かわいい息子はADHD。ずば抜けた問題児家族のすすめ

長男7歳。長女2歳。5歳差の息子と娘のママです。片田舎でWebデザイナーとして仕事をしながら育児奮闘中!7歳の息子は小学1年生になりADHD(注意欠如・多動症)と判明し、発達障害について無知だった私が試行錯誤しながら過ごす日々を記録していこうと思います。障害があってもなくても家族で楽しく暮らす事を第一に行った取り組みもご紹介します。

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ADHDの子を好きになったADHDの息子

息子に好きな子ができました。

 

6歳くらいから、〇〇ちゃんが好き!○○先生と結婚する!と言うような、おませな息子なのですが、
8歳になり夏休み明けくらいから、ひとりの子(以下Aちゃん)を気にするようになり、お手紙のやり取りが増えたり、Aちゃんの名前を頻繁に口にするようになりました。

 

Aちゃんとは1年生、2年生と、一緒のクラスで、1年生の頃の脱走が激しかった頃の息子でしたが、Aちゃんもよく一緒にいることが多く…
一緒に悪さをしたり脱走したり、暴れたり。する友達?でした。

 

Aちゃんのことは息子から話を聞くだけで、Aちゃんのお母さんとも面識がなかった為、直接お話をする機会がなかったのですが、
Aちゃんの言動や学校生活の話を聞くかぎり…息子のお仲間?かしら?と思ってはいた子でしたが、
息子のハチャメチャっぷりに日々追われていたので、
Aちゃんは必ず一緒にいて、いつも仲良くしている子なんだな~という認識ぐらいでした。

 

また、Aちゃんから1年生のころからラブレターのような手紙をもらってきてはいましたが
何故かモテル息子は、Aちゃん以外の女の子からも手紙(好きだよ!とか書いてある。笑)をもらっていたので
息子は深く考えている様子はありませんでした。

 

ですが…最近はAちゃんの気持ちを受け止めるように特別な感情をしっかり抱いているのが分かります!

 

 

2年生男子の恋心

とはいえ、8歳の男子なので、わたし(母親)に何でも話をしてきてくれて、話す内容が可愛すぎて微笑ましい!
何故か数人の女の子からラブレターのような手紙を頂いてきますが
Aちゃんにだけ返事の手紙を書くようになったのです。

 

苦手な折り紙も、ハート形やお花、ダイヤ、を折ってあげたくて折るようになりました。

毎日Aちゃんの事を考えているよ。

 

とも言うので、かわいい…。。

 

そして、家族以外の誰かを大切に想う気持ちの変化からか、息子の学校生活の態度も変化してきました。

 

Aちゃんに嫌われたくない。という感情。
Aちゃんを喜ばせたい。という感情。
Aちゃんを傷つけたくない。という感情。

 

などが生まれ、息子自身が自分の行動を意識するようになり
教室を飛び出してしまったり。教室でグズってしまったり。友達を叩いてしまったり。する事がなくなりました。

 

たまに悪ふざけや遊びがいきすぎて、友達トラブルはあるし、不注意で間違った方向にいってしまう事はあるのでゼロではありませんが。
1年前の息子と比べたら、ものすごく成長していると感じられます。

Aちゃんありがとう!涙

 


Aちゃんと息子

幼いふたりは、お休みも一緒に遊びたい!とお互いの母に言うようになりました。
私はAちゃんのお母さんと面識がなかったので連絡手段がなかったのですが、偶然お会いできる日があり、
勇気をだして話しかけて連絡交換をし!週末に遊ぶ約束をしました。

積極的になりすぎて、自分がこわい。笑

 

早速、お休みに公園で遊ぶことになり、息子は大喜びしてくれたので頑張ってよかった。涙

 

Aちゃんのお母さんとも話ができるのは嬉しいし緊張するし、、
わたし自身が息子に振り回されてしまっていますが、この流れに身を任せてみました。(考えすぎ)

 

息子とAちゃんは、公園で再会すると、犬のように(失礼)足りまわって遊んでいました。
2人が楽しく遊んでいるので、私はAちゃんのお母さんといろいろ話をしました。

 

お互いが探り探り…の会話の中で。お互いが気になっていた本題は…発達のこと。

 

結局。

 

息子もAちゃんも、ADHDと診断を受けている同士でした。

Aちゃんのお母さんも、やっぱり!と言った感じで。笑

 


ADHD同士の会話・行動

Aちゃんの存在は、私はとても興味深く。Aちゃんのお母さんも、息子に興味津々。

まだ、幼い子どもたちなので、走り回って遊ぶ姿は想像できるのですが
息子とAちゃんだけ運動量がすごい。笑

 

はじめて公園で遊んだ日は4時間ほぼ休憩なしで遊んでいました。

遊び方も、少し遊具で遊んだら次。次。次。と、落ち着きがない。
楽しい?と感じてしまいますが、2人はモメルことなく、次々と遊びを展開し
お互い意思疎通していなくても楽しそうで居心地が良さそうに見えました。

 

ふたりの会話も、どちらも同じような会話傾向があるためか、説明よりも答えや結論が先にきがちです。
理解できなくてもOk。話したいことが話せれば良いらしく、お互い理解しあえるようです。(実際、理解しあえているのかはなぞ)

 

Aちゃんも、衝動性、多動性、攻撃性があるので、乱暴な会話も息子にとっては居心地が良いようで会話がはずんでいるようでした。
そして、他の情報に興味を引っ張られることがないため、空気が読めない発言も減っているように感じます。

 

 


「類は友を呼ぶ」良い相乗効果に…

「類は友を呼ぶ」という言葉があるように、何故か発達障害を持った人は同じように発達障害を持っている人を引き寄せる傾向にあるそうです。


ただ、必ずしも相性が良いかと言うとそうではないようで、多動っけが強い男の子とは対立関係になってしまいトラブルになってしまう事が多い息子です。
Aちゃんの場合は、ADHD同士だからもあるのかもしれませんが、いろいろな事が複合してお互いが居心地の良さを感じているのかもしれません。

 

まだ、幼いふたりなので、お互い成長しながら変化していく事が大いにあると思いますが、今の二人を温かく見守っていきたいな。と思っています。

 

Aちゃんのお母さんとも情報交換もできるし、お互いの実体験を話すことで心が救われる瞬間があります。
お互いの生活環境も、考え方も違うけれど、同じ悩みを抱えた母親同士。理解しあえることがあるのも私は発見でした。

 

依存ではなく、お互いにとって良い相乗効果が生まれたらラッキーだし、
ふたりの子どもたちの成長が楽しみです。

 

初恋