かわいい息子はADHD。ずば抜けた問題児家族のすすめ

長男7歳。長女2歳。5歳差の息子と娘のママです。片田舎でWebデザイナーとして仕事をしながら育児奮闘中!7歳の息子は小学1年生になりADHD(注意欠如・多動症)と判明し、発達障害について無知だった私が試行錯誤しながら過ごす日々を記録していこうと思います。障害があってもなくても家族で楽しく暮らす事を第一に行った取り組みもご紹介します。

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ADHDの息子が好きなこと・得意なこと

心身ともに日々成長している息子ですが、2年生男子の平均よりもガッシリ見えて体つきがしっかりしてきたように感じます。
実際、手に負えないくらい愚図ってしまった時に怒りをぶつける息子なのですが、
声も大きく体当たりしてくる時があり、私は跳ね飛ばされてしまう事があり、衝動的な感情をコントロールさせるサポートの難しさを感じることがあります。

 

男の子なんてそんなものよ。なんて言われたり、
親が悪い。なんて言われたり、
ADHD命名された個性は、簡単には理解できませんよ。笑

 

ただ、生き物全て、毎日同じ日なんてないし、理解できないところが無い人なんていないはずです。
上手に隠せたり、上手に自分で消化出来たり、上手に人に頼れたり、するだけだと思ってしまう。。。。

 

でも、そんな思考を持っていても、息子の事で悩みは尽きません。

 

ひどい事を言ってしまったこともあるし、大きな声で叱ってしまう事だってある。
NGなことだと知っているから母親失格だなとも思い、私自身が前向きになる方法を沢山取り入れています。

 

前回、ADHDの息子のすごいところ100個を書きだしてみたという記事を書きましたが、
その記事と似てはいますが、息子が好きな事や得意な事を思い返してみるようにすると、あら不思議、心は前向きになることに気づきました。

 

micocolo.hatenablog.com

 

 

ADHDの「好きなこと」と「得意なこと」

 

一般的に、人間の能力の「得意なこと」と「好きなこと」の2つは、似たような印象を受けますが、実態はまったく別物になります。
得意なこととは先天的であり、好きなことは後天的です。


生まれつき得意なことはありますが、好きになるのは環境や出会い、タイミングによって変わってくるそうです。

 

ですが、息子を見ていると、「好きなこと」は人1倍集中して取り組める分、人より成長が早いです。
誰よりもスキルや経験がなくても、続ければ追い越せるくらいの力を発揮することがあります。
そこで自信がつき「好きなこと」が「得意なこと」になる事が多いように感じるのです。

 

息子の「好きなこと」

 

LEGO(レゴ)が好き
・ブロック全般が好き
・生き物が好き
・妖怪が好き

 

息子は幼児期からブロックが好きで、集中してブロックを楽しむ事が多く、
2歳になった時に「ニューブロック」で創作するようになりました。
5歳くらいになると「LEGO」で遊ぶようになりました。

他にも、「クリエイティブボール」や「マグネットブロック」の玩具を使い、
立体で楽しむようになりました。

 

 


生き物については度々記事にしている通り、幼児の時から大好きです。

 

micocolo.hatenablog.com

 

 


ただ育てるだけではなく、「危険生物」や「最強生物」について関心があるようで
危険なウィルスについても調べるほどです。笑

 

昨年から猛威をふるう新型コロナウイルスパンデミックと言われ、
現実に生活にも大きな影響を受けている経験を息子は生きているのも運命だったようにも感じてしまいます。

物心ついたころから「研究者になりたい」という夢が、新型コロナウイルスによってリアリティある夢になったのは
幸か不幸かは息子のみ知ることです。

 

生物好きの延長で「妖怪」です。
日本で伝承される民間信仰において、人間の理解を超える奇怪で異常な現象や、あるいはそれらを起こす、不可思議な力を持つ非日常的・非科学的な存在に夢中です。
妖怪でも、西洋妖怪やモンスター、未確認動物(UMA)も好きで、とことん!すぎて、息子の興味には感心してしまいます。

 

不思議とすべての好きなことが連動していて、大きな好奇心や探究心を育てていることは間違いないのです。
そこで、息子の「得意なこと」は?

 


息子の「得意なこと」

 

・絵を描く
・空想力や想像力がある
・立体を正確にとらえる
・記憶力がある

 

LEGO(レゴ)やブロック全般が好きことで、空間認識能力が身に付き、絵を描くことや、立体を正確にとらえる事が得意です。
絵では、絵(2次元)の中に、空間(3次元)が正しく描写されることでリアルな絵、迫力のある表現が出来たり
算数や工作で立体物の創作につまずくことが少ないです。

記憶力については、好きではないものでも良く覚えていて、暗記が得意なのは生活する上で優位かと思います。
ですが、ワーキングメモリーが低いので、記憶力が上手に発揮出来ないことはあります。

 

最後に、「空想力」や「想像力」があることは大きなメリットでもあり、息子自身が誇りに思ってほしいことです。

好き嫌いがはっきりしているのか、割り切った考え方ができるので判断が早いことが多く、独特の価値観を持っています。
だから、他の人とは違った思考(空想・想像)ができるのだと思います。

 

 

ADHDの息子は「好きなこと」が「得意なこと」になる傾向が高い

 

全頭に、一般的には「得意なこと」と「好きなこと」の2つは、実態はまったく別物ということですが、
息子は「好きなこと」を徹底的に追求する特性から、「得意なこと」になっているように感じます。

 

単純に、追求された「好きなこと」に対して、周りは沢山褒めてくれるので、自信になり更に追求していきます。
きっとADHDの子は褒められなくても追求していく集中力がありますが、周りの大人が見守ってくれている。と思えた方が
「得意なこと」へとなる可能性は高いのではないでしょうか。

 

逆に、興味がないこと、嫌いなことは、関心がない事だとはっきりしているので…笑
「好きなこと」を追求させてあげられる環境を作ってあげて、我が子の没頭している姿を理解する時間を親が持つことで
怒ってしまいたくなる言動があった時も、心を穏やかにする事が出来るのかもしれません。

 

一筋縄ではいかないことばかりですが、ADHDの子の「好きなこと」をもっともっと発揮させてあげて
日常の小さな失敗は笑ってあげられる母になりたいと思っています(切実に…)