かわいい息子はADHD。ずば抜けた問題児家族のすすめ

長男7歳。長女2歳。5歳差の息子と娘のママです。片田舎でWebデザイナーとして仕事をしながら育児奮闘中!7歳の息子は小学1年生になりADHD(注意欠如・多動症)と判明し、発達障害について無知だった私が試行錯誤しながら過ごす日々を記録していこうと思います。障害があってもなくても家族で楽しく暮らす事を第一に行った取り組みもご紹介します。

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2021年10月に読んだ 育児本&育児に役立つ本

本

 

育児や発達障害に関する情報は、インターネット上以外にも書籍を通して体系的に学ぶことができます。
今月も様々な本を拝読しました。その中でいいなと思った物、オススメの物をいくつか紹介します!

 

 

1. 子どもはみんな問題児

 

著者は、中川李枝子さんです。

中川李枝子さんといえば、童話『ぐりとぐら』シリーズを思い出す人が多いかと思いますが、

中川さんは保母として働きながら執筆活動をしてきた方で、アニメ映画『となりのトトロ』のオープニングテーマ『さんぽ』の作詞を行っていてマルチに活躍されています。

代表作は数知れずではありますが、個人的に、実妹の画家・山脇百合子さんの絵を見ると中川さんをイメージしてしまい、優しさに溢れたご姉妹の感受性は温かなご家庭で育ったのではないかと感じます。

今回の『子どもはみんな問題児』を読んだときは、中川さんの「思想」に感銘を受け涙が出ました。

人間の本質を理解しているから、子どもを大切にしているし、生きる上で大切な考えや行動を示してくれている本でした。

 

この本の帯には、「この本こそ、子育て中の新米ママの味方だと思いました」という言葉を、宮崎駿さんが書いていますが、まさに私の育児バイブルになりました。

悩んでいるお母さんには是非読んでもらいたい本でオススメです。

 

 

 

 

2.なぜきみは生きるのか 10歳からの人生哲学

著者は、大坪信之さんです。

大坪信之さんは、自身の子育て中の経験から幼児教育に興味を持ち、1992年に徳育教室(現コペル)を設立されていて、自身もADHDだと公言されています。

子ども達に読んで欲しいと書かれた著書なので、大人であればあっという間に読めてしまう内容ですが、独自の感性論が面白く世代関係なく読み進めることが出来ると思います。く

 

私が大坪さんの本を手に取った理由は、息子の思想と大坪さんの思想が似ていると感じたからでした。

一読してみて、まだ語彙力の低い息子の言葉を大坪さんが翻訳してくれたような感覚になり、この本を読んで良かったです。

 

 

 

 また本は紹介したいと思います。

 

 

 

 

 

 

「 のび太型ADHD 」と「 ジャイアン型ADHD 」の特徴【いじめの被害者・加害者にもなりやすいADHD】

のび太ジャイアン症候群』という書著が目にとまり気になり読んでみました。

著者は、東京都武蔵野市発達障害専門のクリニックである「司馬クリニック」を開院した司馬理英子さんです。

 

 

ADHDと診断され、1年生の7歳から現在8歳の息子の様子で疑問になっていたことがあり、
その疑問が解決しないものの、この本を読んで腑に落ちた部分があったので記事にしてみました。


 

のび太ADHDと、ジャイアンADHDとは

 

漫画「ドラえもん」に出てくる“のび太”“ジャイアン”のキャラクターをADHDの特性で現したのが、『のび太型』『ジャイアン型』ADHDです。


ADHDの子の特徴を理解してもらいやすいように精神科医司馬理英子先生が名付けた、独自のニックネームです。

 

のび太型』(不注意優勢型)

クラスでもあまり目立たないし、他の子のジャマもしない。でも部屋が片付かず散らかっており、宿題をし始めてもはかどらず机でボーッとしている。
行動が遅い。何か問題が起こると原因を冷静に考えずすぐ人のせいにするなど、「不注意」だけが目立つパターンです。
目立った問題行動がないのでADHDだと認識されないことが多々あります。
漫画では“のび太”は優しい気立てで、他の子の気持ちがよくわかるという特性もあります。


ジャイアン型』(多動性-衝動性優勢型)

やたら元気で活動的。リーダーシップにあふれているので、周りの子をぐいぐい引っ張っていきます。
反面、衝動的でガマンができず、思ったようにいかないと急に怒り出す。順番を守らず身勝手なので、遊びなどでは他の子を押しのけて割り込むことも。
危険な遊びが大好きで、ケガはしょっちゅう。抑制が効きません。『ジャイアン型』は男の子に多いそうです。

 

ジャイアン型』 と 『のび太型』の共通点は、注意力の散漫さ

のび太ジャイアンは、まったく違う個性を持つように見えますが、「忘れ物が多い」「保護者や先生の指示に従うのが苦手」「気が散りやすい」「飽きっぽい」などの共通点があります。
ADHDには、不注意が目立つ「のび太型」と、衝動性と多動性が目立つ「ジャイアン型」、その両方の特徴を併せ持つ「混合型」の3つのタイプがあると言われています。

 

 

 

のび太型』『ジャイアン型』混合型の息子

全頭に書きましたが、息子の疑問行動があり、ジャイアンのように常にだれかを従わせようとする姿があり
物事の考え方が異常に表面的で、合理的な話が通じにくく、何があっても自己肯定感が高いのです。

 

息子は言葉の話し出しに「違う違う○○○」と話し出すことも多く
基本的に他者の意見を聞くスタンスではなく、
自分の思い通りにならないとムスッとした顔をしガマンできないのです…

 

そして、本人は遊んでいるつもりでも行き過ぎた行動で「いじめ」になりえる事があります。
家庭内で、妹が嫌がることを泣くまでやってしまったり、ペットを怖がらせて楽しんでいることがあるのです。


ADHDとはいえ、限度の超えた行動は危険行動や健全な行動にはならないため
私は息子に何がいけないのか伝え続けています。

その反面、優しい一面もあり、周りが気がつかない事への気配りができることがあるのです。


ジャイアンだったりのび太だったり忙しいですね。笑

 

息子の言動が不思議でしょうがなかったので、『のび太ジャイアン症候群』を読んでほんの少し納得できました。

 

 

 

 

 

 

9月の読み聞かせに おすすめの定番絵本【幼児から小学校低学年】

読み聞かせは、 親子のコミュニケーション作りに最適です。
また、 語彙力や読解力、想像力や集中力など、将来的に役立つ力がいくつも身に付きます。

私自身、10代後半から絵本が大好きで絵本を集めては友人や恋人にプレゼントするくらい絵本の魅力に虜になっていたので我が子が誕生してからの「読み聞かせ」は私自身が大好きな時間です。
寝かしつけ以外にも、ママこれ読んでー!と持ってくるほど
子供たちも絵本を好きでいてくれていることがとても嬉しいです。

 

そんな絵本好きの我が家が読む、9月のおすすめ絵本をご紹介します!
今月は、半世紀以上も絵本作家としてご活躍されている『 いわむらかずお 』さんにフォーカスしてみました。

 

いわむらかずお さんと言えば、「14ひきシリーズ」。
癒される綺麗な絵と物語で、丁寧な画風は本当に本当に素晴らしく、シリーズすべて大好きな作品です。
いわむらさんの絵本は、季節を感じるものばかりですが、秋を感じさせ、秋にぴったりの絵本がたくさんあります。

 

秋の題材になったシリーズでは「おつきみ」「かぼちゃ」「やまいも」「あきまつり」がありますが全てオススメ!秋の一冊として、どれかひとつでも子供に読み聞かせしてあげて欲しいです。

 

 

繊細な画風とリアルな自然風景

 

「14ひきシリーズ」の大きな魅力は透明水彩を使った絵の緻密さです。丹念に描かれた木の実の一つ一つ、草の一本一本が生命感を放っています。


我が家は田舎暮らしを選択し、日常の中で自然を感じ生活しているので、いわむらさんの描く自然風景はとても落ち着くのです。
ずっと観ていたくなる絵には沢山の発見があり、自然体験と無縁な子供たちも、この絵本に出会うことで自然を知り体験することが出来るのではないでしょうか。

 

栃木県

 

 

深い愛情をねずみたち一人ひとりに注ぐ いわむらかずお さん

 

14ひきのシリーズは、大きな森の木を改造した家に住む14匹のねずみ一家の大家族の日常生活を通して家族団らんの喜びを描いた絵本です。
おとうさん、おかあさん、おじいさん、おばあさん。10匹のねずみのこどもたち。の大家族です!
子供たちには名前も特徴もあるので、読み聞かせをしていると子供達は「これはとっくん?なっちゃん?」と言って楽しんでいます。

 

ねずみの子供たちの名前は…

 

https://ja.wikipedia.org/wiki/14%E3%81%B2%E3%81%8D%E3%81%AE%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA より

 

いっくん
長男。10匹の兄弟の一番上。縦笛を愛用している。『14ひきのやまいも』では、いもほりをおじいさんから伝授された。筋がいいらしく、そのうち名人だといわれている。長兄だけあって、しっかり者。

 

にっくん
次男。力持ちで、体力仕事を引き受けることが多い。寝相と寝起きはあまりよくない。

 

さっちゃん
長女。おかあさんを手伝い、家事をすることが多い。女の子の中では、最も早くに起きている。服装は、赤系の服を着ていることが多い(『14ひきのあさごはん』のみ黄緑色のワンピースだった)。

 

よっちゃん
次女。さっちゃんと共に、家事をよく手伝っている。寝るときや家の中にいるとき以外は帽子をかぶっていることが多い(『14ひきのぴくにっく』では、帽子を着用しなかった)。

 

ごうくん
三男。なっちゃんと揉めることが多いが、本当は仲が良い。ろっくん、はっくんと一緒にいることが多い。高いところが大好き。よっちゃんとはデザインの違う帽子を愛用。ごうくんから下の弟妹は、よっちゃんから上の子たちより、一回り小さい体つきをしている。

 

ろっくん
四男。ごうくん、はっくんと共に行動することが多い。少しおっちょこちょいで、兄弟の真似をしても、失敗することがしばしばある(池に落ちる、穴に落ちるなど)。寝起きはあまりよくない。夏以外の季節にて、サスペンダー(吊りズボン)をはいている。『14ひきのあきまつり』では行方不明になって…。

 

なっちゃん
三女。女の子の中では、男の子(特に、ごうくん、ろっくん、はっくん)と行動することが多く、高いところにも果敢に挑戦する。女の寝巻はネグリジェなのに、彼女だけズボン系のパジャマである(『14ひきのこもりうた』のよっちゃんは、なっちゃんと同じズボン系のパジャマを着ていた)。よく長ズボンや半ズボンをはくことが多い(『14ひきのひっこし』と『14ひきのあさごはん』では、スカートをはいていた)。

 

はっくん
五男。小柄だが、勇敢な性格。運動神経は、兄のろっくんよりも高い。ごうくん同様、高いところが好きで、一番高所での仕事を引き受けている。8とデザインされた服を持っている。

 

くんちゃん
四女。黄色のリボンがトレードマークで、いつもねずみの人形を肌身離さず持っている(時には人形を背負うこともある)。人形に服を着させており、『14ひきのせんたく』では、その服ももちろん洗濯している。くんちゃん、とっくんの2人は、はっくんから上の子たちよりも、さらに一回り小さな体つきをしており、兄たちに背負ってもらうこともある。

 

とっくん
六男、10匹の兄弟の末っ子。幼いため、年長者の世話になりやすく、出先でも真っ先に寝入ってしまうが、いつも懸命に頑張っている。男の子たちは3階で寝ているが、彼だけ女の子たちと2階に寝ている。ろっくんと同様、サスペンダー(吊りズボン)を着用。『とっくんトラック』シリーズのとっくんは人間として描かれているので別のキャラクターであるが、『14ひきのさむいふゆ』ではとっくんがトラックのおもちゃを引っ張る場面がある。

 

田舎風景

 

絵本の世界とその舞台である里山の自然が同時に楽しめる『いわむらかずお絵本の丘美術館』も素晴らしかったです。
いわむらかずお さんの絵本原画や取材資料・スケッチなどが展示されていて、静かな優しい美術館です。


美術館の周辺が里山の自然に囲まれていて、雑木林や草原を散策すると、里山の生きものたちに出会うことができ「14ひきシリーズ」の世界に飛び込んだようでした。

 

コロナによって外出をひかえている我が家なので、またいつか訪ねたい場所です!

 

 

 

 

7月の読み聞かせに おすすめの定番絵本【幼児から小学校低学年】

読み聞かせは、 親子のコミュニケーション作りに最適です。
また、 語彙力や読解力、想像力や集中力など、将来的に役立つ力がいくつも身に付きます。

 

私自身、10代後半から絵本が大好きで絵本を集めては友人や恋人にプレゼントするくらい絵本の魅力に虜になっていたので、我が子が誕生してからの「読み聞かせ」は私自身が大好きな時間です。
寝かしつけ以外にも、ママこれ読んでー!と持ってくるほど
子供たちも絵本を好きでいてくれていることがとても嬉しいです。


そんな絵本好きの我が家が読む、7月のおすすめ絵本をご紹介します!

 

リビア

 

 

ニューヨーカー誌のアーティスト、イアン・ファルコナーが木炭で描いた子ブタのかわいらしい絵は、ポイントとなる部分だけが真っ赤な色で色づけされていて絵だけでも楽しめる作品ですが、主人公の子ブタのオリビアは好奇心いっぱいで、子ブタのオリビアの一日が描かれた内容が可愛らしいです。


リビアは息子や娘そのもの。笑
子ども達はオリビアが大好きです。

 

訳は、日本を代表する詩人、谷川俊太郎さんです。
谷川俊太郎さんが翻訳された作品が、我が家には多いようで、小学校の教科書にも度々目にする「谷川俊太郎」という名前に気がついた息子が「この人の作品、うちにも沢山あるよね!」と教えてくれました。
控えめな言葉と、実は強いメッセージが込められている谷川俊太郎さんの表現力は素晴らしいですよね。

 

かいじゅうたちのいるところ

 

海外の有名なロングセラー絵本の1つ、モーリス・センダック作『かいじゅうたちのいるところ』。
いたずらっこの男の子マックスは、またまた…息子そっくり。笑
かいじゅうたちのいることろは、マックスの思い通りになる世界だけど、何でも思い通りになることが楽しいこととは限りません。
マックスの思い描く世界に、息子は怖い物見たさで興味津々になります。

2009年には、スパイク・ジョーンズ監督によって実写映画化されました。
絵本の世界観が見事に再現されていて、映画もおすすめです。

 

 

 

おちゃのじかんにきたとら

 

1968年の初版以来、世界中で読み継がれているジュディス・カーの絵本です。
お茶の時間に突然トラが礼儀正しくあいさつしながら現れ、家中のありとあらゆる食品を食べ尽くしてしまいます。
そんな突拍子もないお話でありながら、作品にはユーモラスな雰囲気と不思議な平穏さが漂っていて素晴らしい絵本です!

とにかく全てが愛に溢れていて、大人も子どももトラも。愛しい。と思える作品です。

イギリスのチャンネル4が2019年のクリスマスに放送したアニメも、音楽とイラストがお話にぴったりで家族の愛がつまっているので、家族でぜひ見て欲しい作品です。

 


www.youtube.com

 

 

今月は、海外の絵本を紹介しました。


選んだ3冊の好きなところが、主人公が「よい子」じゃないところ。笑
ちょっとワガママで、いたずらっ子で、子ども独特の発想力がある主人公たちは
我が息子が描かれたようで…嬉しくなってしまう作品なのです。

子ども達には、「ちゃんと出来る子」「よい子」ではない主人公や、子供がこどもらしい話の内容のものを読むようにしています。


子ども達には、大人が望む子どもでいよう。なんて考えない環境で、経験値がなく成熟されていない子どもらしい自分を恥ずかしいこと。だと思ってほしくないのです。

実際に、ルールから外れることに敏感な子は、「変なの!」「そんなのおかしい!」

なんて否定することを言う子がいます。

身近な大人に、否定されていたり、大人の都合に合わせた、押し付けの変な事。を教えられてしまっているのかな?

勿体ないなー。と残念に思います。

 

また、挿絵がアートな絵本は世界に沢山あるので、子ども達には沢山、触れてほしいと思います。
大人も癒される絵本は、表紙も素敵なのでインテリアとしても活用し生活の中に彩りを与えてくれる大切なものです。

それでは、また来月。

 

 

 

 

6月の読み聞かせに おすすめの定番絵本【幼児から小学校低学年】

読み聞かせは、 親子のコミュニケーション作りに最適です。
また、 語彙力や読解力、想像力や集中力など、将来的に役立つ力がいくつも身に付きます。

私自身、10代後半から絵本が大好きで絵本を集めては友人や恋人にプレゼントするくらい絵本の魅力に虜になっていたので
我が子が誕生してからの「読み聞かせ」は私自身が大好きな時間です。
寝かしつけ以外にも、ママこれ読んでー!と持ってくるほど
子供たちも絵本を好きでいてくれていることがとても嬉しいです。

そんな絵本好きの我が家が読む、6月のおすすめ絵本をご紹介します!

 

1.はらぺこあおむし

作者であるエリック・カールさんは1929年アメリカのニューヨーク州に生まれドイツで育ちで、グラフィックデザイナーとして活躍後、絵本作家としても沢山の名作を残し2021年5月23日に91歳で死去されました。

公式サイトでは、ご家族のメッセージが公開されています。

 

月明かりの中 きれいな星につかまって、
虹を描く1人の画家が今 夜空を飛び回っている


改めてエリックカールが残した作品の素晴らしさに感謝し、子供と読み返しました。

 

はらぺこあおむし』は
あおむしのどこまでも健康的な食欲と、それに共感する子どもたち自身の『食べたい、成長したい』という欲求をユーモアに描き
あおむしは満腹の末に美しい蝶に変身する。といった内容と、作者の絵の優しさに大人も子供も引き込まれる作品です。

絵本うたも子供たちには大人気で、息子も娘も歌を何度も繰り返し歌っています。
Youtubeでも沢山の絵本うたがあるので
読み聞かせと一緒に家族で歌ってみると楽しいです。

 

 

 

2.パパ、お月さまとって!

こちらも作者はエリック・カールさん。
父と娘の美しいファンタジーで、左右上下に広がる大胆なしかけ絵本ボードブック版がオススメです。
月の満ち欠けの現実と「お月さまと遊びたい」と思う無邪気な子供の心を美しく描いている作品に子供もその世界観に目を輝かせ、夢のある作品で大好きです。

 

 

 

3.おつきさまこんばんは

林 明子さんの赤ちゃんの絵本です。
1986年の発売以来、たくさんの子どもたちに愛されてきた絵本でページごとに表情を変えるおつきさまのイラストは、
まだ文字の読めない娘も好きで、息子が赤ちゃんの頃から読んでいるのでボロボロになっては修復し…
我が家で大切にしている絵本です。
『お月さまこんばんは』は、眠る前に読むと不思議と心が安らぎます。

 

 

 

 

今月の2冊は、エリックカールさんの追悼の意を込めて作品を紹介しました。

最後の1冊は、6月の夜に読みたくなるお月様の絵本です。


それでは、また来月。

 

 

 

 

2021年6月に読んだ 育児本&育児に役立つ本

本

 

育児や発達障害に関する情報は、インターネット上以外にも書籍を通して体系的に学ぶことができます。
今月も様々な本を拝読しました。その中でいいなと思った物、オススメの物をいくつか紹介します!

 

 

 

 

1.フィンランド 豊かさのメソッド 

 

著者は、堀内都喜子さんです。

著者のフィンランド留学体験をもとにした書籍で一般の一留学生の視点で語られているので、お堅い文章ではないので時間の合間に読むのに最適でした。

豊かな自然に恵まれたフィンランドは、『ムーミン』『マリメッコ』『フィンレイソン』など数々のすぐれたデザインを生み出している国で、自然を大切にする思想が裏付けられている美しいデザインやプロダクトに憧れている方も多いのではないでしょうか。

 

私も北欧に憧れを抱く一人です。

 

そんな国の経済・教育・雇用・文化などあらゆる角度から知ることができ「豊かさとは」のヒントが沢山ある国だと感じました。

根底にある「教育」の考え方は見習うべきことが、いっぱい! 日本も諸国からのメソッドを認め、母国に活かせると希望が持てる人も増えるではないかと思いました。

 

 

2.イギリスのいい子日本のいい子 

著者は、佐藤淑子さんです。

自己主張・自己抑制の観点から、アメリカ・イギリス・日本を比較していて分かりやすい本です。

息子のようなADHDの特性は日本では問題児として捉えられてしまうのは何故?という疑問から、こちらの本に手が伸びました。

 

国や文化が違えば「いい子」の定義も違うことを理解すると 日本での発達っ子を育てる親は気持ちが楽になるのではないでしょうか。

 

 

 また本は紹介したいと思います。

 

 

 

 

 

ADHDと睡眠の関係。我が子の不眠対策法

息子は、環境が変化した際に不眠気味になってしまった事があります。

原因としては、小学校入学のタイミングで

一気に生活環境、生活スタイルが変化したことだと思います。

  • 目覚める時間が早くなった
  • 登校班で子供たちだけで歩いて登校する
  • 何時間も座って勉強する
  • 小学校内、校庭を含めて学校が広い
  • 知らない大人(先生)関わる大人が多い

全てが刺激的で、全てが新しい体験ばかりの毎日に大興奮し

息子は興奮を抑えられないようでした。

目に入るもの全てが気になってしまい興味に変わってしまう息子の脳は、

壁にいる小さな虫やシミさえも気になったり、

扉が少し空いているだけで見過ごせないのです。

 

一度なら笑って付き合えるのですが、これが数分に一回。

一緒にいる人も気が滅入ってしまうほど、あれなに!のオンパレード!

息子は様々な事が気になってしまうので、問題解決する間に次の気になる事が増え続け、息子の脳は沢山のアプリケーションが立ち上がってしまい本体の息子は熱くなります。

結果は決まってショート!!!!します。

 

ショート後の息子は…

  1. その場で暴れる(興奮して)
  2. 帰宅後にイライラしてしまう
  3. 夜、寝つきが悪くなる
  4. 夜中、何度も目覚めてしまう

 

上記の様子が一ヶ月ほど続き、特に3と4の不眠の傾向が出てしまいました。

私は一時的なものだと考え、何点か眠れない時に息子におこなった事があります。

 

1.呼吸セラピー

扱いにくい感情を手放すための呼吸法を子ども自身に教え、自分の力で安心してもらうために、下記の絵本を就寝前に読み聞かせをしました。

眠る前の絵本の読み聞かせは幼児期から大切にしていたので、息子もすんなり受け入れてくれました。効果はすぐには出ませんが、深呼吸して布団に入りリラックスすると心身ともに緊張もほぐれる実感がありました。

 

[rakuten:book:20204927:detail]

 

この本が気にいった息子は他のシリーズの絵本も欲しい!と希望したので

このシリーズは何冊か揃え、その日の気分によって今も読み聞かせしています。

 

2.ホットミルクを飲む

息子はもともと牛乳が好きで、2日で1本飲むくらい牛乳を飲みます。

眠る前にホットミルクを飲み、夜中に目覚めてしまった時もホットミルクを飲ませました。ホットミルクを飲むと寝る。という規則を脳に覚えさせると、習慣化した行動に安心し再入眠しやすくなったようでした。

 

3.難しい計算をする

部屋を暗くし温かな布団に包まり、小さな声で数式を息子に言うと、息子は答えを解きます。当時は一年生はじめだったので数字の大きい足し算を質問し、脳みそを使わせました。笑

100+1は?

考えれば考えるほど眠くなってくる息子。

これは効果覿面でした。

  

4.時がたつのを待つ

最終的には、息子に寄り添い付き合うだけです。

時がたてば、次の問題が出てきて、今の悩みは解決していく事ばかりなので

「大丈夫だよ」「そばにいるから」と言っていました。

 

 

環境に慣れると、不眠気味の傾向はなくなりました!

ただ、嬉しいことや変化があると、眠れなくなる時があります。笑

 

大丈夫!今日だけだから!

 

と構えるのも対策の一つです。

 

爆睡

息子と娘

 

 

 

micocolo.hatenablog.com

 

 

 

 

 

 

 

 

ADHDとは?発達障害かも?と思い購入した本【ADHD・発達障害のおすすめ本】

ADHD(注意欠如・多動症)について無知識だった私は、まずはじめにネットでの情報収集からはじめました。

下記でひたすら検索しまくりました。

 

ADHD 男の子」

「小学一年生 出歩く」

「男の子 落ち着きがない」

「多動 一年生」

発達障害 グレーゾーン」

 

出歩き、落ち着きがない。と言うキーワードだと「多動症」と出てくることが多く、世間ではこんなにも多動について困っている親がいる事を知るのです。

私は今まで落ち着きがない息子を「元気な子」と捉えていたので、

もっと幼少期に他と違う?と思っていたら上記のことを調べて「多動症」という言葉を目にしていて悩んでいたのかな?と思うのですが、小学校入学時に発覚する子供も多いようです。

ちなみに、グレーゾーン傾向という位置にいる方も子供だけではなく大人でも多いようです。発達障害の「傾向」とは、発達障害とはいえないが、健常でもない、その中間だという診断だそうです。このゾーンをグレーゾーンといい、また、このゾーンにいる人を「グレーゾーン」ということもあるようです。

 

そして、子供の発達障害については誤診もあり判断が非常に難しいという研究結果も出ているそうですね。

 

そういったことも踏まえ、専門的な本も読んでみたいと自然に思いまず下記2冊を購入しました。

 

 

 

 

 

「ズバ抜けた問題児」の伸ばし方 

 

著者は、教育環境設定コンサルタント。V‐net教育相談事務所主宰の松永暢史さんです。

松永さん自身もADHDと自負しており、多動で衝動的な子ども時代「和を乱す問題児」として学校生活を送っていたと記していたので、この本をまず選びました。

著者の言葉はとにかく明るく、難しい言葉はなく誰もが読みやすく理解しやすい内容でした。本人の実体験や、考え方は、ポジティブで前向きにしてもらえるものでした。

「問題児」と言い切ってしまうところも、いっそ開き直ってもいいじゃん!と言われているようで、とても腑に落ち楽になったので、私のように子供が小学一年生でADHDと告知されたお母さんにおススメしたい本です。

 

その子、発達障害ではありません IN―Childの奇跡 

 著者は、琉球大学教育学部特別支援教育専攻の教授の韓 昌完(ハン・チャンワン)さんです。

具体的な支援方法についての情報や、新しい思考の仕方を身に着けたかった為、独自で生み出された支援方法が記されているこちらの本を2冊目で選びました。「発達障害」「問題児」と決めつけてしまっても何も変わらない。というのが興味深かったです。その子が、どうなのかを正しく判断し、支援したときの結果についても参考になりました。

冒頭にもあった「グレーゾーン」という言葉があるのはそれだけグレーな人も多いという事。発達障害と向き合うために多様な考えを取り入れることは、子供を支援する親にとっての希望だと思います。学校からの指摘に悩んでいる親御さんにおススメしたい本です。

 

 また本は紹介したいと思います。