶対ではないし、集団の中で適応できないことは異常ではないので
周りと違う子どもを否定したり阻害する方に欠陥があるのです。
本来、100人いたら100人とも同じ人間なんていなく、それぞれの価値観や意思で生きているので
考え方が違うことで行動が違ってくるのは当たり前のことだと思います。
システムが子どもを考えたものであれば、息子と同じような症状がある子どもたちはもう少し生きやすくなるのかな?
と考えてみたら、息子をサポートするのが私の役目なんだと気がつきました。
周りからの理解が得られない時に、私が全力で息子をサポートする。
と決めると、学校からの意見や申し出に対して、苦しさはなくなりました。
個人面談での指摘は、子を否定されているわけではなく『保護者と先生の情報交換・相談の場』で、
子どもを生きやすく過ごしやすくする為の貴重な時間の場なんだと親が理解することで大きく変わります。
おそらく戦後からつづくシステムに、ハマれることができた子どもたちは数知れずいて、システムにハマれた一人に私も入っています。
日本でつづいているシステムだから正解とは限らないし、皆同じ道を通ってきているのだから出来ない方が弱い・間違いではないんだと成人した大人は気がつかないといけない。
我が子が通う学校規模(100~1000人)であれば、意見を申し出すことは難しいことではないのかと思います。
日本人はイノベーションに抵抗があり、変化を嫌う傾向があるように感じますが、
日本人は慣れてしまえば真面目に継続できるだろうと期待の念を持つと、
未来ある子どもへの教育や支援に対して大人が変化することは自然なことだと思います。
と、大口を叩きましたが、学校と家庭が『子どものためであること』からズレなければ個人面談は意味のある時間です。
二年生の息子の成長
今回の面談では、息子の成長した部分を担任から聞くことができました。
二年生当初は、一年生の時のような手がつけられない事が多く、嫌なことがあると教室から飛び出してしまったり、地団駄を踏んで不貞腐れてしまうという指摘がありました。
時折、友達を叩いてしまうといこともありました、ひとつひとつ担任と息子と家庭とで話し合いを続けている中、
夏休み以降から徐々に変化があり、他者を許せるようになったり、折り合いをつけられるようになってきて嫌な事があったときに我慢するようになった。と、嬉しい報告を聞くことができました。
そして、授業中に座っていらえるようになった。ということを、担任が褒めてくれたことが、親の私としてはとても嬉しかったです。
つまらない授業は、体を横に向けてしまうような姿も見られるそうですが。笑
一昔前だったら、先生に失礼でしょ!なんて怒られてしまったのかもしれませんが、周りに流されない息子の主張は私は好きです。
親の私がこんな考えだから、親も親なら子も子とも言われてしまいそうですね。
衝動的や感情的に友達を叩かなくなったり、授業中に座っていられるようになったのを聞いて
夫も私も手をとって喜び、息子を抱きしめました。
悩みや問題は日々ありますが、子どもの成長がただただ愛おしいです。
個人面談は長くても15分程度で終わってしまいますが、
子どもの心の成長を支える大人の行為全般が、教育相談に含まているのです。
我が家の場合は、出来る限り父親にも同行してもらい共有する事で、我が子の「個」に向き合ってサポートしていきたいと思います。