かわいい息子はADHD。ずば抜けた問題児家族のすすめ

長男7歳。長女2歳。5歳差の息子と娘のママです。片田舎でWebデザイナーとして仕事をしながら育児奮闘中!7歳の息子は小学1年生になりADHD(注意欠如・多動症)と判明し、発達障害について無知だった私が試行錯誤しながら過ごす日々を記録していこうと思います。障害があってもなくても家族で楽しく暮らす事を第一に行った取り組みもご紹介します。

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【ADHD小学生と生き物】昆虫・川魚(淡水魚)・爬虫類の飼育

息子は幼児期から生き物に興味があり、夢中になって虫取りをする姿は正に狩りをしているようです。
ADHDの遺伝子が狩猟民族から受け継がれているという説は事実だと思わせるような。息子の動きは狩りをしているようなので、息子の狩猟スタイルにひいてしまう人もいます。笑

 

度々記事にしていますが、私が「田舎暮らし」を決断した理由のひとつは、息子の狩猟姿を見てです。

 

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田舎暮らしをはじめて5年経ちますが、この5年で飼育した生き物はたくさんです。
残念ながら飼育に失敗して生き物が命を落としてしまった経験も多いです。


命に大きいも小さいもないので、飼育していると「かわいそう」と周りから言われるたびに親として悩んだこともありました。
ただ、息子自身の飼育したいという気持ちを尊重し息子自身の心身の成長を願っていて、そして飼育するということは同時に責任を伴う事を経験してほしいと考え飼育を止めずにいます。

 

飼育するにあたり、生態を知らないとはじまりません。
そして、食べないと死んでしまう。
環境を整えないと死んでしまう。
ということを、息子自ら学んでいます。

 

弱肉強食や食物連鎖も、言葉から学ぶのではなく実体験で知ることで興味や知識は増える一方です。

 

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どんな生き物も食べずにいれば死んでしまう

 

生き物を飼育することで「食べる」ことを深く考えるようになった息子。


生き物の命のつながりは「生き物は生き物を食べる」という絶対的な仕組みがあり息子は食事を残さなくなりました。
お腹がいっぱいでどうしても食べられない時は「ごめんなさい」と食事と私に言います。

 

そして、飼育している生き物に食べる物を与えるために、息子は毎日、飼育中の生き物の食べ物探しをしないといけないのです。

大半が、生きている物を食べる生物が多く、例えば、

 

カマキリであれば生きたバッタを食べます。
カエルは生きたミミズを食べます。
ヤゴは生きたオタマジャクシを食べます。

 

食べ物探しは、骨の折れる仕事なのです。


ですが、息子が食べ物を獲らないと飼育している生き物は死んでしまうので、食べ物が獲れない日が続いた場合は息子本人が自然環境に逃がすようになりました。

 

その点、野菜の切れ端を食べてくれる生き物に関しては飼育しやすいことを知りました。
タツムリやコオロギは野菜の切れ端で大丈夫なので、息子は、ママ、切れ端お願いね!とお願いしてくるので、わたしも出来るだけ美味しそうな切れ端を渡します。笑

 

キリギリスに似たクツワムシはハムを食べたのには驚いたりと、「食べる」ことは興味深いことだと生き物の飼育で学びました。

 

 

淡水魚を飼育の楽しみ方

 

淡水魚飼育をはじめたのは、近所の農家のおじさんがメダカをくれたのがきっかけでした。


昔使っていた水槽を父が大切にとっておいてくれたので、父から譲り受けました。物を大切にする父なので水槽の砂利もとっておいてくれていました。
父が金魚を大切に育てていた記憶がよみがえり、古いものを受け継げたことが嬉しく子どもたちと大切に使おうと思ったことで水槽のある生活が5年経ちました。

 

当初は用水路で見つけたメダカだけだったので、ペットショップでアカヒレという魚やシマドジョウ、ヤマトヌマエビを購入し飼育していましたが、
息子が田んぼや用水路で、ミナミヌマエビやシマドジョウを捕まえられるようになりました。

 

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繊細なエビの飼育にも馴れると、ミナミヌマエビの繁殖に成功し、小さなエビの赤ちゃんを発見したときは家族で大喜びしました。

 

最近では釣りにも目覚め、コイ科のモツゴ(たぶん)を釣って飼育し始めました。
フナは近所のおじさんが、卵から孵化させたものを譲ってもらい一緒に育てることになったりと、毎日何かしらの生き物との出会いです。笑

 

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淡水魚のいいところは、水温の温度管理が難しくないのと、エビやドショウはコケやフンを食べてくれたり、エビは脱皮しますが、これはドジョウが食べてくれます。
残念ながら死んでしまった魚は、エビやドジョウが食べてくれるので、小さな水槽の中でしっかり共存関係が出来るのが良いです。


死んでしまった物を食べることは命の循環で、命を継ぎ足し、継ぎ足し、生きていることが実体験で理解できるのではないでしょうか。

 

 

爬虫類(蛙・二ホンカナヘビ)を育てる

 

田畑に囲まれているので、真冬以外は蛙が至る所で姿を現してくれます。
蛙はとてもデリケートな生き物で飼育するのがとても難しく、何度も挫折し自然に戻しています。
蛙は育てるのが難しいので、オタマジャクシを蛙にするまで飼育し、蛙になったら自然に戻すようにしました。
オタマジャクシが蛙になるまでの変化は見ていて興味深いので、好奇心旺盛な子は飛びつくんじゃないでしょうか。

 

ニホンカナヘビは息子が大好きな爬虫類で、ほっとくと手にいっぱい掴まえてきてしまいます。笑

たまたまニホンカナヘビのメスを飼育していた時に、卵を産んだお母さんカナへビが翌日死んでしまいました。
息子はショックを受けましたが、自分がお母さんになると言って卵の孵化に挑戦し、40日間の飼育で見事に孵化させることが出来ました。

 

夫も私も、卵の孵化には驚きましたが、まさかの、もう一匹いたカナヘビのメスが卵を新たに卵を産み…
2度目の孵化を成功させたので、カナヘビの赤ちゃんが5匹になってしまいました。

 

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孵化を成功させた息子の熱意に負け、我が家ではカナヘビの飼育にも本腰が入ったのです(現在真っ只中)

爬虫類が苦手だった私は、卵からの姿をみているのでカナヘビの赤ちゃんが可愛くて仕方なくなってしまい、家族でカナヘビ飼育を大切に楽しんでいます。

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カナヘビは、静かで、寝ているか食べるか遊んでいるかです。
猫のような動きで狭い場所が好きだったり、きょうだいでくっついて眠ったり、高いところに登ってみたり…
見ていて飽きません。笑

 

 

 

生き物がいる暮らし。生物が好きな息子から学んだこと

 

生き物を飼育するということは、汚れた物を綺麗にする仕事の方が多いくらいで実際は大変なことです。
人間でいえば拉致されて監禁されていると同じことなので、本来は捕まえたら観察をして自然に戻すのがいいと思います。
我が家で飼育していた生き物も出来る限り自然環境に戻してお別れするようにしています。

 

昆虫類は特に短命なので、子孫を残すために生きているようにも見えてしまうし、常に何かしらに狙われて生きているので激動的な生涯で命の尊厳を教えてくれていると思います。

 

多動傾向で、動くものに興味があることから、息子は衝動的に生物を追いかけているのかもしれませんが、
大きくは好奇心があることで、生態まで興味を持つことに繋がったのは、とても良いことだと思っています。

 

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以前の私は、生き物を見ると眉をひそめてしまっていましたが、今は、子供と一緒に興味を持ち胸を膨らませることが出来ていることは幸せなことだと思うのです。
大げさに言えば、見える世界が変わって、害がない生き物であれば、共生できると思うようになりました。

 

息子の並外れた好奇心は、息子自身が大切に育てて欲しいと思います。
私は、そんな息子が大好きなので、いつまでも見守っていこうと思います。

 

【ADHDの息子のすごいところ100個】好きなところ、いいところを書きだしてみた

我が子の好きなところを100個書けますか?

我が子の良さに気がつかないと、母親である自分自身を責めてしまったりする事があります。
日々に追われ余裕がなくなると、ついつい子どもの言動にイライラしてしまい
悪いこと(対して悪いことじゃないのに)に目がいってしまいがちで
周りから褒められたことがあるはずなのに、謙遜しすぎて受けとれないままスルーしてしまったりします。

大好きで大切なのに今日も怒っちゃったな…
明日は褒めたい!怒らずに過ごしたい!

の繰り返しです。


そこで、ADHDである息子の好きなところをどんどん探して、自分も息子も幸せな気分にしたい!させて下さい!笑

 

 

親バカで良い!我が子をもっと認めてあげよう

息子の好きなところ、いいところ・すごいところ を100個言い方が違うだけで意味は同じ?ということも出てきますが、サラッとお付き合いください。

 

  1. 明るい
  2. いつも元気
  3. 行動力がある
  4. 痛みに強い
  5. ユニーク
  6. ひょうきん
  7. 独特
  8. オリジナリティがある
  9. 楽天
  10. 誰とでも仲良くなれる
  11. 素直
  12. 初対面でも話せる
  13. 天真爛漫
  14. 純粋
  15. 無邪気
  16. 想像力がゆたか
  17. 体力がある
  18. ユーモアがある
  19. 差別をしない
  20. 生き物が好き
  21. 好奇心旺盛
  22. 好きなものにこだわりがある
  23. 自由奔放
  24. 色彩感覚が良い
  25. 記憶力が高い
  26. 夢がある
  27. 楽しいことが好き
  28. ほぼ毎日すきだよと言ってくれる
  29. 手紙を書いてくれる
  30. 絵を沢山描いてくれる
  31. ご飯が楽しみと言ってくれる
  32. 友達が好き
  33. 妖怪に詳しい
  34. 牛乳をたくさん飲む
  35. 外から帰ってきたら必ず手を洗う
  36. お風呂にひとりでは入れる
  37. パソコンが立ち上げられる
  38. 箸が上手
  39. お菓子よりも食事が好き
  40. たくさん映画をみる
  41. 絵本が好き
  42. ブロックでいろいろ作れる
  43. 研究者になりたいと夢がある
  44. 楽しみ上手
  45. チャレンジ精神がある
  46. 度胸がある
  47. 眉毛がしっかりしている
  48. 綺麗好き
  49. 虫から寄ってくれる
  50. 人の話を楽しめる
  51. 校長先生にもタメ口
  52. 周りの目をきにしない
  53. 自分らしさを大切にしている
  54. 親しみやすい
  55. 偏見がない
  56. 心が豊か
  57. たくましい
  58. 成長したい気持ちがある
  59. トカゲを捕まえられる
  60. 虫を何時間も追いかけてられる
  61. 眠るとき手を握ってくれる
  62. 薬を嫌がらない
  63. 注射で泣かない
  64. 感受性が高い
  65. 涙もろい
  66. 情熱的
  67. 褒められるのが好き
  68. 怒られてもケロッとしている
  69. 力が強い
  70. フットワークが軽い
  71. 平等にできる
  72. 自然体でいられる
  73. 感情を表に出せる
  74. 自分をさらけ出せる
  75. 自分がこうしたいという意思がある
  76. 基本ハッピー
  77. 空手で黒帯をとりたい!と目標がある
  78. 人形を大切にしている
  79. 空想力がある
  80. 宿題を必ずやる
  81. 目薬を怖がらない
  82. 足が大きい
  83. 学校が好き
  84. 堂々としている
  85. 夢中になれる性格
  86. ボールを高く蹴ることができる
  87. 小さな虫でも見つけられる
  88. 特別なことを楽しめる
  89. ずっと会話をする事ができる
  90. 声が大きい
  91. お散歩中に野花をプレゼントしてくれる
  92. 転んでも立ち上がるのが早い
  93. 自分が大好き
  94. 毎日ザリガニに餌をあげる
  95. 嘘をつかない
  96. 上限を決めていない
  97. マイルールがある
  98. ボールの空気入れができる
  99. 上履きを綺麗に洗える
  100. 手でシャボン玉ができる

 

私たちは人のすごいところ…と聞くと標準よりも優れている性質を思い浮かべてしまい
誰かよりも、うまくできるなにか。誰かよりも、才能があるなにか。誰かよりも、目立ったなにか。
と考えがちですが、他社と比べて優れていることが「すごいこと」ではないと
『僕らは奇跡でできている』というドラマで教えてもらいました。

 

 

 

私たちは成長するにつれて、できることが増えます。
できなかった時には、すごいと思えたことも、できるようになった途端、普通のことになる。
そして、もうすごい…とは思わない。

 

だけど、毎朝、ちゃんと起きて、仕事に行くのは、すごいことじゃないのか?
毎日、家族のために、食事を作るのは、すごいことじゃないのか?
相手の目を見て笑顔で「おはよう」と挨拶するのは、すごいことじゃないのか?

 

私たちは、そんなすごいことを、毎日、たくさんこなしていると考えると見える景色が変わります。

完璧にできていなくても少しでもできているな、こういうところがあるなと思えたことで良いんだと思うのです。

1日の生活を通してみたら、100個どころではないかもしれません。

 


我が子にはいっぱいすごいところがある!

 

我が子じゃないにしても、周りの人の良いところ、素晴らしいところに気がつけると毎日の過ごし方も変わるかもしれません。


どんなどきに、どんな場所で、どんな表情で、どんなことがあったか。
そして、どう感じたかを思い出してみて、ひとつ見つかると、あれこれたくさん思い出せると思います。

 

毎日、イライラしてしまったり、子育てで自己嫌悪になってしまているお母さんに、我が子のすごいところ探しオススメです!
頭の中がスッキリして心が穏やかになりますよ。

 

私は、息子のすごいところ100個、息子にも伝えたいと思っています!
娘のすごいところ100個も考えてみよう~

 

 

 

 

「 のび太型ADHD 」と「 ジャイアン型ADHD 」の特徴【いじめの被害者・加害者にもなりやすいADHD】

のび太ジャイアン症候群』という書著が目にとまり気になり読んでみました。

著者は、東京都武蔵野市発達障害専門のクリニックである「司馬クリニック」を開院した司馬理英子さんです。

 

 

ADHDと診断され、1年生の7歳から現在8歳の息子の様子で疑問になっていたことがあり、
その疑問が解決しないものの、この本を読んで腑に落ちた部分があったので記事にしてみました。


 

のび太ADHDと、ジャイアンADHDとは

 

漫画「ドラえもん」に出てくる“のび太”“ジャイアン”のキャラクターをADHDの特性で現したのが、『のび太型』『ジャイアン型』ADHDです。


ADHDの子の特徴を理解してもらいやすいように精神科医司馬理英子先生が名付けた、独自のニックネームです。

 

のび太型』(不注意優勢型)

クラスでもあまり目立たないし、他の子のジャマもしない。でも部屋が片付かず散らかっており、宿題をし始めてもはかどらず机でボーッとしている。
行動が遅い。何か問題が起こると原因を冷静に考えずすぐ人のせいにするなど、「不注意」だけが目立つパターンです。
目立った問題行動がないのでADHDだと認識されないことが多々あります。
漫画では“のび太”は優しい気立てで、他の子の気持ちがよくわかるという特性もあります。


ジャイアン型』(多動性-衝動性優勢型)

やたら元気で活動的。リーダーシップにあふれているので、周りの子をぐいぐい引っ張っていきます。
反面、衝動的でガマンができず、思ったようにいかないと急に怒り出す。順番を守らず身勝手なので、遊びなどでは他の子を押しのけて割り込むことも。
危険な遊びが大好きで、ケガはしょっちゅう。抑制が効きません。『ジャイアン型』は男の子に多いそうです。

 

ジャイアン型』 と 『のび太型』の共通点は、注意力の散漫さ

のび太ジャイアンは、まったく違う個性を持つように見えますが、「忘れ物が多い」「保護者や先生の指示に従うのが苦手」「気が散りやすい」「飽きっぽい」などの共通点があります。
ADHDには、不注意が目立つ「のび太型」と、衝動性と多動性が目立つ「ジャイアン型」、その両方の特徴を併せ持つ「混合型」の3つのタイプがあると言われています。

 

 

 

のび太型』『ジャイアン型』混合型の息子

全頭に書きましたが、息子の疑問行動があり、ジャイアンのように常にだれかを従わせようとする姿があり
物事の考え方が異常に表面的で、合理的な話が通じにくく、何があっても自己肯定感が高いのです。

 

息子は言葉の話し出しに「違う違う○○○」と話し出すことも多く
基本的に他者の意見を聞くスタンスではなく、
自分の思い通りにならないとムスッとした顔をしガマンできないのです…

 

そして、本人は遊んでいるつもりでも行き過ぎた行動で「いじめ」になりえる事があります。
家庭内で、妹が嫌がることを泣くまでやってしまったり、ペットを怖がらせて楽しんでいることがあるのです。


ADHDとはいえ、限度の超えた行動は危険行動や健全な行動にはならないため
私は息子に何がいけないのか伝え続けています。

その反面、優しい一面もあり、周りが気がつかない事への気配りができることがあるのです。


ジャイアンだったりのび太だったり忙しいですね。笑

 

息子の言動が不思議でしょうがなかったので、『のび太ジャイアン症候群』を読んでほんの少し納得できました。

 

 

 

 

 

 

【9月 田舎の風景】自然豊かな田舎での生活と育児

田舎暮らしは自然環境の良さが素晴らしく、豊かな自然の中で子どもが目一杯遊べるような場所が多いです。


私の住む地域は、人よりも虫や動物が多い場所で何年経っても変わらない風景です。
人混みが苦手な私にとっては住みやすく、子供たちも当たり前にある自然を受け入れて目を輝かせ遊んでいる姿が何よりもの幸せだと感じています。
四季を五感で感じ、あまりにも美しい自然美を記録しています。

 

 

 

【9月 田舎の風景・日常】

 

まだまだ暑い9月ですが、夕方や夜は風が冷たく秋を感じます。

少しずつ、柿が色づきはじめました。

今年は無花果が沢山実り、毎朝もぎたてを頂くのが幸せですが、子ども達は無花果の美味しさをまだ分からないようで残念です。

 

一年中、子ども達の遊び場は田んぼや裏林ばかりですが、四季の変化を感じやすい遊び場で植物の変化を楽しんでいます。

 

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【ADHDと読書習慣】子どもの頃から本がある生活

私は絵本が好きですが、読書をする習慣がないまま大人になってしまいましたが、
ただ、本があると安心するので本屋さんも図書館も大好きで足を運ぶことが多いです。

 

でも本を読む時は気合を入れて挑んでしまったり
『読書するぞ』と重たい腰をあげてやる気を振るいたたせないとダメでした。

 

しかし歳を重ねると好むものも変化してきて
テレビを観ると耳も目も疲れてしまいラジオを好むようになったり
仕事や子育てで壁にぶつかったり、新しい挑戦をしたいときに自分の経験だけでは情報が少ないため、本からの情報を必要とし本を積極的に読むようになりました。

 

好奇心や新しい挑戦、多様な思考力を持つ必要性に気がつくと
本にふれる時間が必要だと言うことに気がつき読書をするようになったのです。

 

実際に読書を習慣化したことで、それなりに読解力も上がります。そして、新しい情報を知ることは人生を豊かにしてくれるのです。
経験しなくても活字から学び沢山の情報を習得することが出来ることができます。読書好きな方は、インプットが多いことでアウトプットは明らかに情報の質が違うなと感じます。

 

もっと子どもの頃から本を読めば良かった。と後悔しているので、我が子には本を沢山読んで欲しいと思っていますが、
私の経験から考えると、子ども達に「本を読みなさい」と言っても、本を読む習慣をつくることは無理だと知っています。

 

何でもそうなのですが、子どもの興味のあることは様々な意欲を生み出すので
子ども達には、好きなことはとことん経験させると、必ず疑問が出るので『調べ習慣』を教えています。
わからないことがあったら、調べる癖をつけ深掘りしていくのです。

 

息子の場合は、妖怪や生物が好きなので、妖怪の本は惜しみなく触れさせることで、4歳くらいからぶ厚い妖怪本を熟読出来るようになりました。
最初は絵だけ楽しみ、気になるところはママ読んでっと持ってきていましたが
いつでも親が読んであげられるわけではないので、自分で読む練習をはじめたのです。
生物についても妖怪と同じで、様々な図鑑をみては暗記していました。
面白いことに、この図鑑とあの図鑑に使われている写真は同じだね。と間違い探しをはじめたのには笑ってしまい
子どもの好奇心は本当に素晴らしい!と考えさせられることが多いのです。

 

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好奇心を引き出すことは、あらゆることを解決させるポイントかもしれません。


他には、私が出産後から子どもに本を好きになってもらう取り組みがあります。

 

  1. 家でいつでも本に触れられるようにする
  2. 図書館・本屋さんに行く
  3. 字が読めるようになった子どもにも読み聞かせを続ける
  4. 隙間時間を活用する
  5. 親子で同じ本を読んで語り合う
  6. 漫画も本として認める


1.家でいつでも本に触れられるようにする

我が家は目に触れる場所に本を置いています。
リビングのキッズスペースには子ども用の本棚があり、絵本を大切にしまっています。
また、表紙をみせるマガジンラックを設置し、毎月のオススメの本を飾るように子ども達と決めて飾っています。

 

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リビングにいる時間が多いので、毎日、息子も娘も、時間の合間に絵本を引っ張り出して読んでいる姿が見られるので
『いつでも本に触れられるようにする』というのは意味があるように感じます。

 

玄関には、夫婦でオススメの本や、今、気になっている本を置くことで、お互いの関心を共有し、子ども達の目にふれられるようにしています。
子ども達も、どんな本なの?と聞いてくることがあり、子ども達に説明することで私自身も本について考える時間を作ることができています。

 

 

2.図書館・本屋さんに行く

コロナ化ではありますが、タイミングをみて、子ども達と図書館や本屋さんに行きます。
沢山の本をみたときの息子と娘のワクワクした顔をみると私も幸せな気持ちになるのです。

図書館・本屋さんは、新しい興味を発掘できる場所です。

 

今度はこれを読んでみたい!あれをやってみたい!

次々に、子ども達の引き出しがいっぱいになるのが分かり、子どもの新たな一面に気がつくことができます。
そこで子どもの新しい興味をしっかり覚えておき、好奇心がさらに広がる手助けを親がすることで子どもがまた本を読むきっかけになるのだと思います。

 

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3.字が読めるようになった子どもにも読み聞かせを続ける

読み聞かせが大好きな子ども達。
眠気が襲ってくるぐらい絵本の読み聞かせを求められるので私は毎晩睡魔との戦いですが絵本を読む時間は親子で心を落ち着かせられる時間です。

 

8歳になった息子も読み聞かせの時間が大好きなので
何冊も読んで欲しい!とせがんできてくれるほどで、本人が要求するまでは続けたいと思っています。

 

また、息子が字の読めない妹に読み聞かせをしてくれることもあったり
娘もお人形に絵本を読み聞かせる遊びをしていることがあります。
そんな姿をみていると、読み聞かせを大切にしてきて良かった。と思うのです。

 

最近は、どうしても夜に時間がない場合は、童話朗読CDを活用し朗読を聞いてもらうこともあります。
余談にはなりますが、せっかくなので英語で朗読してくれるものにしています。
日本の童話だと翻訳が分かりにくい事があるので、我が家は海外の童話を選んでいて、
はじめに日本語で朗読を聞かせ、すぐに同じストーリーを英語朗読で聞かせることで、単語と文法と発音の知識を無意識的に高める狙いです。笑
自然な英語表現に慣れることを大切にしています。

この朗読CDも子ども達は好きで、ひとつ2分くらいのショートストーリーで気軽に聞き流せるのが良いところです。

 

 

 

4.隙間時間を活用する

ADHDの息子は多動症状として、時間の余白や隙間時間でも何かをしていないとソワソワしてしまうので息子の興味がある本を勧めるようにしています。

お出掛け前の5分前とか、5分でも!ほっておくと汗びっちょりになるまで走り回ってしまったりするので…笑
読書は心を落ち着かせてくれるので有効的です。

 

隙間時間を読書の時間として有効活用できる習慣は、今後、ADHDの息子にとって手助けになる事かと思います。
また、娘にとっても豊かな時間になることと願っています。

 

 

5.親子で同じ本を読んで語り合う

息子の小学校では、教科書に載っている本を、自宅で音読する習慣があるので、親自身も作品にふれる機会が多いです。
そこで、私自身も興味深いところは必ず息子に伝え会話するようにしています。

 

レオ・レオニ作の『スイミー』だったり、アーノルド=ローベル 作のがまくん かえるくんシリーズ『ふたりはともだち/おてがみ』など
懐かしい作品を息子が音読した時は心が熱くなりました!


スイミーは息子自身が自分とリンクさせてスイミーへの想いを話してくれたことがありました。
がまくん かえるくんの友情も、息子にとっては感動的な出会いだったようで、お友達や家族に向けてお手紙をしたためるようになったのは成長を感じました。

 

 

 

今は、 川崎 洋 作の『ぼうしをかぶったオニの子』を勉強しているのですが、教科書ではお話の一部しか載っていなく物語の続きが気になったので息子と図書館で借りてきて、物語に出てくるオニの子について、お互い会話をして楽しんでいます。

 

 

国語の教科書に載っている作品が、勉強の為の教材で終わってしまうのは勿体ないので、必然的でも出会えた作品も楽しい記憶として残ると嬉しいです。

 

 

6.漫画も本として認める

夫も私も漫画本が大好きな子ども時代でした。様々なジャンルの漫画本があり、映画やアニメとは違った世界に入れる漫画に魅了されました。
ですので息子と娘が漫画本を好むようだったら、我が家は本として認めます!

 

娘はまだ3歳なので漫画本には興味はありませんが、息子がはじめて購入した漫画本は『鬼滅の刃』でした。
習っていない漢字も『鬼滅の刃』で読めるようになったものもあります。笑

また、生物や化学が好きな息子には、伝記漫画も勧めています。

 


小学生に人気の「科学漫画サバイバル」シリーズは、息子も好きな漫画で、小学校の図書室で借りてきて私も知りました。
「科学漫画サバイバル」は、全世界で累計3000万部を発行しているそうで大人気ですね!
危険生物や最強生物が好きな息子なので、過酷なサバイバルを題材にしているのが面白いようで、
生物や自然の紹介などが書いてあるので知識として情報を習得しているようです。

 


『好奇心』から本を読むようになる

そもそも好奇心がなければ、調べたいことが自ら多様に出てくることが難しいと思います。
親が手とり足とりやった好奇心ではなく、自ら芽生えた探究心があれば、やがて自分の興味関心以外の対象に対しても、影響の輪を広げていくようになっていきます。

 

息子をみていると、ADHDであっても、好奇心を引き出すことが読書の入口だと実感しました。本が読めない、苦手だと思い込まずに、ADHDは、好きなことに没頭できる特性があるので、そこを活かせば読書習慣も作りやすいということです。

 

物事には背景があり、理由があります。それは時に、人の心を動かす内容であったりします。日常生活の中にも、あちらこちらに“好奇心の種”が転がっています。


特に子どもの周囲にはたくさんあるので、「調べてみよう!」という段階まで親が促すことが大切かと考えています。

 

 

 

 

【家族のスタディスペース】ADHDっ子のリビング学習法

小学校入学と同時に子ども部屋や勉強机を考えるご家庭も多いようですが
息子には「子ども部屋」も「勉強机」もありません。

 

「子ども部屋」ではなく、リビングに「キッズスペース」をつくり
「勉強机」ではなく、リビングに「スタディスペース」をつくりました。

 

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私の実体験で低学年のうちは子ども部屋を使う事が少なかったのと、息子がひとり部屋は恐いからいらないと言ったのが大きな理由にはありますが
子どもが小さいうちは近くで見守って観察していたい(子どもの得意なことを知りたい)とい気持ちがあったからです。

 

また、子ども机に関しても、成長していく段階で中学・高校生になったときに子供用机が嫌でお洒落なテーブルに憧れていました。
幼児向けの机は場所もとりますし重くて軽い気持ちで処分できる価格ではないので、ひとり部屋が必要になった時に成長に合った机を購入したいと思っています。


そこで、リビングには北向きの壁全体を「スタディスペース」として長テーブルを設置し、パソコンや息子の勉強するスペースにしました。
そして椅子だけは息子の勉強用の専用の学習椅子を購入しています。

 

購入したE-Toko [イートコ]子供用学習椅子は、勉強に集中しやすいよう人間工学的に設計された学習用の椅子です。
正しい姿勢で疲れにくく、高さや奥行きなどを調節でき、成長段階に合わせて長く使う事が出来るのが購入の決め手でした。

 

 

 

遊ぶ場所と勉強・作業する場所をリビング内につくり、メリットとデメリットがありますがリビング学習にして良かったと思っています。


ただ、メリットとデメリットをあげてみると…

 

 

リビング学習・キッズスペース の メリット

 

  • 一定の強制力・緊張感がる
  • スモールステップ
  • 親が勉強を見てあげられる
  • 成長を側で見ることができる


好きではないこと以外の集中力は残念ながらなく、ADHDの子が興味のもてない作業に取り組むためには、何かしらの強制力が必要です。
大人が同じ空間にいることで、サボろうと思ってもサボれませんし、
集中できないことでも、とりあえず与えられたタスクをこなすことはできます。

ただ、強制力の中でも、わからないことがあれば大人にすぐ質問することもでき、子どもの勉強状況を把握することで
勉強の遅れに気がついてあげることは大きなメリットです。


子どもの小さな達成を近くの大人が褒めることもでき、喜びを分かち合えうことで子どもの意欲を育て学習への意識を下げない事につなげます。

 

また、学校教育の世界には基本中の基本技術として「スモールステップ」という考え方があります。

 

例えば子どもにやらせたい勉強がABCの3つあったとします。「AとBとCが全部できたらこっち持っておいで!全部できたね!100点!」
これが通常の指導。

 

ここでスモールステップの考えを強くすると、
「Aができたら持っておいで!お!できたね!すごい!じゃあ次Bできたら持っておいで!」
となります。

 

前者、ABCを一度に持ってこさせるやり方だと、B辺りでわからなくなった子は成功体験を得られないまま失敗だけして終わってしまいます。

スモールステップであれば、Aをクリアした段階で一度評価される。そして成功体験をもった状態でBに取り組み、そこでわからなければBのことだけを聞けるんです。


更にスモールステップを強くしていくとこうなります。

 

「Aができたら持っておいで!お!Aをやろうとしてえんぴつ持ったのか!えらい!」

ここまでくるとかなり極端な例ですが、実際勉強が嫌になった子はえんぴつを持つことすら拒絶します。そういった子にも成功体験を与えられるのがスモールステップの考え方です。

 

リビング学習・キッズスペース の デメリット

 

  • 兄妹の存在が気になってしまう
  • テレビの誘惑がある
  • 集中できない
  • リビングが散らかりやすい

 

妹の存在が気になってしまうのは当たり前なので、勉強するときはリビングの中心に背を向けた状態で「スタディスペース」で行います。

背を向けることでテレビも見ることは出来ません。
ただ、勉強中にテレビをつけるのはADHDの子どもに対して御法度なので、
妹には分かるように説明をし、静かな集中できる遊びをしてもらいます。


ここで、妹に我慢をさせていますが、我が家の考え方としては娘にとって必要な我慢です。

息子の場合、短時間集中型学習法なので、長くて40分くらいなので
娘も「お兄ちゃん勉強中だからね。私もお勉強するの」と真似て、お絵かきやパズル、粘土遊びを楽しんでいます。

集中出来ないときは洗濯物を手伝ってもらったり、お料理を一緒にしたりすれば40分はあっという間です。

 

最後に散らかる。のは、子どもがいれば当たり前です。笑
散らかったら家族みんなで片付ければ良いだけです。

 

 

ADHD傾向の強い子どもは自尊心を守る工夫が大切

 

ADHD(グレーゾーン)の特性を活かした勉強法の取り組み』や今回の『ADHDっ子のリビング学習法』は、
失敗をできるだけ遠ざけ、少しでも成功体験を感じさせてあげる工夫や取り組みを実践しています。

 

また、低学年中の学習の「基礎」を定着させ基礎学力を身につけさせることは
今後の自尊心にもつながってくるので、親も根気よく一緒に楽しんで過ごしたいと思っています。

 

ADHDの特性を理解して、特性と上手に付き合いながら過ごすことで、その特性を長所に活かせたらラッキーくらいで考え。笑
ずっと全力だと疲れてしまうので、少しの工夫で随分と違ってくるのだと考えています。

 

 

 

 

ADHD(グレーゾーン)の特性を活かした勉強法の取り組み

1年生でADHDと診断され、2年生になった息子の勉強状況ですが
ADHDの症状である「不注意」「多動性」「衝動性」によって躓くことも多いのですが、何とか同年代の平均位の学力を維持しています。

 

1年生の時は授業をほぼ受けていなかったのに授業についていけたのは
幼児期から取り入れている「おうちモンテッソーリ教育」や「子どもチャレンジ」のおかげかもしれません。
単発的な集中力や、暗記力、まなぶ習慣、好奇心、を育てることで勉強への意欲があります。

 

ただ、躓きやケアレスミスは新しい学習にはいると必ず!笑。発生します。

 

基本的には、文章を読み間違いをしたまま間違いに気がつかないまま思い込みで進んでしまったり、
量をこなすことやスピードを重視してしまい、適当に問題や漢字を書いてしまい、そのまま間違いを覚えてしまう。
ということが今のところ多いです。

 

そこで、我が家が息子の勉強の向き合い方で一番大切にしていることは『復習』です。

 

躓いているところは何度も理解できるまで復習すると、ケアレスミスは確実に減ります。
息子に限らず、大半の人は興味のないことは忘れてしまうので、何度も反復することで脳に当たり前の情報としてインプットさせます。


息子の場合は、経験することで物事を習得していく特性があるので、量をこなすことが確実ですし、低学年の「基礎」をしっかり定着させることで、今後の学力にも影響が出るのではないかと思っています。

 

ただ、自主的に復習は、勿論やりません!笑
ADHDの息子に、どうやって何度も反復、復習してもらえるのか?です。

 

ADHDの息子の復習方法

  1. ご褒美制度(トークンエコノミー法)の活用
  2. 短時間集中型学習
  3. 日常生活で学習を率いる

 

 

①ご褒美制度(トークンエコノミー法)の活用

以前、記事にもしましたが、1年生の頃から『ご褒美制度(トークンエコノミー法)』を活用していて、息子には効果的なので今も継続しています。

 

micocolo.hatenablog.com

 


ハードルは低く、習慣化させたいことが出来るようになればポイントを上げ、決められたポイントに達成出来たらご褒美をゲットできるので
楽しいことが大好きな息子は夢中になってポイント集めをしています。

 

内容はいろいろありますが、学習プリント1枚で3ポイント。学習アプリ1回で3ポイント。テスト100点だったら10ポイント。

ご褒美の内容は、40ポイントで本が買える、DVDレンタル1本できる。や、10ポイントで妖怪遊び(親がゾンビになって家中で追いかけっこ)をする。
とか、親が努力しないと成立しないご褒美もあります。笑

 

この取り組は、親も介入していることが息子にとって「楽しさ」「安心」につながり、勉強法として効果的なのかもしれません。

 


②短時間集中型学習

長時間の集中が苦手なので、何時間も座り続ける学習方法は結果的に効果に繋がらなく勉強を嫌いになってしまうのでADHDの息子には長時間学習は不向きです。

 

そこで考えたのは、朝の5分間プリントを1枚やることです。

 

躓いている問題や、ケアレスミスが多い学習内容を親が都度把握し、無料プリントサイトなどで躓いている問題をプリントしておき毎日、朝の5分プリントをするだけです。

 

息抜きも必要なので、学校がある日だけ朝のプリントをやっていますが
一年でブレは若干ありますが、一年で平日は大体244日間あると単純計算すると…
1220時間分の勉強時間を確保する事ができます。

 

はじめは息子の習慣化させるために、愚図りもあり手こずりましたが。笑
とにかく簡単すぎる、絶対間違えない問題をプリントして取り組んでもらい、褒めました!あとは、やったことがある問題を何度も復習する時間なので、間違いも少なくなり息子も自信を持てるようになり朝の5分間はプリントをやることが習慣化されました。

 

また、1分くらいの短歌の音読や、知育アプリ「シンクシンク」を5~10分もやっています。
休日は、進研ゼミを朝のうちにやるようにしています。

 

シンクシンクは、空間認識や論理思考といった、考えるための土台となる力=「思考センス」を育むアプリでゲーム感覚で取り組めるようです。
進研ゼミも子どもがやる気になるようなオプションが沢山あり楽しいようです。

 

長くやるより、少ない時間でも毎日継続することのほうが大切です。

いろいろな学習方法で短時間、時間の合間に取り組むことで学習習慣を身につけることが出来ているように感じます。

 


③日常生活で学習を率いる

習った漢字を出来るだけ使うように手紙のやりとりをしたり、生活の中で計算する場面や時間を復習できる瞬間が沢山あります。

 

例えば、

  • ラムネが30個あるけど妹と半分こしてみてね。
  • 小麦粉30g計ってもらっていい?
  • 今、8時20分で9時までには家を出たいんだけど9時まであと何分あるかな?

などです。

 

また、国語で学ぶ読解力も日常の中で会話するように心掛けています。
これも簡単なので親子で楽しんで会話していると、自然に読解力も養われるようです。


①②③全て、大人が同じ空間にいて親が介入しています。
そこを親が負担と感じてしまうと辛いのですが…笑

 

我が家は子どもの自室を持たず、リビング学習をしています。

リビング学習については、次の記事でまとめました。

 

 

micocolo.hatenablog.com

 

 

 

 

復習と反復の大切さ

予習と復習は、障害児の勉強のポイントです。息子の場合は、学校の授業だけでは、勉強の内容を理解できません。
そのため、家庭でしっかり予習と復習をすることで、授業の内容を理解し身につけることが出来ているのだと息子を見ていて感じています。

 

我が家の場合は、予習は休日に行っている「進研ゼミ」です。
復習は毎日の短時間集中の「5分プリント」です。

 

正直、予習はしっかり出来ていなくても出来なくてもOKとしていて、とにかく復習と反復に意味があるように感じています。
目立つことが好きな息子は学校の授業が好きなので、学校の授業で理解出来ることも多いのですが、反復しないとスグに忘れてしまうので、その時に分かっていても反復が必要なのです。

 

教育大国フィンランドの勉強方法の「チェーン学習」を参考にすると…

 

復習:予習=8:2の重ね学習法

 

復習と予習の割合は苦手科目であれば8:2で、得意科目の場合は、子どもの様子を見ながら一人ひとりに合わせて予習の比重を変えていく仕組みです。

 

具体的な算数の勉強法

  • 学校で教わったことを反復練習
  • 算数が得意な子は難易度をアップさせる
  • 次の準備として予習をする
  • 学校で教わったことを反復練習

 

学校で習った問題はその日のうちにもう一度解いてみる。
日本では「宿題」がありますが、宿題は先生が用意するもの。
フィンランドでは親御さんが用意してみんなが家庭で取り組んでいます。


大切なのは、間違ったときです。
どこで間違ってしまったのかしっかりと確認しながら問題をもう一度解く。
この解く⇒確認⇒再度解くを繰り返すことが学習能力の向上につながっています。


あくまで一人ひとりに合った勉強法を推奨しているフィンランド
全員が同じ難易度の学習をする必要はないという事です。


予習は次の授業の準備で、教科書や参考書を読むだけでもいいのです。
問題を無理矢理解く必要もありません。

教科書の中に分からない言葉はないか?


それだけでいいと考えるのがフィンランドの「チェーン学習」です。


少しの考え方を意識して、我が家も復習するようにはしています!

フィンランドの教育法は他にも学ぶところが沢山あるので参考にしている方も多いのでまた記事にしてみたいと思います。

 


良いものは取り入れて、ダメだったらやり方を変えれば良いだけです。

そして勉強は、生きていく上で必要なことで、自分のために学ぶものなので
子供のうちから習慣にしておくと、いいのかなっと考えています。

 

 

 

 

9月の読み聞かせに おすすめの定番絵本【幼児から小学校低学年】

読み聞かせは、 親子のコミュニケーション作りに最適です。
また、 語彙力や読解力、想像力や集中力など、将来的に役立つ力がいくつも身に付きます。

私自身、10代後半から絵本が大好きで絵本を集めては友人や恋人にプレゼントするくらい絵本の魅力に虜になっていたので我が子が誕生してからの「読み聞かせ」は私自身が大好きな時間です。
寝かしつけ以外にも、ママこれ読んでー!と持ってくるほど
子供たちも絵本を好きでいてくれていることがとても嬉しいです。

 

そんな絵本好きの我が家が読む、9月のおすすめ絵本をご紹介します!
今月は、半世紀以上も絵本作家としてご活躍されている『 いわむらかずお 』さんにフォーカスしてみました。

 

いわむらかずお さんと言えば、「14ひきシリーズ」。
癒される綺麗な絵と物語で、丁寧な画風は本当に本当に素晴らしく、シリーズすべて大好きな作品です。
いわむらさんの絵本は、季節を感じるものばかりですが、秋を感じさせ、秋にぴったりの絵本がたくさんあります。

 

秋の題材になったシリーズでは「おつきみ」「かぼちゃ」「やまいも」「あきまつり」がありますが全てオススメ!秋の一冊として、どれかひとつでも子供に読み聞かせしてあげて欲しいです。

 

 

繊細な画風とリアルな自然風景

 

「14ひきシリーズ」の大きな魅力は透明水彩を使った絵の緻密さです。丹念に描かれた木の実の一つ一つ、草の一本一本が生命感を放っています。


我が家は田舎暮らしを選択し、日常の中で自然を感じ生活しているので、いわむらさんの描く自然風景はとても落ち着くのです。
ずっと観ていたくなる絵には沢山の発見があり、自然体験と無縁な子供たちも、この絵本に出会うことで自然を知り体験することが出来るのではないでしょうか。

 

栃木県

 

 

深い愛情をねずみたち一人ひとりに注ぐ いわむらかずお さん

 

14ひきのシリーズは、大きな森の木を改造した家に住む14匹のねずみ一家の大家族の日常生活を通して家族団らんの喜びを描いた絵本です。
おとうさん、おかあさん、おじいさん、おばあさん。10匹のねずみのこどもたち。の大家族です!
子供たちには名前も特徴もあるので、読み聞かせをしていると子供達は「これはとっくん?なっちゃん?」と言って楽しんでいます。

 

ねずみの子供たちの名前は…

 

https://ja.wikipedia.org/wiki/14%E3%81%B2%E3%81%8D%E3%81%AE%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA より

 

いっくん
長男。10匹の兄弟の一番上。縦笛を愛用している。『14ひきのやまいも』では、いもほりをおじいさんから伝授された。筋がいいらしく、そのうち名人だといわれている。長兄だけあって、しっかり者。

 

にっくん
次男。力持ちで、体力仕事を引き受けることが多い。寝相と寝起きはあまりよくない。

 

さっちゃん
長女。おかあさんを手伝い、家事をすることが多い。女の子の中では、最も早くに起きている。服装は、赤系の服を着ていることが多い(『14ひきのあさごはん』のみ黄緑色のワンピースだった)。

 

よっちゃん
次女。さっちゃんと共に、家事をよく手伝っている。寝るときや家の中にいるとき以外は帽子をかぶっていることが多い(『14ひきのぴくにっく』では、帽子を着用しなかった)。

 

ごうくん
三男。なっちゃんと揉めることが多いが、本当は仲が良い。ろっくん、はっくんと一緒にいることが多い。高いところが大好き。よっちゃんとはデザインの違う帽子を愛用。ごうくんから下の弟妹は、よっちゃんから上の子たちより、一回り小さい体つきをしている。

 

ろっくん
四男。ごうくん、はっくんと共に行動することが多い。少しおっちょこちょいで、兄弟の真似をしても、失敗することがしばしばある(池に落ちる、穴に落ちるなど)。寝起きはあまりよくない。夏以外の季節にて、サスペンダー(吊りズボン)をはいている。『14ひきのあきまつり』では行方不明になって…。

 

なっちゃん
三女。女の子の中では、男の子(特に、ごうくん、ろっくん、はっくん)と行動することが多く、高いところにも果敢に挑戦する。女の寝巻はネグリジェなのに、彼女だけズボン系のパジャマである(『14ひきのこもりうた』のよっちゃんは、なっちゃんと同じズボン系のパジャマを着ていた)。よく長ズボンや半ズボンをはくことが多い(『14ひきのひっこし』と『14ひきのあさごはん』では、スカートをはいていた)。

 

はっくん
五男。小柄だが、勇敢な性格。運動神経は、兄のろっくんよりも高い。ごうくん同様、高いところが好きで、一番高所での仕事を引き受けている。8とデザインされた服を持っている。

 

くんちゃん
四女。黄色のリボンがトレードマークで、いつもねずみの人形を肌身離さず持っている(時には人形を背負うこともある)。人形に服を着させており、『14ひきのせんたく』では、その服ももちろん洗濯している。くんちゃん、とっくんの2人は、はっくんから上の子たちよりも、さらに一回り小さな体つきをしており、兄たちに背負ってもらうこともある。

 

とっくん
六男、10匹の兄弟の末っ子。幼いため、年長者の世話になりやすく、出先でも真っ先に寝入ってしまうが、いつも懸命に頑張っている。男の子たちは3階で寝ているが、彼だけ女の子たちと2階に寝ている。ろっくんと同様、サスペンダー(吊りズボン)を着用。『とっくんトラック』シリーズのとっくんは人間として描かれているので別のキャラクターであるが、『14ひきのさむいふゆ』ではとっくんがトラックのおもちゃを引っ張る場面がある。

 

田舎風景

 

絵本の世界とその舞台である里山の自然が同時に楽しめる『いわむらかずお絵本の丘美術館』も素晴らしかったです。
いわむらかずお さんの絵本原画や取材資料・スケッチなどが展示されていて、静かな優しい美術館です。


美術館の周辺が里山の自然に囲まれていて、雑木林や草原を散策すると、里山の生きものたちに出会うことができ「14ひきシリーズ」の世界に飛び込んだようでした。

 

コロナによって外出をひかえている我が家なので、またいつか訪ねたい場所です!

 

 

 

 

2021年9月 に観た映画。DVD、Netflix (ネットフリックス)、映画館 で観た映画レビュー

コロナ化の中、不必要な外出を避ける生活が続いていてインドアの私も流石にお出掛けできない事にストレスを感じることがありますが
映画を観る数時間は非日常の世界に入ることができ、人生においてアートやエンターテーメントの刺激は必要なものだと感じています。
洋画、邦画、ドキュメンタリー、アニメ。
気になる作品はジャンル問わず観るので、素人目線で映画レビューします。

 

 

1.Netflix『サバイバルファミリー』視聴感想 ネタバレなし 

 

2017年公開。ある日突然訪れた原因不明の電気消滅により廃墟寸前となった東京を脱出した一家のサバイバルコメディです。
息子が観たい!と言ったので家族で観ましたが、子どもと観て大正解でした!
役者さんも素晴らしいのですが、ストーリーがきれいに起承転結されているので子供にも分かりやすく、
災害時のハプニングをコメディ化したからといって災害を軽視しているわけではなかったので子供も真剣に見ていました。

 

まとめ:子供と観るのにおススメ災害映画
評価:★★★
ジャンル:コメディ

 

 

 

2.Netflix『東京マグニチュード8.0』11話完結 視聴感想 ネタバレなし

 

2009年7月10日から9月18日までフジテレビのノイタミナ枠で放送された日本のテレビアニメです。Netflixで配信されているので観てみました。
初めから気になってしまったのは主人公の女の子の精神年齢が子供すぎる。
イライラする~。と言いながら見ていました。笑

災害はどこでも起きる。日常を壊してしまうもの。

そこを重点的に伝えたかったんだろうな。このアニメは。といった印象でした。

ただ、2010年の東日本大震災前に放送されてた作品で、大震災の被害はある程度想定されている通りになるんだ。
と言うことを証明してくれた作品です。

災害イメージは常に持っておく必要があるし、観てよかったと思う。11話は長いけど…笑

 

まとめ:自然災害は一瞬で命を奪ってしまう
評価:★
ジャンル:アニメ

 

 


3.Netflixオリジナル『日本沈没2020』全10話 視聴感想 少しネタバレ

 

小松左京の小説『日本沈没』を原案としたNetflix配信のオリジナルアニメ作品。
タイトル通り非現実的ではある内容なので『東京マグニチュード8.0』よりは気楽な気持ちで見ても良いかも。

面白いと思ったのが、なぞのカルト集団の施設にお世話になるところ。
怪しすぎる!笑
だけど、本来の集団のあり方が現れていて、マザーの言葉にグッときてしまった。

右翼のところも。笑
ユーチューバーの男の子も凄すぎじゃありませんか?笑

とか。突っ込みながらみました。

 

まとめ:沈没まではいかなくとも、地球温暖化による海面上昇の問題もあるので、非現実的と笑っていてはいけませんね
評価:★
ジャンル:アニメ

 

 


4.Netflixコンテイジョン』視聴感想 ネタバレなし

 

感染症をモチーフとした2011年公開の映画『コンテイジョン』。
新型コロナウイルスパンデミック状況において、リアリティのある映画になってしまいました。
空気感染って怖いな。なんて言って見ていましたが、ウイルスは変異をつづけ感染力は強くなり日本はまさにこの状態。
感染を止められている国もあり、この一年で各国の差がはっきりと出てきました。

コンテイジョン』はワクチン接種を結末にもってきていますが…

リアルな今は、ワクチン接種だけでは、そう簡単には感染症を押さえ込むことは出来なさそうですね。

 

まとめ:感染症をなめないでほしいから観て
評価:★★★
ジャンル:コメディ

 

 

 

1923年に大被害をもたらした『関東大震災』に由来して、毎年9月1日の防災の日に制定されそして9月全体は「防災月間」です。
自然災害は近年増加していますが、毎年防災の日を意識している人は、全体の13.97%という結果のようです。


災害規模は大規模自然災害がつづき、新型コロナウイルス感染症を「災害」と捉えると、防災への意識啓発を図ることが重要と考えています。


自分自身の命を守るために、我が家では子供たちと防災について話すようにしていますが、映画作品の中で災害映画をまとめて観てみました!

 

 

 

 

 

【子供にとって豊かな生活とは】田舎暮らしで実現した頑張らない食育

田舎での子育ては、「食育」と気合を入れずとも、食材と食卓がつながっています。

 

私の住む近隣はこれといった物がなく、田畑に囲まれていて、農家でなくとも季節によって食べ物を作り自宅で食べている方がほとんどです。
野菜、お米、小麦で一年中田畑は色づき、春になると金色の麦畑が広がり、夏になると田植えが始まり蛙の合唱が響き、その蛙を食べに白鷺や最近ではコウノトリも見かけるようになりました。
冬は芋ほりをしたり、葉物野菜が畑に沢山育てられています。

 

何もないけれど田畑があるから、田畑が子供たちの遊び場でもあり学ぶ場に自然となっているのです。
地域で作られた食材を収穫し、自然な形で食材が食卓に並び口にすることを五感を使って経験でき、食育において田舎暮らしは大いに役立っています。

 

食育(しょくいく)とは、様々な経験を通じて、食に関する知識と食を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てることである。
2005年に成立した食育基本法においては、「生きる上での基本であって、知育、徳育及び体育の基礎となるべきもの」と位置づけられている。
単なる料理教育ではなく、食に対する心構えや栄養学、伝統的な食文化についての総合的な教育のことである。 この言葉を造語した石塚左玄は、食品の与える影響に関する独自の説によって、子どもに食べさせる食品の影響によって子どもの心身を養うという意味で用いた。

 

野菜やお米、果物がどのように収穫されるのかが日常生活の中で当たり前にあります。


畑で虫取りをしながら、子供達にも野菜の収穫を手伝ってもらったり、農耕機で土を耕す経験をしたり、草取りも当たり前に子供も参加します。

泥だらけ汗まみれになって育てた野菜や果物、お米などを調理して食べるのは人が生きていく基本になります。いっぱい体を動かした後に食べるご飯は格別なので、子どもたちの食べ物への関心も高まります。


農家の方との触れ合いや先人の知恵を学ぶことは、子どもたちにとっては貴重な経験になっていると思います。

 

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五感に働く幼児の自然体験の必要性

今は自然体験をしなくても部屋の中で十分遊ぶことができ、テレビやパソコンなどで情報を得ることができるのはメリットでもあります。
自然体験が少ない子どもというのは都市部の子どもに限ったことではなく、田舎に住んでいても殆ど外に出ず、テレビやゲームに夢中な子どももたくさんいます。

 

本物の情報は自分が目で見て体験したことでなければわかりません。子どもたちに必要なのは膨大な情報ではなく、生きていく上で必要な実体験です。
人間は自分が実際に目で見て触れて感じたものや味わったもの、実経験を重ねることで判断力や決断力を身に着けて行きます。

 

歩けるようになった子どもにとっては外の世界は魅力的で、我が子ふたりとも、外で歩けるようになった時の子供の瞳の輝きに私は感動しました。
本能で外の世界を知りたいと思っている子供に、長時間、スマホやテレビを見せておくよりも、この子達は外で何を発見するんだろう?と考える方が先行しました。


外は季節天候により、暑かったり寒かったり…。居心地の良い時ばかりではありませんが、外の世界の楽しさを知っている子供達は居心地の良さよりも常に新しい刺激を求めているのです。


都市部では、田んぼや畑、森林や川など便利な生活と引き換えに身近に感じる自然が少なくなってきました。
本来であれば、田んぼがあれば、ドジョウやメダカ、オタマジャクシ・蛙など子どもは喜んですくいに出かけて行きます。
畑には蝶々やとんぼ、バッタなどの昆虫の宝箱なので、子どもは虫取りに夢中になります。

 

息子は田んぼが大好きで、カブトエビハリガネムシ、ヤゴ、といった図鑑でしか見たことのない生き物を捕まえ、その生態を図鑑で調べます。
図鑑でも分からない場合は、パソコンで調べる事もあり更に深掘りするようになりました。

 

時には虫の羽を取ったり、蛙を投げつけたり残酷な遊びもしましたが、周りの反応を見ながら、大きくなるとそんなこともしなくなってきました。大人に言われた事はそっちのけで、自然の中で子どもたちは自分で考えて行動し、学びながら遊びを楽しんでいるのです。

 

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幼児に自然体験をするメリット

幼児期に自然体験させることで様々な知識を身につけていきます。人間が作ったものでない土や岩場、草むらを歩くことで身のこなし方、バランス感覚も養われます。

 

  • 命の大切さを学ぶことが出来る
  • 社会で生き抜く力を身につけることが出来る
  • 身体能力が高まる
  • 五感が研ぎ澄まされ感受性が強くなる
  • 自然に対しての畏敬の念が養われる


学校教育や家庭などで命の大切さを教える機会がありますが、命の大切さは言葉で教わっても実感として分からないものです。
ゲームやアニメの世界だと、死んだ人が生き返ったりします。でも、現実にはそんなことはあり得ません。


動物や虫、花たちは生まれてきて必ず死を迎え、命に大きいも小さいもないことを子どもの頃から体験していると、自然に自分もその一部だということを意識していきます。
命の大切さ、儚さは机上で学ぶことは難しく、自然の中で見つけていくものです。

 

そして、自然体験をすることで知的好奇心が刺激され、探求心、自分で考えて行動する力が自然と養われていきます。
例えば虫取り一つにしても、どうやって捕まえる?どこに行ったら捕まえられる?いつが捕まえやすい?なんて考えてなくても、何度も経験するうちに分かってきました。
最初は上手にできなくてもだんだん上達していくことで自信をつけていき、失敗することもありますが、失敗を重ねることによりどうやったらできるようになるかを経験していきます。


その力は子どもの社会で生き抜く力になるそうです。発達っ子の息子にとって将来の支えになってくれると嬉しいです。

 

過去にも「田舎で子育てをするメリット」について記事にしています

 

micocolo.hatenablog.com

 

 

 

幼児期には走ったり、転んだり、くぐったり、登ったり、落ちたりして、自然の中で遊ぶことでいろいろな身のこなし方を体験することで身体能力が高め、
自然の中で身に着ける感覚。

観る力、聴く力、触れる感覚、味わう感覚、香りを感じる力…。

それは、大人が教えられることではないですよね。

 

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子供にとって豊かな生活とは

 

幼児期の五感は、小さなころから色んなものに触れて感じることで、身につく能力です。


写真や映像で見ることができても、香りや感触を感じることはできません。実際に目で見て触って確かめる…。そうすることでもっと知りたいという好奇心、探求心が生まれてきます。そこにある事実をみて、初めて子どもたちの本当の知識に結びついていきます。実際に目で見て感じて覚えたものは頭の中にしっかり刻まれていきます。

 

言われたことをそのまま信じる、覚えることで「成績が良い子」には育つかも知れませんが本当の意味での「頭が良い子」には育ちません。


自然体験をさせることで子どもの感受性が育ち、生きたイメージを持つことでき、豊かな知識を身につける能力が備わることが『子供にとって豊かな生活』なのではないでしょうか。

 

 

 

 

食生活の改善でADHDの多動性を軽減させる

マグネシウムADHD児の多動性を軽減させるという記事を読み、食事(食事療法)でも改善や言動を軽減させれるのであれば試す価値あり!と思いました。


ADHD症状を軽減できるケースは、生物学的な治療(投薬、サプリメントの摂取、食事や運動など生活習慣の改善)が多岐にわたりますが、
ADHDは一生お付き合いしていく症状ですので、状況にあわせて日常生活の工夫で取り組める事はやっていきたいな。と軽い気持ちで私は考えています。


また「子供に薬を飲ませる前に、出来ることがないか?」と考えているので、必要な栄養補給や子供に適した環境づくりも、仮に思っていたような結果が得られなくても「副作用」のリスクを間変えれば実践する価値があるのかな。と思っています。

 

 

注意欠陥・多動性障害(ADHD)がある子どもはマグネシウム不足!?

栄養補給でのADHDの改善については、さまざまな研究やテストが行われており、目を見張るほどの効果があったといものから、わずかだけ改善したというものまで結果には幅があります。


テストによって与えた栄養素も異なり、対象者の年齢もまちまち。何より個人差があるため、当然結果はばらつきます。
しかしどのテストの結果でも栄養補給によって悪化したというものなく、マグネシウムの補給は、とくに子どもの多動性を軽減するのに役立つと報告があるそうです。

 

まずはこのニュース記事を御覧ください。

 

https://isom-japan.org/news/detail?uid=mWiSi1548838778

 

Orthomolecular Medicine News Service(OMNS), November 23, 2016
および、国際オーソモレキュラー医学会ニュース、より

執筆者: Helen Saul Case

 

マグネシウム欠乏が見られる頻度は、健常児より、注意欠陥・多動性障害(ADHD)がある子どものほうが高い。
ADHD児を調べた研究の一つでは、被験者の95%にマグネシウム欠乏が見られた(1)。

これは、多動児にマグネシウムを補給することの正当な理由となるか? 答えはイエスである。

マグネシウムの補給は、とくに、子どもの多動性を軽減するのに役立つようである(2)。1日当たり200mgのマグネシウム補給を6カ月間受けた子どものグループでは、マグネシウムを補給する処置を受けたことがなかった対照グループの子どもと比較して、「髪におけるマグネシウム含有量の増加ならびに多動性の有意な減少」が見られている(3)。

 

マグネシウムは安全で役に立つ;
あるレビューでは、子どものADHDを治療するためのマグネシウム療法に関する諸研究を調べ、次のような結論を下している-「マグネシウムADHDの治療に有効であることは、諸研究によって裏付けられているが…(中略)…その有効性と安全性を示す強力なエビデンスがもっと得られるまで、マグネシウムADHDの治療には勧められない」(4) 。これは、「科学的根拠に基づいた」現代の医学文献にありがちな結論である。既知の事実であっても、十分な数の無作為化二重盲検比較試験が実施されていないかぎり耳を貸さない医学専門家もいる。マグネシウムの補給は、安全で有効であり、マグネシウムが欠乏している子どもには非常に重要である。

マグネシウムの安全性は、すでに十分確立されている。マグネシウムの補給による死亡例はこれまで報告されたことがない。1件もない(5)。マグネシウムの過量摂取は軟便を引き起こすことがあるが、これは一時的なものであり、用量を減らしたり、少量ずつに分けて1日に何度も摂るようにしたりすれば解消する。マグネシウムの補給は安全であり、とくにADHD治療薬の危険性を考えれば、試す価値はある。

以下略

 

マグネシウムは消化酵素が正常に機能するために必要な栄養素です。 なので消化酵素と同じくらい大事です。

 

マグネシウムが多く含まれる食べ物・食品


我が家は『のり』が大好き!なので、おやつに味のりってこともあります。笑
刻み昆布は、キャベツと一緒に揉んでおけばサラダになりますし、おにぎりの具としても食べやすい食材です。

 

ADHD軽減に役立つ他の食材とは

バランスよい食事をしたうえで、さらに多く摂るように心がけると効果的なのは、ミネラルは、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛です。


<ミネラル>

よく「ビタミン・ミネラル」とビタミンとセットで呼ばれるように、ビタミンと一緒に働く場面も多く、両方をバランスよく摂ることが必要です。
ビタミンもミネラルもどれかひとつだけを沢山摂ればよいというものではなく、まずはすべてのビタミン・ミネラルが必要な量だけ摂れていることが大前提です。
そのうえで、特に必要と思う栄養素を追加しなくては、その働きを実感することは難しいものです。

まずはバランスよく野菜・果物・主食・肉・魚・海藻を食べることを心掛けると良いそうです。


<カルシウムとマグネシウム

「カルシウムが不足するとイライラしやすい」という話を聞いたことがあり、マグネシウムと共に精神を落ち着かせる働きがあるそうです!

カルシウムの補給源としては乳製品が効率良いですが、乳製品が苦手な方やアレルギーの方もいるでしょう。
桜エビやしらす干しなど丸ごと食べられる小さな魚介類や、青菜類でもカルシウムを摂ることが出来ます。
小松菜や青梗菜よりも、大根やカブの葉にカルシウムが多く含まれていますから、捨てずにスープにすると子供は完食してくれます。
また、苦みがある葉っぱなので細かく刻んでシラスとごま油で炒め、めんつゆで仕上げ、最後に白ゴマやかつお節で和えたものをおにぎりにする事もあります。


<鉄>

鉄が不足すると貧血になるということも良く知られているので積極的に取り入れています。
貧血になると脳を含む全身の細胞へ、必要な栄養や酸素を運ぶことが出来なくなってしまい、さまざまなトラブルが生じるうえに、倦怠感・やる気がおきないという症状が現れます。
さらに重要なことに鉄はドーパミンノルアドレナリンセロトニンといった神経伝達物質を作る時に欠かせないものでもあるということです。

これらの神経伝達物質がきちんと作られないと、やる気や満足感が得られず、無気力や感情が不安定になるなどの症状が現れます。
鉄を多く含む食材と言えば、レバー、ひじきや貝類、かつおやマグロにも多く含まれています。

レバーは好みが分かれる食材ですが、ひじきであれば、ひじきの煮物やハンバーグ、卵焼き、などに混ぜて頂くことが我が家は多いです。


亜鉛

亜鉛はカルシウムや鉄と比べると意識的に摂取できているのか分からない…。笑
しかしADHDの子供では亜鉛が不足していることが多いといわれており、気を付けて補いたい栄養のひとつ。

亜鉛神経伝達物質を作る時に必要なミネラルで、脳の働きを高めたり、感情を安定させたりする働きがあります。
さらに日常生活の中で体内に取り入れてしまう有害物質を排泄させる働き(=デトックス作用)もあります。

亜鉛は貝類をはじめとするシーフードやレバー類に多く含まれています。
またナッツ類も亜鉛が豊富ということなので、南瓜サラダに刻んで和えたり、お菓子作りに使うことが多いです。

 

バランスの良い食事

 

 

毎日しっかりバランスのとれた食事をすることが理想ですが、実際には難しいものですが、コロナ渦でおうち時間が増えたことでキッチンに立ち自炊時間が増えたことは体にとっては良いことだと思っています。

 

手間をかけないでも食生活の改善は可能です。
「昨日は海藻を食べられなかったから、今日は多めに食べよう」というように上手く調整し続けられる工夫をしていきたいです。

 

 

 

 

【居場所はひとつじゃない】居場所を複数持ち 生きづらさを知らない生き方へ

小学1年生、7歳になると義務教育がはじまります。
当たり前のように学校に通い学校で過ごす時間が長くなる子供時代。
だと思い込んでいますが、義務教育の教育現場がかならず子供が居るべき場所ではありません。
勿論、家庭と言う居場所も全てではありません。

 

息子は小学校入学後1ヶ月でADHDと診断され、
学校ではADHDの○○君になりました。

 

小さな失敗も、次は大事(おおごと)になるかもしれない。
他者とは違う行動は、周りに不影響を与える。

と、先生達は過敏に反応しました。

 

集団の中で本来の力を発揮できない息子は、イライラする事も多く
頭では分かっているのに、衝動を抑えられないこともあるので理解してもらえないことが日常生活で多発します。


学校は無理していく場所じゃないよ。
君の居場所は学校だけじゃないから。

 

私も夫も息子には言いますが、
息子は、学校が好きだと言うのです。

 

学校には友達が1年生から6年生までいるし、先生もいる。
授業も疲れるけど好きだと言いました。


狭い世界しかしらなければ、今、居る場所が良い。どんなに辛い思いをしても居場所はここだと思うもので
成長していく過程で、現実を理解した時に、絶望する子供達は多いのではないでしょうか。

 

居場所を複数持つ

息子の場合の居場所とは

  • 家庭
  • 学校
  • 童児童クラブ(放課後)
  • 空手(地域で行っている)
  • 祖父母
  • 近隣のおばちゃん・おじちゃん

 

家庭や学校(学童クラブ)、祖父母の存在は、息子の生活時間の大半しめる場所です。
地域で行っている空手は、市内の大人と子供が参加しているので、学校以外の人たちとの関わり合いがある場所です。
近隣の方とは、日常で関わり合いが深い大人が居る場所です。

 

家庭内で嫌なことがあれば、祖父母の家に逃げます。笑
学校で嫌なことがあっても、空手で出来た友達や大人がいます。
近隣のおばちゃん、おじちゃんは、外遊びをしていると畑仕事をしながら見守ってくれるので、虫を捕まえると「みてみて!」と言って話をするのです。

 

思い通りにいかない事ばかりだけど、見守られている人が多く、居場所が複数あることは人とのつながりが必然とあり孤独ではありません。
地域活動やボランティアにも積極的に参加すると、子供の孤立感は少ないのでは?と考えています。

 

 

成功体験を増やし生きやすい場所をつくる

成功体験を積み重ねていくことは、ADHDの子供に限らず全ての子供に大切なことです。
息子の場合は、虫や昆虫が好きな以外にも、絵を描くのが好きで得意なことではありますが、学校では集団の中にいることで集中が続かず、本来の力を発揮することが出来ずにいました。

 

だったら、学校以外の絵画コンクールに参加させてみよう!と思い立ち、
市のコンクールに挑戦させました。

描くのは家庭内で出来るので息子らしい絵を完成させ提出すると
1年生の部で銀賞をもらうことが出来ました!

 

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分かりやすい評価ばかりが全てではありませんが、銀賞をもらったことで小学校にも連絡がいき校内で賞状授与があり、息子は大喜びしていました。

この成功体験で自信を持った息子は、学校以外のコンクールに挑戦する意欲が出て、僕は絵が好きなんだ!と胸を張って言うようになりました。

 

自分を信じる

 


また、息子は生き物採取が好きなので、我が家は沢山の生き物を飼育しています。
生き物に関しては探究心が強く何時間でも時間を費やせる集中力があるため、夏休み期間中は時間が沢山あるので、飼育メモをつけて記録を残すように息子に提案してみました。

 

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飼育状況を記録していく中で、ハプニングや更なる発見がありました。
大きな経験となったのが、飼育中のニホンカナヘビが卵を生み死んでしまったのです。

息子は卵が生まれた感動と同時に、死んでしまったお母さんカナヘビの事を悲しみ「卵のお母さんになる!」と言いました。


そこから、卵の飼育がはじまり36日目に無事にカナヘビの赤ちゃんが孵化したのです。

 

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息子の記録は、夏休み明けに息子が学校で発表すると先生達は驚いた様子で息子を沢山褒めてくれたそうです。

卵を孵化させた体験は家族にとっても大切な思い出になりました。

 

子供それぞれの得意なこと、興味があることを、親が理解してサポートする事で成功体験を増やす事に繋がりやすいです。


体験する事は容易なことでないことばかりですが、人は大きさの大小は問わず、成功体験の積み重ねにより学びを継続し続けることが可能であり、
それは今後の取り組みへのモチベーション、つまり潤滑油のような役割として大きな影響を及ぼしていくのではないかなと思うのです。

 

 

 

 

常に自分を疑い信じる。子育てを幸せにするマインドセット

育児をする前の私の口癖は「私は私だから」「あなたはあなた」と言うことが多く自己責任論よりの考えで

自分の行動の責任は自分にある。私が事実を納得しているのであれば問題はない。
あなたはあなたらしくいることが、お互い幸せではないのか?

と、10代後半から20代の頃は思っていました。

 

しかし、命を授かり新しい生命を世に出し、いざ子育てを経験すると、
「私の考えていた私」ではなく「あなたはあなた」と決めつけられることが出来なくなり凝り固まった考えだったことに気がつきました。


時間は無限ではなく有限な資源ですが、自己責任で済まない問題は多く、さらに多くの時間を必要とすることもあるということです。

自分の責任だと考えることは全て悪いことではないのですが
現実的に自己責任で終わらせられないことはこの世に多く、自己責任論の限界を感じます。

 

 

一度立ち止まり、自分を疑う

 

時代は常に流動し、私たちの価値観も常に変化している今、人も社会も変わり続けることが必要とされている中で、その時の自分を信じ続け、自己責任論を振りかざしていては、意味はほとんどないでしょう。

自分を信じることだけでは前に進めず、コロナ渦によって加速化された時代には置いてかれてしまいます。

 

子育てにおいても、「〇歳で○○出来るようになる」「男の子は○○だ」「この教育法で間違いない!」と自分の考えを信じ続けていると
トラブルが起きた時や、子供が成長過程で自分の思った通りにいかなかった場合に、考えを白紙にし方向転換することが難しくなります。

 

そこで、適度に「自分を疑う」ことを習慣化し、自身を見つめ直し、何かが間違いだったことを知ったとしても、常に学習することで成長し続けれるのです 。

 

これでいいのか?
何か見落としてはないか?
どこかで当たり前だと思考を止めてないか?
違う視点で見ればどうなるか?

 

と自問自答することはストイックなようですが、心をコントロールしていることにもなるのではないでしょうか。

そして、最後は新たな自分を「信じる」ことで前に進めると考えています。

自分を疑って、自分を信じて。の繰り返しをする事で、
ADHDの息子へのサポートの方法も随分と楽になりました。

 

マインドセット

 

 


マインドセット」で自分自身で気持ちを切り替える

 

マインドセット」とは、もともと心理学の用語で、「無意識の思考や思い込み」などを意味する言葉です。

自分の思い込みや思考パターンは、自分自身でなければ気づくことができませんが、幼少期の子供への言葉がけでマインドセットが変わると言うことになります。

 

例えば「あなたはのんびりしているわね」「片付けができないのね」と、親が失敗をネガティブなものとしてとらえている場合、
子供はその言葉によって「わたしはのんびりや」「わたしは片付けられない子」とマインドされるそうです。


思い込みで本来の出来ることが出来なくなってしまい、努力がたりないんだ!と言った精神論は更に人を追い込むことになるのは言うまでもありません。

 

ある研究から分かったのは、例えば、失敗をネガティブにとらえる親ほど、学業成績がよくなければ、「どうしたら改善のためのサポートができるか?」と考え行動するよりも、「この子には能力が不足している」と心配してしまう傾向にあるということ。
結果、子供は、「自分には無理」といった「固定型マインドセット」を身に着けてしまうというのです。
一方、失敗を「学ぶチャンス」とポジティブにとらえている親の子供は、「頑張ればできる」といった「成長型マインドセット」を身に着けていたというのです。

 

固定型マインドセット

「知能」は変化しないものだと考える在り方のこと

 

成長型マインドセット

「知能」は努力によって変化するものだと考える在り方のこと

 

発明家トーマス・エジソンの、失敗についての考え方はとても有名で『失敗は成功と同じくらい重要』だと言っています。

 

子育て中は小さな失敗だらけ。
まず、それを失敗と捉えるのか、経験と捉えるのかでは親の気持ちは随分と違います。
失敗をしないように促す教育の中にいると、『失敗が怖い』『失敗してはいけない』と考えてしまうのは当然です。

 

現実、お母さん方の言葉で「うちの子は普通でいい」「一度失敗したら二度目は許さない」と言う人もいて、
息子が1年生の時に、学校の休み時間にクラスメイトと校庭の禁止箇所に入ってしまい、先生たちからこっ酷く叱られたことがあります。ざっと男女10名ほどの1年生が怒られたので、各御家庭の親御さんの考え方もいろいろで承知ですが、
その中の数名のお母さんは毎度の「誰が先に言い出したのか」と、犯人捜しをはじめまました。

 

想定通り、先頭をきっていたのは我が息子。笑

 

犯人捜しをしたお母さんの言い分は、
『言い出した子が悪い。うちの子は我が子に引っ張られて禁止箇所に入ったんだ』

そして、
『ただ、引っ張られて入ってしまった、うちの子(犯人捜しをしたお母さんの子)も悪いから、当面は外遊び禁止にするように学校に言ったのよ。』
でした。

 

開いた口が塞がらない。状態になった私ですが、犯人捜しママに賛同することはなくその場を終わらせ、私は外遊びを禁止するような事は言わずに息子には注意だけで終わらせました。

 

その後、数週間後、子供たちが禁止箇所に再度入ってしまいました。

犯人捜しお母さんは激怒し、怒りの電話を私にかけてきました…

『ずっと外遊びを我慢させて、やっと外遊びを解禁したのに、また一緒に引っ張られて禁止箇所に入ってしまった。本当に困るんだけど!』

 

この問題は問題が沢山ありすぎてこの記事内では根本的問題はふれませんが、
明確なのは、大人の支配によって子供が押さえつけられていることです。

子供が注意しても分からない、行動してしまう。のは、子供が悪いと思い込み、失敗した事だけをフォーカスしてしまうのは
完全に固定型マインドセットが働いているが分かります。

 

私は、こんな風に考えてみてはいかがでしょうか?と提案しました。

 

子供が分かるように説明する工夫を行ったり、
子供が入らないように視覚的に工夫を行うことを試みては?

 

自宅では、学校の校庭の空撮写真を印刷して(googlemapで検索すれば簡単!)子供にどこが危険で禁止されている場所なのか赤丸をつけさせ再認識させ、リビングの目がつく場所に貼りました。
学校側では、本当に危険な箇所に立ち入ったら音が鳴る工夫をしてもらいました。

 

それからは、子供達が禁止箇所に入ってしまったと言うことは耳にしていません。

 

本気で子供のことを考えて行動し発言すると、子供は本気で向き合ってくれることや
思考を変えることで、子供達の安全を守ることが出来ました。

犯人捜しも、外遊び禁止も、失敗は許さないも、子供には意味がないのです。

 

子育てをしていると、子供が「残念な結果」を持ってくるということが時にあるものですが、ひとつひとつの「失敗」を「成長型マインドセット」を育む絶好のチャンスととらえ、前向きな言葉がけをすることをしていきたいと考えています。

 

また、ポジティブな思考力の方が、親自身が子育ての時間を幸せに感じられるのではないでしょうか。

 

 
 

【3歳の誕生日プレゼント】子供の大幹につながる室内遊び・外遊び

娘が3歳になりました。
3歳ともなると自分でできることが増えてくるので、指先が器用になったり、運動機能も発達し成長を感じられる機会も増えてきます。
行動範囲も広がり、遊びのバリエーションも多種多様になっていく3歳。
今から3歳の娘の成長を考えると楽しみなので、誕生日プレゼントを考えるのは嬉しくてワクワクしながら選びました。

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7月に息子に贈ったキックスケーター・キックボードは息子にぴったりなアイテムで外遊びの際に楽しく使用しており、
息子があまりにも楽しんでいるので娘も乗ってみたい!と希望していたこともあり
私と夫(パパママ)からの贈り物は、幼児用のキックスケーター・キックボードにしました!

 

micocolo.hatenablog.com

 

以前、キックスケーター・キックボードは、子供のバランス(感覚統合)を整えると記事にしましたが、大幹を鍛えられる遊具でもあります。


幼児期の大幹を鍛える事はメリットが多く、遊びで取り入れてキックボードを乗ることで子供が楽しく遊べることを期待しています。

 

幼児期の大幹を鍛えるメリット

体の幹となる胴体部分を指す『体幹』この体幹の役割は大きく2つあり、

 

①姿勢を安定させること
②体を動かす中心的な役割をすること

 

体幹がしっかりしていると内臓機能の働き・代謝が活発になり風邪などを引きにくい体づくりを目指せます。脳の運動神経・感覚神経が成長する3歳~8歳までの時期はプレゴールデンエイジと呼ばれ、この時期に運動機能の基礎が形成されると言われています。

 

運動機能は発達にも影響があると言われていますが、7歳でADHDと診断されている息子は幼児期から大幹遊びを取り入れてはいた為
運動神経は平均的なところで、集中力も平均的なところで留めることができています。

療育的な意味合いでなくても『大幹』遊びは取り入れていく事は幼児期にとって効果的であることは間違いないと思います。

 

キックボードの選び方は、息子に購入した際に注意した事を参考にしました。

 

micocolo.hatenablog.com

 

娘は3歳なので、ストライダーにもなる2way機能の物を購入しました。
マットなピンク一色が可愛らしく、娘は大喜びしてくれました。

 

 

天候不良でキックボードを実際に試せてはいないのですが、
キックバイク(ストライダー)は、息子は親が驚くほどビュンビュン乗りこなしていたので、娘の試乗も楽しみです!


息子は5歳から6歳頃の時にストライダーで3キロくらいはお手の物で乗りこなしていて計り知れない体力だった(今も…)のは良い思い出です。
自転車もあっという間に乗れるようになり散歩で5キロ。何てことも当たり前なので
娘も行動範囲は広がった時に、家族でサイクリング出来ると嬉しいです。

 

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我が家が室内で使用している『大幹』遊具

  • トランポリン
  • バランスボール

 

元々は息子の療育のために、トランポリン、バランスボールを取り入れたのですが
娘も2歳のころから必然的に使用する環境になっています。

 

micocolo.hatenablog.com

 

トランポリン教室や児童館などでトランポリンはありますが、コロナ化で教室や児童館に足を運ぶのは難しいので、
初期費用は必要にはなりますが家庭用のトランポリンは安価でおススメです!
ただぴょんぴょん跳ねるだけで筋力UPが期待できます。笑

 

 

トランポリンでバランスよく飛べるようになったからか、バランスボールも一人で乗れるようにすぐなりました。
勢い余って子供が頭から転倒する恐れもありますので大人が見守って注意することが必要です。

 

 


今回、大幹を意識した贈り物や、大幹について考えてみましたが、
私の幼少期・青年期は無意識に大幹を使った『昔遊び』で体力づくりをしていたのだと思います。


男の子だから、女の子だから、もなかったし、
遊具を使った遊びの方が少なく、公園のアスレチックやジャングルジム、シーソー、ブランコで遊んだものです。

 

現代は危険だから公園から撤去されてしまったり、コロナ化で公園遊びが出来ない子供たちが増えていると聞きます。
余計なお世話だし、専門家でもないけれど、育児中のひとりの母として、子供たちが思いっきり遊べない状況を悲しく思ってしまうのです。

 

家庭環境や経済的な理由で中々子供たちに目を向けられないとしても、未来ある子供たちの心身の健康を守れるように
ひと家庭、お隣のお友達を守る・助け合えるくらいの気持ちがあると、救われる子供も増えるのではないでしょうか。。

 

娘、息子と同じように誕生日を迎えたお子さんの幸せを願っています。

 

 

 

 

8月の読み聞かせに おすすめの定番絵本【幼児から小学校低学年】

読み聞かせは、 親子のコミュニケーション作りに最適です。
また、 語彙力や読解力、想像力や集中力など、将来的に役立つ力がいくつも身に付きます。

私自身、10代後半から絵本が大好きで絵本を集めては友人や恋人にプレゼントするくらい絵本の魅力に虜になっていたので
我が子が誕生してからの「読み聞かせ」は私自身が大好きな時間です。
寝かしつけ以外にも、ママこれ読んでー!と持ってくるほど
子供たちも絵本を好きでいてくれていることがとても嬉しいです。


そんな絵本好きの我が家が読む、8月のおすすめ絵本をご紹介します!
今月は、人気の絵本作家『 五味太郎 』さんにフォーカスしてみました。

 

きんぎょがにげた

0歳の頃から、何年も繰り返し読み続けている子が多い『きんぎょがにげた』
初版1982年。私と同じ年の絵本で、五味太郎さんの代表作のひとつ。
真ん中にいるピンク色のきんぎょが、水槽を飛び出して、いろんなところ場所へ かくれんぼします。
きんぎょはどこかな?と『かくれんぼ』遊びをしながら読むと、子供たちは一生懸命探します!
コミュニケーション遊びにも良いので、プレゼントにもおススメの1冊です。

最近では『きんぎょがにげた』のコラボ商品も増え、思い思いに泳ぐきんぎょたちが、賑やかで楽しいデザインは絵本の世界を飛び出したようなデザインで
持っているだけで元気になれそうな物ばかりです。

名作『きんぎょが にげた』では、人は「逃げる」ことで成長する。と五味さんは言っています。

「逃げるという言葉は、魅力的だなと思った。逃げたって面白いな、と。人間って逃げながら成長していく。
自分の場所が気に入らない、よくない、ピンチだ、つまらないというときに場所を変える努力が、逃げるということ。
逃亡するのではなく、世界って広いんだから、合わなければ俺が動けばいいの。その日のために鍛えた足腰みたいなところがあるよね。逃げられなくなるとキツイからね」

常識にとらわれない考え方は聞いていてとても面白いですね。

 

 

 

ことばのあいうえお

ユニークな発想で絵本の世界に新風を吹きこんだ作品が多い五味さんですが、
『ことばのあいうえお』は、子どもに身近なことばを取材した想像力豊かな「あいうえお」絵本。
言葉と文字を知ることは自分の世界を広げることが出来ることなので、せっかくなら楽しく学べたら。と思っています。
この絵本は、リズムがよく、読み手のほうが夢中になってしまったというご報告が多いなのも納得です。
3歳になる娘は、眺めても楽しめる絵本のようです。

 

 

 

みんなうんち

息子は幼児期に便秘がちで「うんち」で真剣に悩んでいた時に、この絵本に出会いました。
クスっと微笑んでしまう内容で、肩の力が抜けたのを覚えています。
描かれているのは、様々な動物のうんち。うんちのサイズ比較から始まって、うんちをする時のスタイルやうんちをする場所、後始末まで。
食べたらうんちが出るという当たり前の自然の流れを理解できます。最後に並んだおしりが壮観な絵本です。

 

 

 

五味太郎さんの絵本の世界は、ビビッドなカラーではなく、少し落ち着かせたような独特の色彩がとても素敵です。
五味さんは、いままでに出版した絵本は実に400冊近く!
世界で愛されている五味さんは、新型コロナウイルスで社会も大人も「不安定」が渦巻く今、子どもたちに「ガキたち、これはチャンスだぞ」と言っているそうです。

コロナ渦の前から「安定していたっけ?」と言ってしまうところが大好き。笑

 

今のような時期だからこそ、時間があるのだから「自分の頭で考えること」が出来て、
枠組みが崩壊している時は、どうしたいのかをニュートラルに問いやすいとき。
子どもに失礼な学校、社会が乱れているからこそ、子供たちにもチャンスがあるんだ。

と、いう記事を見て、五味さんの魅力を改めて感じたのでした。

 

 

五味太郎×長田真作 人生論インタビュー動画も面白い!


www.youtube.com